ついにキャンプも折り返しの4日目。
皆の仲も日に日に深まって、大家族のような雰囲気になりつつあります。
皆今日も朝から元気一杯でにぎやかです。

今日の朝の日課は、いつもの日課とは違って、洗濯班があります。
みんな毎日精一杯遊びまわっているので、服も汚れてしまいます。
洗濯で服がきれいになると、気持ちもすっきりしますね。



日課が終わった後は、自分達の朝ごはん
おいしいおいしいうどんをつるっと食べて、今日もご飯は全部食べきりました。
たくさん元気を注入して、元気もりもり一日の活動に備えます。

ご飯の後は今日からついにテントへお引越しです。
みんな朝のうちに片づけを終わっていたので、引っ越しはとってもスムーズに行きました。テント移動の後は、お待ちかねの洞窟樹海探検です！！

昨日の登山の時に山の上から見下ろした樹海を、今度は中に入って探検します。
樹海は今から約1150年前に噴火した溶岩流が作りだした富士山の麓に広がる森です。そこは、苔に覆われた溶岩とたくさんの木々で覆われています。





樹海を歩きながら、ケニーから樹海の成り立ちや洞窟のでき方等について話を聞き、歩みを進めます。
樹海を進んでいくと、突然大きな口をぽっかりとあけた洞窟が現れます。
洞窟の前で洞窟に入る準備をして、洞窟の注意事項を聞いて、さぁ洞窟探検です！！



洞窟の中は外の気温より一層低く、中は氷で覆われています。





転ばないように、すべらないように、一歩一歩気を付けて先へと進んでいくと
大きなつららがたくさんある場所、下から生えるつらら「氷筍」がたくさんある場所、氷の滑り台などを通過して、通称「クリスタルルーム」がゴールです。

皆その美しさに感動していましたが、すっかり手も体も冷え切っていて、だいぶ辛そうでした。
洞窟の中では真の暗闇の体験をしたり、地下水になる水の音を聞いたりして、皆で1150年前の洞窟に心を馳せました。
帰りがけに、洞窟から差し込む特別な光を見つめて、無事に洞窟から脱出です。
今回の洞窟はかなり難易度が高かったので、大変そうな子も多かったけど、無事に帰ってこれた安心感がきっといつまでも心に残っていることと思います。



洞窟から出て、ホールアースへと戻り
夜からのナイトハイクに備えてお昼寝です。

皆少なからずお昼寝をしたようですが、しっかりと寝た子、遊んでいてあんまり寝てない子といて、その結果がナイトハイクにしっかりとあらわれていました。

皆がお昼寝から目を覚ますと、新たなスタッフつっちーの登場です。
つっちーは今回ナイトハイクの際の補給係をやってくれます。
そんなつっちーを迎えて夕飯です。夕飯はマーボー豆腐でした。



夕飯で元気をもらった皆はいよいよナイトハイクスタートです。



スタートからかなり眠そうな子、元気一杯の子、いろいろといますが
みんながんばって先頭のケニーについてきます。



途中で休憩を取って寝転がったり、歩きながら歌を歌ったり、怖い話をしたり、なぞなぞをしたり、皆思い思い道中を楽しんでいました。



途中で難所の坂を何か所か超えて、とても見晴らしのいい場所につくと
みんな、「わぁぁ～」と感激の声をあげていました。
「がんばって登ってよかった」と、うれしい声も上がってました。



眠気と疲れ、足の痛みを抱えたまま、山を越え、街を超え、川沿いの道へ出ると、海はもう少しです。ただし、川沿いの道はふきっさらしの為、風がとても冷たいです。
ホッカイロを配り、寒さ対策をして、さらに先へと進みます。
だんだんと空が明るくなってきて、日の出が近いのを感じます。



空がすっかり明るくなってきたころ、ついに海が目の前に！！
皆の足取りが軽くなり、どんどん足が前へと出ます。
今までの疲れはどこに行ったんでしょうか！？

そして、ついに念願の海にゴール。
そしてそのあとすぐに朝日が昇ってきました。



一晩かけて辿り着いた海面を、キラキラと照らす朝日はそれはそれはとてもきれいでした。
皆のテンションもあがりまくりで、さっきまで「疲れた」「眠い」と言っていたのに、すっかり海で遊びに夢中です。



石投げや石つみ等で楽しんだ後は朝ごはんです、簡単なパンとわかめスープです。冷えた体にあたたかなスープが沁みます。
ご飯を食べてしばらく遊んだら、ホールアースへと出発です。
みんな帰りの車の中では爆睡でした。

よくがんばったね！！
全員でゴールできてうれしかった！！




ケニー