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3月11日、新しい風【ホールアース福島校】

2016年3月11日


ブログをりこぴんにお任せして、だいぶご無沙汰してしまったワダキです。

東日本大震災から丸5年。
まるで昨日のことのようにあのあたりの日を思い出せるところを見ると、"当事者"として震災に向き合ってこれたこと。
そして、ハチドリのひとしずくかもしれませんが、少しずつ進んできた日々と関わっていただいている多くの人たちに感謝申し上げます。
また同時に、自分の中の時計の針のスピードがはやかったのか遅かったのかはわかりません。
すべての人のスピードが同じではないことを、5年経った今改めて痛感する日々でもあります。

震災から毎年、3月11日を目指して増える報道や、住む人の頭の上を横切って交わされているような議論も見慣れたものとなりました。

「忘れない」でいてもらえることは、一県民としてもとてもとてもありがたく、感謝しかありません。
しかしながら、悲しい出来事のイベントではない。

これから幾度、この日を迎え、そして何に思いを寄せて過ごしていくのか。
ビートたけしさんがいつか話していましたが、2万人が亡くなったひとつの事件ではなく、1人が亡くなった2万もの大事件。
黙とうを捧げるだけでなく、自分たちの災害に対する備えや心構え、身の回りにいる大切な人たちへ心を寄せる日にしていけたらと思っています。

そんな3月11日。
ホールアース自然学校では、富士山本校にて新しいスタッフたちの入所式が行われました。

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思い返せば7年前、私も彼らと同じ立場でこのホールアース自然学校にやってきました。

1年修行して福島に自然学校を作るという志は高く、同時に"プロ"として働き、生計を立てることのハードルも高いと痛感したあの頃。
2年目の冬、東日本大震災。震災は私が福島に帰る大きなきっかけともなりました。

今年、このタイミングでホールアース自然学校は7人の新しい風を迎えます。

福島校のりこぴんもこれから5月末くらいまでの約3か月の間は、福島を離れ集中的に研修を受けてもらいます。

彼女の最近の悩みでもあった、「自分自身をもって、ホールアースを語ること」について、少しでもヒントがみつかりますように。

私も今月から5月末ぐらいまで、福島と富士山本校を行ったり来たりします。
ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、ご連絡いただければ折り返しますので、伝言をお願いします。

また新たな気持ちで、確実に進んでいきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

ホールアース自然学校 福島校 
 和田 祐樹(ワダキ・わっきー)


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