さあ、12月の「生き方暮らし方」です。
今月は事務局のあなごがブログを担当します。
9月から始まったカマド作りです。
9月 カマドの設計
10月 型枠作り・入口のレンガ積み
11月 三和土(たたき)を積み上げる
(詳細は過去のブログを見てね))
を経ての12月です。
今月はその総仕上げ
① 羽釜を置く型を作る
② その周りにレンガを並べる
③ 三和土をとことん積みあげる
が、今月の作業です。
火を焚く穴をの上にレンガを並べるのですが、
羽釜のサイズを計って型板をはめてレンガを並べて行きます。
窯のサイズを測り、自分たちで作ったコンパスを使って円を描きます。
まさに小学校で学んだ算数の実践の場ですね。
(講座生も唸っておりました。)
少し休憩をはさんでまた作業です。
休憩時間には先月みんなで作った干し柿です。
外はシワシワ・中はジュウシー
手作りならではの味ですね。
あまり長くは休めないので作業開始です。
型枠をはめて、その脇にレンガを並べて行きます。
レンガの下に三和土(たたき)を入れてレベルを調整します。
ここ待て行った所で今日の作業は終了です。
さて夕飯です。
今月は「里山つなぎ隊」との合同夕食会(忘年会)です。
沢山の差し入れと
ホールアース農場の野菜をふんだんに使った
里山料理に舌鼓を打ちながら夜は更けて行きます。
翌日も素晴らしい富士山が顔を出してくれました。
見事な冬晴れです。
高の作業は三和土を上まで積む作業です。
少し長い鉄筋は、ベビーサンダーで切ります。
数か月前までは電動工具におっかなびっくりだった
講座生もどんどん慣れてきました。
火花を上げてドンドン切って行きます。
その後はとことん三和土を叩いて積んで行きます。
粘土とニガリと石灰を混ぜて三和土は作ります。
この土を混ぜるのが重労働
粘土は湿っているのでダマを崩しながら混ぜていきます。
午前中にどうにか作業を終える事が出来ました。
お昼の後はいよいよ型枠を外して火入れです。
正直ここまで出来るとは思っていなかったので
みんなもびっくりです。
ビズを外して、型を外しで
カマドの全貌が出てきました。
思ったよりデカい、そして重厚な存在感。
すごい迫力です。
こんな時にしかできないことも
火を入れたら一気に柚子里庵に命が通った感じになりました。
4か月の頑張りが形になりました。
仮設の煙突からも煙がモクモク出ております。
みなも感慨深げにいい表情をしておりました。
今月で柚子里庵での作業は終わりました。
今年は、台所解体から始まり、コンクリ土間解体(破壊)、
三和土の土間打ち、カマド作りと、柚子里庵の生活部分を作り上げました。
少しさみしくなりますね。
3月の講座では、このカマドで炊いたご飯でお別れ会をしたいです。
さあ、来月は「狩猟と命をいただく」です。
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