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2017年度 自然学校講座~四季コース~3月

2018年3月27日

四季講座20期3月卒業月のブログは最年長ペアでありますピロとケロが担当します。

3月のテーマは「卒業~新たなる旅立ち~」です。
1日目に卒業制作を行い、2日目は「四季生の四季生による四季生のための卒業式」です。

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卒業制作は、以前からみんなで相談しトーテムポールを立てることになっていました。
トーテムポールとはなんぞや、皆それぞれ歴史の勉強をしたりイメージを膨らませてやってきました。
なかにはトーテムポールさんにお話をうかがいに取材に出掛けた人もいたそうな。
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テーマは「喜怒哀楽」で、喜・怒のポールと哀・楽のポールを2グループに分かれて製作します。
イメージを共有し超精密な設計図(笑)を作成します。

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工程は、下書き→ノミや小刀で丸太に彫刻→自然系塗料で色塗り→ブランコ横に穴を掘り設置です。
事前の丸太の腐敗防止処理・穴の試し掘り、ちゃい・つっちーありがとう。
製作は外で行いました。ちょっと肌寒いけど、梅の花が満開。
春の柚野の光と空気は最高です。おまけに花粉も最高です。

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結構難しい、曲線彫れねー、時間がね~(ない)、夕方までに終わるのか~。
胃袋と肝臓を満足させる時間がなくなっちまう~。ペースをあげろー。
作業の進め方、間の取り方、集中度も人それぞれで面白い。
グラインダー操作に開眼した人もいたぞ。芸術はグラインドだ!!
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暗くなったので作業打ち切りになりました。

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気持ちを切り替え、ちゃっちゃかと夕食作り。
慣れたものでどんどん夕食ができあがっていきます。みんなで作る夕食はこれで最後。
春だねー!!とてもカラフルだねー!!静岡のいちごが一番だねー!!うまそうじゃん!!

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そして乾杯の音頭ももどかしく大宴会へ突入。
個人的な意見ですが、乾杯の前に10秒以上しゃべる人はろくでなしです。
ゆんは今月が誕生月でした。おめでとう。

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都合がついたスタッフの方々も合流して、一緒に食べて飲んで笑って歌って、
四季講座THE LAST NIGHTはあっという間に過ぎた春の宴でした。

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おいしい料理とうまい酒、笑い声と楽器の音、これら人が作り出すにおいと雑音と、
森の家を出た瞬間に感じる柚野の夜の静寂、そのギャップが、書いている今すでになつかしい。

翌朝は顔を洗ってすぐに前日のトーテムポール製作の続きです。
朝食作りはちゃいにお願いしました。ごめんねちゃいさま。
色塗り仕上げを超急ピッチで進めました。
あ、塗料が垂れた、まあいいか。なんせ時間がないもんで・・・。
なんとか完成(したことにしました)。

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さあ朝食だ。大食いの四季生は朝からおかわりします。
朝食後には、すぐにピザ生地作り&窯焼き&熱々を10枚も食すのに・・・。
どうなってんだ、こいつらの胃袋は、ホールアース農場の米も野菜もなくなっちまう。

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ピザ生地作りは愛情の量と愛嬌の捏ね方がカギです。
少し寝かせて、おいしいピザになりますように。
ちゃんかずのほっぺように真っ白でもちもちの生地の出来上がりです。

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ピザ生地作りの後は、卒業式会場(森の家)の準備を行いました。
わいわいがやがや飾りつけをしている姿は園児か小学生か?
ホールアースでは年齢を観測しようとしても観測するたびに数値が大きく振れる不確定な状態となります。

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ピザ窯の火おこしは職人(YUTA)の役割です。
下準備をして火種にカチッと1トリガーで点火、あっという間に薪がごうごうと燃え始めます。
火が強すぎて窯の温度は250度を超えてオーバーヒート。
おお、卒業生のピザはあなたの炎で焼かれるのです。
ピザを食した私たちの心にはあなたの炎が永遠の灯となって・・・、ああ。

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いよいよ、つっちーに教えてもらいピザの窯焼きに挑戦です。
ピザの焼け具合を確認しつつ次々と焼いては食すまた食す。
春日の下で皆とほうばるピザは最高。味付けも形もトッピングも様々で個性にあふれ、
どれもこれもとてもおいしい。ごちそうさまでした。

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ピザパーティの後片付けをさっさと済ませ、色塗りがほぼ乾いたトーテムポールを2本建立。
穴にジャリを敷いてポールを建て、土と砂利を重ねて固めて設置完了。
思ったよりうまくできたね、いやいや結構いいね、みんな自分たちのポールを自画自賛。
喜怒・哀楽のポールにはそれぞれすてきなショートストーリーがあるそうな。20期生に会ったら聞いてみたいですね。

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そしていざ卒業式。司会のさっしーはすでに緊張MAX、大丈夫か。立派に司会を務めてくれました。式次第はこんなです。

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わざわざ会場の扉の外に出てから入場します。続いて国歌斉唱(ここは自由で)、
卒業表彰状授与(証書ではなく表彰状です)、ちゃいから一人ずつ授与されました。
あんまーから、深いけれどさわやかな春風のような、旅立ちの言葉をいただきました。

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ちゃいが夜なべをして作成してくれた渾身の思い出ビデオは約20分の上映。
1年間の思い出が次々と展開され、笑い声が響きました。
やっぱみんな変なやつ。非日常の場で遊びまくる無邪気さにあふれている。
ビデオに映る自分の姿に小娘のように反応する様は、新酒の封を切ったときの香のよう。
小学校の卒業式でやった「声かけ」も大きな声で。おお、なつかしい。
閉会の辞の後、わざわざ退場して再入場。
ここで、ちゃいへのサプライズ。みんなであーだこーだと相談して決めた感謝の気持ちです。

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その後は車座になって1年間のふりかえりをしました。
一人ひとりのふりかえりの言葉に大きくうなずき、
笑いあり・ちょびっと涙ありの12本のオムニバスになっちゃった。
非日常フィールドでの思い出は、知ってる言葉だけじゃ表現できないかも。
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スタッフの方々からも暖かいお言葉をいただきました。ありがとうございました。
名残惜しく握手・ハグをして、みんなまたね。
9月の宝永火口登山の補講はもう決まっているし、来年度の補講で会うこともあるよね。
帰りの車中からは富士山がとても美しくくっきり見えました。
あなたはこれまでも、これからもずっと、下界の生き物の気持ちには触れもせずそこにあるのですね。
さよなら、また会う日まで。その日が近いことを願って・・・。
以上、ピロでした。

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木は こうありたいという思いをもって先端を分けていくのか。
太陽の光と暖かさに満ちた空気の中へと。
芽を出し 枝を伸ばし 葉を広げ 突端に花を咲かせ
生み出された種子は 地面に落ちることで
やがてそれも中心となる。
伸びては ある一点で分かれ
伸びては ある一点で分かれ
その部分部分では何一つ完結していないしぐさの繰り返し
だが
そのリズムが木を支える
こうありたいという色合いと
きっとこうなるという予感を
枝の先端に帯びながら。
すべては1から始まり 変化し積み重なり
潜在する思いとなって 木姿にただよう。
・・・ケロより


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