【実施報告】春の柚野の里キャンプ

富士山の南麓に広がる里山・柚野の春を体いっぱいに感じようと、春の柚野の里キャンプを開催しました。
柚野はちょうど桜が見ごろとなり、あぜ道には春を待っていた草花がたくさん!

キャンプ期間中はあいにくの雨となりましたが、
カッパを着て、予定していたプログラムを元気に行いました。

1日目、まずはキャンプ中に使う竹のお箸作りを行いました。
一本の竹をみんなで切り分け、切り出しナイフとやすりを使って作ります。

「うまく削れないな~」「細くしすぎちゃった!」
はじめてナイフを使った子もいたようでしたが、思い思いのお箸を作っていました。

竹のお箸が出来たら、春探しウォークラリーに出発!

グループに分かれて、地図を片手にチェックポイントを巡りながら、仲間とともに柚野の春を探しに行きました。

あるチェックポイントでは、俳句を詠むお題が。

「なの花や 桜みだれる 春雨に」などの一句を披露してくれました。

またあるチェックポイントでは、地域の商店でおやつを食べるというお題。

「つくしは見つけられたかな?」など、お店の方とお話しをして焼きたての玄米だんごをいただきました。

2時間ほどかけて柚野を歩いて桜に菜の花、ツクシなどの春を見つけたり、地域の人と交流をしたりすることが出来ました。

夕食は、富士山麓ジビエの鹿肉を使ったカレー。

富士山麓で増えすぎてしまったシカを無駄にしないように、しっかりといただくとの話を聞きました。
ウォークラリーでたくさん歩いていたからか、おかわりもたくさんしていました。

あたりが暗くなってからは、みんなでたき火を囲んで、
火の揺らめきを見ながら、デザートに焼きマシュマロをいただきました。
「あー焦がしちゃった!」

2日目はまず動物のお世話からスタート。

降り続く雨によりヤギのいる柵の中は大きな水たまりとなっていましたが、みんなで協力して水を出したり。

犬のサトと散歩をしたり。

朝食は牛乳パックを使ってホットドッグを作りました。

具材をパンに挟み、アルミホイルでくるみ、牛乳パックに入れたら準備完了。

マッチの扱い方を教わって、一人ひとりがマッチで牛乳パックに火をつけました。

これでマッチの扱いもマスターできたかな?
出来上がったら、いただきます!

あたたかいホットドッグにかぶりついていました!

朝食後には使った部屋などの掃除を行いました。

次に使う人が気持ちよく使えるように、みんなで分担して取り組んでくれました。

そして、2日目のメインプログラムとなる、山菜採り・野草探しへ。

採れたものはお昼の食材として出す予定。
どんなものが採れるか、食べられないものはなにかを教わってから、
カッパを着てホールアース自然学校の敷地内を流れる芝川まで採りに出かけました。

「ここにたくさんある!」

ニリンソウやカンゾウ類、ユキノシタ、タンポポ、お茶の葉…
たくさん採ることができました。

施設に戻ってきてから、採れたての野草をみんなで天ぷらにしました。

「つまみ食いしちゃおうかな~、うん美味しい!」
採れたて・揚げたての天ぷらは好評でした。

揚げ終わるとちょうどお昼ごはんの時間。
天ぷらをうどんにのせていただきました。

何度もおかわりする子もいました。

これであっという間の2日間のキャンプも終わり。
最後に2日間の振り返りを行いました。

「ウォークラリーや山菜採りで春を感じられた」
「友だちがたくさんできてうれしい!またみんなとキャンプしたい」
それぞれが発表してくれました。

今回のキャンプでは、雨の中ではありましたが、
歩いて、見て、触れて、食べて…と柚野の里の春を満喫することができたと思います。
また低学年の子が多くいましたが、みんなで協力して
たくさんの経験をすることができたのではないでしょうか。

またぜひ楽しく活動したいですね。
元気でね~!

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夏のキャンプの情報は4月25日ごろに公開予定です。

担当:目杉