風はびゅーびゅー、凍てつく寒さ。
だけど里山には、冬ならではの、冬だからこそできる営みがある。
今回のテーマは、「いのちはどこからくるの」
おみそづくりと、にわとりの命をいただくプログラムの2本立てです。
1日目はみそづくり!
みそって、何からできているんだろう?
どうやら大豆ってお豆からできているらしい。
実は、しょうゆもそうなんだって。
“はっこう”っていうのをしていてね…(というのは大人向けの話)
そんな話から始まり、大豆の素晴らしさ、発酵のすごさを大人たちは改めて実感。
さて、エプロンをつけて早速みそづくり!
「みそ、みそみそ手前みそ~♪」という歌、知っていますか?
おみそづくりの方法をポップにやさしく歌ってくれるこの歌、一度聞いたら耳から離れません笑
まずは、あらかじめ茹でてあった大豆を少しずつボールに入れてつぶしていきます。
こねこね、熱中しているうちに頭巾がずれてきちゃった!
なんだか疲れたな~(みんなで合わせて8kgこねます!)
と、そのとき!秘密兵器が登場!ミンチを作る機械であっという間にペースト状に!
手でつぶした、つぶ感のある部分と合わせていい感じ。
お次は塩と米麴と混ぜ合わせていきます。麹は近くのお醤油屋さんから入手しました。
頑張って混ぜ合わせます!
雪だるまならぬ、みそだるまもできました笑
樽にぎゅっぎゅっと詰めて、完成!各家庭タッパーに入れてお持ち帰り。食べられるのは来年の夏以降かな。
夜ご飯は、以前の里山のようちえんで作った里ようみその豚汁と照り焼きチキン。
豚汁には、大豆のゆで汁、農場の採れたて野菜(にんじん、ごぼう、だいこん)もたっぷり入って栄養満点。
2日目がやってきました。
今日はにわとりの命をいただく日です。
ごめんね…と思いながら、にわとりの羽を固定します。
と、そのとき!固定がとれてにわとり脱走!
今度はしっかり固定し、ひもにつるします。
いただく前に、にわとりの鼓動を聞いてみることに。
聞こえる?
お父さんも聞いてみます。
あ、速い!
鼓動のスピードは人間よりも速いようです。
ナイフを入れるのは、皆で一緒に。
最期まで、じっと、見つめます。
さぁ、ここからは、協力していただくための処理をします。
だんだん見慣れた“鶏肉”になってきました。
「ここはささみか!」「ここがむね肉だね」「これがいわゆる“きんかん”か!」など、こちらは大人の方が興味津々。
まだあたたかい?
にわとりさん、ありがとう。
美味しく、残さずいただきます!
うん、美味しい!
鶏ガラも残さずうま味をいただきます。
さて、終わりの会。みんなの心には、何が残ったでしょうか?
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担当:小野