7月8日(土)~9日(日)
「大学の講義で学んだことを、実践的に活かす場があれば」
「子どもたちや、自然学校のスタッフ、他の学校の学生など、外とのつながりを作りたい」
そんな想いをもった学生たちがホールアース自然学校へ集いました。
ホールアース自然学校では草創期より、自然の魅力の伝え手や自然環境問題の解決を担っていくための人材を養成してきました。
コロナ禍でここ数年実施できずにいましたが、名称新たに再スタートしました。
まずはみんな集まって、顔合わせ昼食会。
「どこの学校ですか?」など話をしながらの食事でした。
昼食を食べ終えると、自己紹介&アイスブレイク。
”なぜここに来たか”、”最近ハマっていること”などの質問が書かれた自己紹介カードに回答し、それを基に自己紹介。
また簡単なアクティビティを通して、互いのことを知ることができるようアイスブレイクを行いました。
これで2日間一緒に過ごす仲間との準備万端!
はじめの講義はガイダンス。
ホールアース自然学校についてや、WENSリーダーズについて、自然体験活動指導者(NEALリーダー)についての概要を聞きました。
次に自然学校論と、キャンプ論の講義。
担当したのは長年キャンプを担当してきた浅子(あなご)。
途中には実際にフィールドに出て行っての説明があったり、家畜動物たちのお世話を実際に体験してみたりと、ホールアース自然学校らしい講義が展開されていました。
中でも、キャンプはホールアースのルーツといっても過言ではありません。
キャンプに対する想いを余すところなくお伝えしました。
講義が終わると、今日の寝床となるテント立て。
あまり自分でテントを設営したことのない学生が多かったようですが、今後キャンプでのサポートの際には子どもたちに教えることができるようになったでしょうか。
そして夕食。
メニューはキャンプの定番であるジビエカレー。
富士山麓ジビエの鹿肉は丁寧に処理されており、まったく臭みがありません。
学生たちは「おいしい!」と、何度もおかわりをしていました。
辺りが暗くなってきたので、広場に集まってキャンプファイヤーを行いました。
ホールアース自然学校のキャンプファイヤーは、集まった仲間たちと楽しいひと時。
定番のネタを伝授して学生に披露してもらったり、スタッフが渾身のネタをしたり。
キャンプファイヤーが終わると、スタッフとの懇談や、メンバー同士の懇親の時間。
ホールアース自然学校 富士山本校でキャンプに携わるメンバーが勢揃いして、キャンプや自然学校での普段の仕事の様子など様々な意見を交換しました。
9日(日)
朝起きると、まずは動物のお世話からスタート。
みんなで手分けして取り組みました。
朝食を食べ、ドラム缶風呂焚きとテント撤収に分かれての実習へ。
ドラム缶風呂焚きでは、ホールアース流の火起こしを教わりました。
そしてこの日の講義一つ目はリスクマネジメント。
子どもたちが野外で活動する様子を描いた絵を見て、どこがリスクなのかを考えました。
楽しいだけではない自然体験活動について知りました。
続いて、野外調理実習。
この日の昼食は、みんなで地元名物の富士宮やきそばを作ることに。
「玉ねぎの皮むきすぎた!」などと話しながら、野菜を切ったり。
ホールアース流の火起こしを他のメンバーに教えながら、火起こしをして調理をしたり。
みんなで協力して作った富士宮やきそばは本当においしかったですね。
鉄板や調理器具などの片付けもみんなで分担しました。
そして午後は、富士山本校内を流れる、富士山の湧水が源流の川での川遊び実習。
ライフジャケットの装着方法や、救助について、フィールドの危険個所も確認しました。
川の水温は約13℃。
「きゃー」と叫びながらも、何度も岩から飛び込んでいました。
川遊びで体が冷えたら、ドラム缶風呂で暖をとりました。
「ずっと入っていられる!」とても気持ちよかったですね。
ということで、あっという間の2日間でした。
自然体験や環境教育に対して熱い想いを持った学生さんたちが、全国から集まり、とても和気あいあいとした良い雰囲気の中で開催することができました。
今後、このWENSリーダーズの仲間たちには、キャンプ等でのサポートをしてもらったり、仲間たちで思いっきり自然体験をしたりと様々な活動していきたいと思います。
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担当:目杉