今年度も定番の冬キャンプ「雪ん子わんぱく隊」がスタート!!
みんなの寝床に荷物を置いたら、キャンプで呼ばれたいニックネームを、スタッフ手作りの木の名札に。
2025年のスタートである今年から、バンダナデザインを一新。
以前のクラシックなデザインから、ポップなデザインへ。
ぜひお楽しみください。
そして、ホールアース自然学校といえばすぐにお昼ごはん!!
少し緊張気味だった子も、お昼ごはんをみんなで食べれば、少しずつ表情も緩んできたりするもの。和気あいあい、にぎやかなお昼ごはんタイムとなりました。
片付けのあとには、仲間達との約束事や、自己紹介をする「はじまりのかい」
皆それぞれに自分のやりたいことや楽しみにしていることを語ってくれました!
そしてはじまりの会の後は、いよいよお待ちかねの雪遊びの時間!!
雪合戦、ソリ滑りなどはもちろん、かまくらづくりなど思い思いに楽しい時間を過ごしました!
・・・後ろ髪ひかれつつも、皆でお風呂へ。
温かいとはいえ、冬の空の下で遊んだ後は、のんびり温泉を堪能しました!
帰ってきたら皆でもちつき!!
少々暗い中でのもちつきでしたが、みんなで協力して美味しいお餅を搗きました!
たくさん活動したあとの夕ごはんはとっても美味しい!けれど、1.5升(2kg)あったお餅がきれいさっぱり無くなった皆の食欲には驚きました!笑
夜も皆しっかりと後片付けをしてくれました。
ホールアース流の片づけを簡単に説明すると、普段行っているスポンジなどで汚れを落とす「洗浄」と洗剤の効果である「消毒」の役割。
そのうち、「洗浄」を皆ひとりひとりの手で。
1、へらでお皿の食べかすをとる。
2、古くなった衣服の布切れ(ウェス)でお皿を拭く。
→油汚れをできるだけ減らす。
3、米のとぎ汁(または重曹など)を使って、スポンジで丁寧に磨く。
4、水できれいに洗い流す。
この作業を毎食後、丁寧に繰り返す作業が、冬の冷たい水だととっても大変。だけど、普段、家の人が片付けたり洗ったりしてくれて、蛇口をひねればお湯が出る。そんな便利な生活から離れて、いつもの当たり前ではない環境を体験すること。そんな体験が、おもいっきり楽しい3日間の中に少しだけ織り交ざることで、彩りを生むと思っています。
※「消毒」の部分は、大きな子ども達(=ホールアース自然学校福島校では、スタッフもキャンプの一員として子どもたちと同等かそれ以上に、共に楽しく過ごすために、スタッフをこのように呼びます)が煮沸消毒を行います。
歯磨きをしてあったかい湯たんぽを寝袋にしまって、少しのんびり楽しい時間を過ごしたらもうおやすみの時間。
温泉に向かう車の中でも眠そうだった皆、今頃すっかり夢の中でしょう。
明日はより一層アクティブに遊ぶぞー!!
【2日目】
2日目は朝のお楽しみプログラムとして、寒い冬の雪が積もる地域だからこそ、雪を使って作るアイスクリームの原液作りからスタート!!
身近に売られている材料で作れるシンプルレシピのアイスクリーム。だけどその味は超一流!
だけど一番大切なことは、普段食べている甘く美味しいアイスクリームに、どれだけの砂糖が入っているのかを自分たちの目で見ること。今回も大さじ5杯たっぷりと砂糖を入れた美味しいアイスクリームになりますように!
お楽しみのアイス液づくりの後は朝ごはん!
みんなで美味しくいただきました!
片付けの後は、今日も雪遊びへGO!
最寄りのスキー場跡地へ。
50mにもなろうかという、普段ではなかなか見れない長い長いソリ滑りコースを作れることが、この場所の魅力!
存分にソリ滑りを楽しみ、たっぷりの雪で造形を楽しみ、アイスづくりを楽しみました!!
遊びに夢中になっていると、あっという間にお昼の時間。
冷え切った身体を、ちょこみん料理長中心に作ったスープやサンドイッチであたためます。
そして、午後は思い思いに、かまくら作りを継続するチーム、雪の中で火を起こして焼きリンゴをするチーム、拠点の中でカードゲームやお絵描きに勤しむチームなど、それぞれに分かれたり入り乱れたりして遊びつくしました!!
遊びつくした後は、本日もみんなで温泉へ!
身体の芯からあたたまって、帰りの車の中ではぐっすりウトウトな子達が大半。
帰って来てからは、おなかペコペコなみんなで夕ごはん。
思いっきり動いたみんなのお腹の中におでんがとってもとっても沁みました!
夕ごはんのあとは、希望者で星空観察も。
下弦の月、澄んだ冬の快晴の空には、オリオン座をはじめとした有名な星座や星が爛々と輝いていました。
あっという間に2泊3日のキャンプは過ぎていきます。
今夜はキャンプ最後の思い出となる夜の時間。
皆でゆっくりと過ごしながら、夜は更けて。
寝る前の自由時間もみんなで和気あいあい。
今日も一日楽しみ切りました!
明日はもう最終日。
今頃夢の中のみんなと一緒に、明日も1日走り切ります!
【3日目】
※写真、後ほど掲載させていただきます。今少しお待ちください。
最終日!
子どもたちからも「もう帰るのかぁ。。。」と嬉しくも悲しそうな声が聞こえてくる朝。
2日間使った自分の持ち物を整理整頓し、自分達の部屋のお掃除。
さらに廊下や食堂などなど、みんなできれいにしてくれました。
それが終わったら、みんなで最後の朝ごはん!
文字通り朝飯前の一仕事を終えてのごはんももりもり食べてくれました。
そして最終日はみんな大好きフリータイム(※)。
※3日間に子ども達にやり残したことを確認して、自分たちの「やりたい」を実現していく時間を呼びます。
今回は、初日にやりきれなかったかまくら作り(2階建てや室内の冷蔵庫!?づくりなど)や、またさらに新しいかまくら作り、卓球、カードゲームにものづくりなどなど、それぞれ固定されること無く、人も活動も入れ替わりながら思いっきり遊びました!!
そんな楽しいひとときはあっという間。
いよいよ最後のお昼ごはん。
「1か月いたい」とか「春も夏も秋もやってほしい」「中学生や高校生がずっとキャンプに参加できるようにしてほしい」そんなリクエストも子どもたちから。
とても嬉しい言葉ながら、事業も多角化してきてしまっていて、なかなか応えられていないのが苦しいところ。
とはいえ、今年こそ!と新年の抱負でした。
さて、キャンプの終わりには「終わりの会」を。
いつも子どもたちにも伝えていますが、皆で同じ体験をしたとしても、感じ方は人それぞれ。
「知ることは感じることの半分も重要ではない(レイチェル・カーソン)」
まさに、何を感じて、どんなことを想ったのか。自分の中の感情の機微に気づきながら、自分の居場所や立ち振る舞いを考えていくことが、大人への一歩としても大切であると考えています。
もじもじしたり、恥ずかしがったり、だからこそ時にふざけてしまう子もいますが、リピーターや高学年の子たちを中心に、しっかりと自分の言葉でこの3日間をふりかえってくれて、とても嬉しかったです。
最後には大きな子ども達からもひとりずつメッセージを伝えて、今日まで遊び・共に過ごしてきた「自然・生き物・仲間」達に感謝を伝えて解散!
今回は雪に恵まれ、2日目の夜はマイナス8℃まで冷えて、古い施設の一部水道が凍結するなどのトラブルもありましたが、これもまた子どもたちの日常過ごす快適な家の中や便利な環境とは違う体験となってくれていたらと思います。
私たち大人は、時に子どもたちの前で完璧であるように振舞いがちですが、キャンプの中では皆どこか得意で、何か苦手で、楽しいからこそ皆で協力して、失敗も笑ってお互いに協力し合う姿を(結果的に)見てもらえていればと願っています。
そして、また新たな2025年という年に、社会の変化やAIの台頭にもアンテナを張りつつ、自然や動物本来の本能を揺さぶるような体験を、今後も子どもたちと一緒に築きあげていけたらと思います。
今頃はきっと皆安心できる場所で過ごしていることでしょう。
みんなとの再会を心より願い、新年も良きスタートとなることを願って、また会う日まで!!