【実施報告】春の里山ものづくりキャンプ

桜の開花ニュースがちらほら聞こえる季節になりました。
「キミだけのとっておきを作ってみよう!」をテーマに、3月20日~22日の2泊3日で「春の里山ものづくりキャンプ」を実施しました。

キャンプのはじめは自己紹介から。楽しみなことを話してもらうと
「たこ作りが楽しみ♪」
「火起こしやりたい!」
「たこあげが得意だよ」
と、みんなやる気モリモリ!

さっそく「ものづくり」をしていこう。

竹食器をつくろう!

まずは、3日間の食事で使う「食器づくり」です。
作るものは、竹どんぶり、竹コップ、竹の箸。
材料は「竹」。これをノコギリで切っていきます。

竹の表面はツルツルしていて、最初の溝をつけるまでが意外と難しい。
「切る人」「押さえる人」が互いに声を掛け合い、協力して進めます。

切り終えたら紙ヤスリでゴシゴシゴシ…
根気よく削り、口当たりが滑らかになったら出来上がり!
「でか!このどんぶり顔と同じくらいじゃん(笑)」
「緑茶みたいな香りがする」
「意外と使いやすいかも!」

さっそく、竹食器のコップを使って、お茶とおやつを楽しみました。

やりたいことをやってみよう

おやつの後、みんなで「やりたいこと」を話しあい、
「火起こし」と「竹のおもちゃ作り」の2チームで活動しました。

「火起こしチーム」は枝や葉っぱを集めて、マッチでボッ!
火を育ててお湯を沸かし、竹を茹でました。

こうすることで、竹の油が抜けて耐久性があがるんですよ~。

もう一つのチームは「竹のおもちゃ作り」。
ノコギリだけでなく小刀も使いながら、「竹けん玉」や「竹ぽっくり」を作っていきます。
道具の手さばきもスムーズになってきた様子で、それぞれのペースでできあがり!

早速、自分で作った竹のおもちゃで遊びます。
「竹ぽっくり、むずかしい~」
使いやすいように、自分自身で調整しながら仕上げていきました。

そうしているうちに、あっという間に夕ごはんの時間。
1日目の夕ごはんはホールアース自然学校名物の「鹿肉カレー」!
元気もりもりいただきます!

夕食のあとは、自己紹介ゲームや竹のゲームで盛り上がりました!

作らないものづくり?

2日目午前は、ホールアース自然学校の外で活動です。
朝ごはんを食べたら、お昼のおにぎりを自分たちで握って、お茶畑へいざ出発!

お茶畑での活動は、ものづくりキャンプなのに、
「作らない、使わない」というちょっと変わったプログラム。
何をやったかというと、、それは「草取り」!

新茶が芽吹く直前のこの時期に草取りをしておくと
お茶の樹により多くの栄養がいったり、お茶摘み作業がしやすくなったりと、
素敵な新茶づくりにつながっていくんです。

チーム対抗の草取り、よーいスタート!
みんな元気に「一番になるぞー!」とせっせと草取り。
1時間で集まった草の量は、なんと50kg!

草取りの後、お茶農家の秋山園さんにお茶を入れてもらってお茶会です。
緑茶や紅茶、そしてあま~いミルクほうじ茶も!
「おいし~い!」「カフェオレみたい!」「お茶サイコー!」

駿河湾を望みながら、お茶と一緒に自分たちでにぎったおにぎりを頬張るのでした。

奥が深いよ、ほうじ茶作り

午後はホールアース自然学校にもどり、ほうじ茶づくりに挑戦です。
秋山園さんからいただいた緑茶からほうじ茶を作っていきます。

ほうじ茶は「焙烙(ほうろく)」という道具を使います。
焙烙に緑茶を入れ、弱火でゆっくり焙煎したらできあがり。
とってもシンプルなのですが、焙じすぎると焦げてしまうので、
お茶の見た目や香りを感じながら、火加減や時間を調節していきます。
これがなかなか難しい。

焦げないように混ぜ続けていると、だんだんとお茶のいい香りが…。
さらに進むとふわっと香ばしい香りへ。
それぞれのタイミングで焙烙から取り出します。

見比べてみると、それぞれ色や仕上がりが違っていておもしろい 。
「この人のほうじ茶、めっちゃきれいにできてる!」

できあがったら飲んでみよう。
日本茶インストラクターのジョージがお茶の入れ方を説明し、
それぞれ急須を使って入れていきます。
急須のお湯を注ぐと、ほうじ茶の強い香りがぶわっと広がました。
「香ばしくておいしい!」

みんな素敵なほうじ茶ができあがったようす。
「最初はちょっと苦いけど、だんだん好きになってきた」
「次は紅茶も作ってみたい!」と言ってくれた子もいました。

世界にひとつだけの「たこ」

ホッとリラックスしたら、今度は部屋に移動して「たこ作り」。

まずは紙を正確に測って切り、丁寧に貼り合わせていきます。
骨組みとなる竹ひごは、ロウソクの火で少しずつ炙り、あたためながらゆっくりとカーブをつけていきます。
「ポキッといきそう…!」とみんな真剣な表情。

最後は思い思いのイラストを描いて、世界にひとつだけのオリジナルたこが完成!

本当に飛ぶか、試してみよう。
ドキドキしながら広場へ。風をうけて「ふわり!」と宙に舞った瞬間、
子どもたちの表情がぱっと明るく輝きました。

明日の本番に向けて期待が大きくふくらみます。

竹食器、勢ぞろい

2日目の夕ご飯では、自分たちで作った竹食器が勢ぞろい。
竹どんぶりにごはんを盛って、いただきます!
みんなごはんが進むこと!おかわりもたくさん!

食事中には「竹」の話題も。
竹が増えすぎると土砂崩れが発生しやすくなる話をすると、
「自分たちの生活にも影響あるよね?」と真剣に意見を交わす場面もありました。
実際に自分の手で竹に触れたことで、身近なものとして想像力がぐっと広がったようです。

夕ご飯のあとは、キャンプファイヤー!
踊ったり、元気に声を出したり。
賑やかに2日目の夜が過ぎていきました。

たこは舞うのか!?

3日目の朝。
シャキッと目を覚まして、ヤギのチャイと犬のサトのお世話。

朝ごはんを済ませ、みんなのチームワークで部屋の掃除もばっちりできたら、
最終日のお楽しみ、たごあげへレッツゴー!

手作りのたこを手に、広大な「朝霧アリーナ」へやってきました!
いよいよ、自分の手で大空へ放ちます。

風を受けてふわりと高くあがることもあれば、くるくる回って落ちてしまうことも…。
「なんでだろう?」と試行錯誤しながら、何度も挑戦!
風向きや糸の出し方などの工夫を重ねていくうちに、どんどん高く&長く舞うように。
最後には「富士山より高いんじゃない!?」と思うほど、高く高く舞い上がりました。

ホールアース自然学校に戻ってお昼ご飯を食べたら、キャンプのしめくくり、おわりの会です。
「竹けん玉や竹ぽっくりが作れてよかった」
「チームで協力してお茶畑の草をむしりまくったことが楽しかった」
「自分で作ったほうじ茶がおいしかった」
それぞれの3日間をふりかえりました。

「春の里山ものづくりキャンプ」は、自然や農業に関わりあいながら、時に自分の力だけで、そして時にみんなで力を合わせて、いろいろな形で「ものづくり」をする3日間になりました。
「ものづくり」を身近に感じてもらえたかな?また一緒に「とっておき」を作ろうね!

今回のキャンプの実施概要はこちら
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投稿:作田