7泊8日の富士山冒険学校。
前編で3日目に富士登山を終えるまでをご紹介させていただきました。
今回は4日目~5日目の様子をお伝えします。
4日目。
前日の富士登山の疲労を考えて、この日の起床はゆっくり目。
午前中はホールアース自然学校の敷地内で過ごしました。
敷地内を流れる芝川のほとりでは、
「よっしゃー5段できた!」平たい石を見つけては何度も水切りをする子。
「こっちをせき止めようよ」と、ダムづくりをする子。
「これ何だろう?」と楽しそうに絵しりとり等で遊ぶ子。
またスタッフのニックネームにちなんでか、タイヤキメーカーを使って、それぞれのオリジナルたいやき作りにもチャレンジ。
「俺はチョコがいい!」
「あー生地入れすぎたかも」
自分で作ったたいやきはおいしいね。
昼食を食べたら富士宮市上稲子地域にある、稲子川の源流域へ出発。
ヘルメットやライフジャケットを装備して、いざ沢登り。
「よいしょー」
子どもたちのひざ丈ほどのところがほとんどですが、何か所かは段差のあるところを越えなくてはなりません。
少し深いポイントではプカプカと浮いてみたり、泳いでみたり。
少しずつ登っていくとゴール地点となる滝が見えてきました。
滝へ到着すると、滝の横から何度も飛び込みをしたり、
滝のウォータースライダーで流れてみたり。
とても楽しそうでした。
5日目。
まずは動物のお世話と朝食準備に分かれての活動。
くじ引きで担当を決めて実施しました。
朝食後には、この日のお昼に食べるお弁当を手分けして詰めました
そして、富士山の湧水が湧き出ているところが見られる川へ。
まずは下流から川に入ってみます。
「足が凍った!」と、富士山の湧水だけあって、水温が低く驚いている様子。
網をつかって「ガサガサ」をして水生生物から水質を調べてみました。
「でっかい、カジカとれた!」
他にも、きれいな水に棲むとされるサワガニなども見つけることが出来ました。
上流に向かって歩いていくと、滝が見えてきました。
滝の横あたりの岩の隙間からは、富士山の湧水がコンコンと湧き出ています。
「飲んでみようかな、おいしい」
このきれいで豊かな水を使って、この辺りではワサビや養鱒などが盛んであることも聞きました。
そして、さらに上流へ。
滝の上あたりから再び川を上って行ってみると、いきなり川の幅が細くなっているところが。
よく見てみると、至るところからポコポコと水が湧き出ていて、川の始まりを見ることが出来ました。
午後には、近くにある噴火によって出来た洞窟探検へ。
洞窟内はひんやりとして気持ち良い温度。
地上の世界とは一味違った洞窟の世界を楽しみました。
ホールアース自然学校に戻り、動物のお世話。
この日はニワトリが卵3つを産んでいました。
その後、少し早めに夕食を食べて富士宮市街地で行われる「宮おどり」というお祭りに出かけました。
多くの地元の方々が盛大に踊る姿を見て、一緒に踊る子も。
最後には花火も打ち上げられ、見学しました。
「花火初めて見た!」という子も。
ということで、中編はここまで。
流しそうめんやスイカ割り、料理対決、キャンプファイヤー、振り返り・お別れ会などの後編に続きます!
担当:目杉