【実施報告】第7回アドベンチャージュニア「凛とした空気」

この時期の富士山周辺は、一面の銀世界。
そんなこの時期ならではの富士山を遊びつくす、2泊3日の活動を行いました。

まずは木の名札や、キャンプの仲間の証であるバンダナに名前を書きました。
また今回のキャンプ中の食事を作っていただく、ホールアース農場の方から挨拶をいただきました。

そして顔合わせ昼食会。

ホールアース農場の無農薬の根菜をたっぷりと使った豚丼をいただきました。

食器を片付けたら、オリエンテーション。

キャンプのスケジュールやルールを確認したり、

「雪遊びが初めてなので、楽しみ!」などと、それぞれがどんな3日間にしたいかを話したりしました。

オリエンテーションを終え、着替えなど準備を済ませて富士山のふもとへ出発!
ホールアースの付近は雨でしたが、標高が高くなるにつれて辺りは白くなり…

雪遊びができる広場には雪がたくさん!

子どもたちは到着するとすぐに、真っ白な雪にまっしぐら。
「雪ってふわふわでやわらかいね!」と大興奮のようでした!

斜面でソリ遊びをしたり、

雪合戦をしたり、

かまくらを作ったり、雪だるまを作ったり。
暗くなる直前まで、たっぷりと雪を満喫しました。

ホールアース自然学校へ戻ったら、片付けを済ませて夕食。

雪遊びをたっぷりしておなかが空いていたのか、おかわりもたくさんしていました。

辺りが暗くなったら希望者で、夜の散歩に出かけました。

「あっ、いたよー」

だんだんと気温が上がってきたこともあってか、少しずつ虫たちも動き始めてきたようで、アカハライモリの幼体や、テントウムシを見つけることが出来ました。

2日目。
朝起きると青空と白い雪で化粧直しをした富士山を望むことが出来ました。

着替えなどを済ませて、動物のお世話。

ヤギやニワトリ、犬たちも大切なキャンプの仲間。
みんなで手分けしてお世話しました。

動物のお世話を終えたら、みんなの朝食。
この日は富士山スノートレッキングでたくさん歩くので、しっかりといただきました。

着替えや荷物を準備したら、自分たちでお昼に食べるおにぎり作り。

「大きなの作ろう!」
と思い思いの形のおにぎりが出来上がりました。

いざ富士山スノートレッキングへ出発。

「がんばって登るぞー!」これから出発というタイミングの一枚。

出発してすぐは林の中。

足元はたっぷりの雪で、慣れないと上手く歩けません。

「疲れたー」と言いながらも、木々の枝についた雪やつららのような氷を見つけたり、ウサギの足あとを見つけたりしながら、一歩ずつ登っていきました。

しばらく登ると、ソリ遊びができそうな斜面を発見!
早速ソリ遊び。

「昨日よりも速く滑れた!」

中には寝転がってみる子も。

また少し登っていくと、林を抜け、広い雪原に出ました。

ここでお昼ごはん。

「上で食べると気持ちいいね!」と、朝自分たちで作ったおにぎりなどをいただきました。

ご飯を食べたら、またまた雪遊び!

「もう少し上まで登って滑ってみようよ」

雪遊びに飽きる様子はありません。

しっかりと遊んだら、来た道を戻って、富士山スノートレッキングを終えました。
その後は近くの温浴施設へ。
「頑張った後のお風呂はいいね~」と、駿河湾も見える露天風呂などで癒されているようでした。

ホールアース自然学校に戻って片付けを済ませると、自由時間。
お風呂に入り、富士山スノートレッキングの疲れもありで、ゆっくりと過ごすのかなと思いきや、
子どもたちは元気に外へ。

全員でおにごっこなどをしたり、

ニワトリなどの動物たちとふれあったり。

そして、この日の夕食は富士山麓ジビエの鹿肉を使った、ジビエカレーでした。

富士山麓で増えすぎてしまった鹿を活用するジビエの取り組みについての話も聞きながら、いただきました。

夕食後は、みんなで過ごす最後の夜とのことで、キャンプファイヤーをしました。

スタッフの出し物で、みんなで体を動かしたり、大きな声を出したり、踊ったりしました。
最後には定番のマシュマロ焼き。

「見て!おいしそうにできた」「とろとろでおいしい!」

またみんながマシュマロを焼いていると、どこからかハッピーバースデートゥーユー♪の歌が。

サプライズで、スタッフの誕生日をみんなでお祝いしました。

夜にはキャンプファイヤーの他に、満月観察を予定していましたが、曇天のため見ることが出来ませんでした。
ただ、寝る直前に室内から満月が一瞬顔を出したのを見た子もいたようです。

3日目。
朝起きると外は雨。
雨でも動物たちのお世話は欠かせないので雨カッパを着て、動物のお世話をしました。

雨の中でもみんなで協力して取り組んでいました。

この日の朝食は、それぞれにホットドッグを作っていただきました。

具材をパンにはさみ、アルミホイルに包んだら、それを牛乳パックに入れて、マッチで火をつけます。

牛乳パックを燃しきると、あたたかいホットドッグの完成!
「ちょっと焦がしたけれど、おいしい!」

朝食後は荷物整理や、全員で3日間使った施設の掃除をしました。

「手伝うところある?」と自分の担当場所以外も声を掛け合って、取り組んでいました。

その後は自由選択プログラム。
今回は、桜餅作り・動物とのふれあい・のんびりと、3つほどに分かれて実施しました。

桜餅作りは、ひなまつりが近いこともあり、この日の昼食のデザートとして作りました。

「白玉粉200gはかってくれる?」と生地を作ったり、塩漬けされた桜の葉の塩抜きをしたり、

あんこを俵型に成形したり。

「次は僕がやるよ」

動物とふれあいをした子たちは、ニワトリ小屋へ。

他の自由時間にもニワトリたちと触れ合っていたからか、すぐに抱っこしていました。

のんびりを選んだ子たちは、2月23日が富士山の日であったことから、折り紙で富士山を作ったり、

折り紙でひな人形を作ったり。

昼食には、みんなで作った桜餅や、ちらし寿司などが出ました。

「桜餅おかわりしていいですか?」とみんなに聞きながら、何度もおかわりしている子も。

最後にお別れの会をしました。
それぞれに「どんな3日間だったか」を話してもらいました。

「富士山スノートレッキングの時のソリ遊びがとてもスピードが出て怖かったけれど、楽しかった!」
「みんなで過ごすのが楽しかった!」
などと話していました。

そして今年度の全7回の活動のうち、低学年で参加できる全5回にすべて参加した子にサプライズでプレゼントを渡しました。

プレゼントは、スタッフ手作りの写真アルバム。
表紙には名前などが刻印され、中には活動の際の写真や、これまで担当したスタッフからのメッセージが入っています。

集合写真を撮って、今回の活動はおしまい。

今回は「凛とした空気」をテーマに、この時期ならではの雪をつかったプログラムを多く展開しました。
キャンプ前日まで異例の暖かさや、雨によって富士山周辺の雪もすっかりと無くなってしまいましたが、前日夜から降雪があり、予定していた雪でのプログラムが出来ました。
お別れの会で子どもたちに雪が無ければできないこともあることを伝えました。地球温暖化などの環境問題を考えてもらうきっかけとなればと思います。

またこれにて今年度、全7回実施したアドベンチャージュニアが終了となりました。
ご参加いただき、ありがとうございました♪

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担当:目杉