里山でよく生えている竹。
昔から、日本の生活には欠かせない植物です。
しかし今、竹は増えすぎて困ることも…。
そんな竹を身近に感じてもらう、2日間を過ごしました。
まずはみんなで、顔合わせ昼食会。
食べ終えたら、スタッフから食器の片づけ方について話を聞きました。
食器の片付けが終わると、オリエンテーション。
2日間の予定やルールを確認したり、自己紹介をしたりしました。
そして、いよいよ最初の活動『竹の食器づくり』
まずは巨大化させた小刀を使って、何をしたら危険なのかの説明を聞いたり、
実際の小刀を使って、使い方について説明を聞いたりしました。
さぁいよいよ子どもたちの番です。
最初は竹の『箸』づくり。
「削れない・・・」「硬い・・・」という声がいろんなところで。
それでも次第に慣れてきて、とても真剣な表情で箸づくりに取り組んでいました。
「できたよ~」
『マイ箸の完成!!』頑張ったね。
天気が回復したのでここからは外で活動しました。
夕食のご飯を炊くために『竹筒づくり』をします。
グループに分かれ、協力しながら作りました。
まずはノコギリで蓋となる部分の端を切っていきます。
端を切れたら、次にナタを使って蓋になる部分が開くように割っていきます。
あと少しで完成!
竹筒が完成したら、次は中に入れるお米を研ぎます。
竹筒でお米を浸水させている間に、炊くための火起こし。
まずはどうやって火を作るのかを実際に火をつけながら説明を聞きました。
説明を聞いた子どもたちはグループに分かれ、火起こしにチャレンジ!
どこのチームもしっかりと火を起こすことが出来ました。
火が起こせたら、マシュマロを自分たちで付けた火であぶって、おいしく頂きました。
その後、子どもたちの火を1か所に集めて大きな火にしたら、
浸水したお米を入れた竹筒を網の上にセットして準備完了!
火の番をしながら竹筒ご飯を炊きます。
「おいしかった~」「おこげの味がした」と
出来上がった竹筒ご飯はジビエカレーと一緒に美味しく頂きました。
夜には『キャンプファイヤー』
焚き火を囲んで、みんなで大きな声を出したり、身体をいっぱい動かしたりと楽しい時間を過ごしました。
これで1日目はおしまい。
おやすみなさい。
2日目。
1日のはじまりは動物のお世話から。
2チームに分かれて行いました。
犬のサトを担当したチームは、交替でリードを持って散歩をしたり、餌やりをしました。
ニワトリとヤギを担当したチームは、餌やりや掃除をしました。
ヤギのチャイが食べやすいようにニンジンを切ってあげると、『パク』と食べていました。
朝食を食べたら、生活した建物を分担して掃除しました。
掃除は大変だけど、綺麗にしておくと次に使う人達が気持ちがいいよね。
みんなで頑張って綺麗にしました。
掃除の後は子どもたちの作りたい物を作ろうと『竹で工作タイム』
「家族用の箸をつくる~」「自分はスプーンをつくる」「妹のスプーンをつくる」と箸とスプーン作りが人気なようでした。
昔遊びのひとつ『竹ぽっくる』づくりをした子もいました。
「むずかしい」「簡単だ~」感想は人それぞれでしたが、自分たちで作って大満足のようでした。
そして、このキャンプ最後の食事となる昼食。
根菜などの野菜もたっぷりな『豚丼』と『味噌汁』をいただきました。
お別れの会の前に一緒に過ごした仲間と集合写真を撮りました。
最後にお別れの会をしました。
一人ひとりに”このキャンプで感じたこと″を話してもらいました。
今回の活動はこれでおしまい。
2日間を通して、触れる機会が少ないであろう竹に思いきり『触れ』『加工し』『味わう』を体験してもらいました。
少しでも、子どもたちの中で“竹”を身近に感じてくれたらうれしく思います。
2024年度もホールアース自然学校のキャンプは様々なラインナップを用意して皆様の参加をお待ちしております。
また元気な笑顔でお会いしましょう!
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担当:廣瀬