【実施報告】わくわく!夏の大冒険キャンプ

川で泳いだり、水しぶきを浴びながらシャワークライミングしたり、洞くつの世界をドキドキしながら探険!
どんな世界が待っているだろう。
さあ、夏の大冒険へ行こう!
ということで、2泊3日の活動を行いました。

お昼ごろに各地からホールアースに集合!

木の名札や、特製バンダナに名前を書いたら、まずはお昼ごはん。

持参したお弁当をいただきながら、自己紹介をしました。

「シャワークライミングが楽しみ!」

「火山洞くつ探検が楽しみ!」

「これはモロヘイヤというお野菜だよ」と、
キャンプ中の食事を作っていただく、ホールアース農場の方から挨拶をいただきました。

オリエンテーションではキャンプのスケジュールを確認したり、
テントのグループをみんなで話し合って決めたり。

オリエンテーションを終えると、テントの設営をしました。

「いいよー、このポールもっと押して」
設営のポイントを聞きながら、仲間と協力しながら3日間過ごすテントを立てました。

設営したテントの中で着替えなどの準備を済ませ、

ライフジャケットを身に着けたり、川での安全の話を聞いたり。

「いくぞー」との掛け声で、川遊びスタート。
太陽の光でエメラルドグリーンに輝く芝川は、暑さも忘れるほどひんやり。

「つめたーい!」と言いつつも、
岩から何度も飛び込んだり。

水でっぽうで水を掛け合ったり。

1時間ほど遊んで、体が冷えたらドラム缶風呂へ。

「めっちゃ気持ちいい!」と、交代しながら暖をとりました。
またおやつにホットミルクティーも出ました。

着替えをすると、自由時間。
ほとんどの子がおにごっこをしていました。
川遊びで汗がひいていたのに、走り回ってみんなまた汗だくに。

しばらくすると、夕食の時間。

「ナス苦手だけど、この肉巻きに入っているナス美味しい!」と
たっぷり遊んでお腹がすいたのか、おかわりをしている子もたくさんいました。

食べ終えたら、食器の片付けも自分たちで行いました。
先ほど遊んだ川などの水をなるべく汚さないようにと、片付けは洗剤を使わないホールアース流で。

片付けを終えると、辺りは次第に暗くなってきました。
夜は生きものたちが動き出す時間。
入浴と同時に男女別で夜の生き物探しへ出発です。

「いた!見てー」と、
水路にたくさんのアカハライモリがいることを発見しました。

ある子は「お腹の模様が一匹ずつ違うよ!」と、
個体によって模様が違うことを発見して仲間と見合っていました。

また施設内でセミが羽化する様子を見ることもできました。

その後、入浴やハミガキ、日記書き、寝袋の使い方を聞くなどをして就寝となりました。

2日目。
「おはよう!」
夜中から雨が降っていて雨音で眠れなかった子、ぐっすりだった子などそれぞれ。

まずは動物のお世話。

テントサイト近くでは木陰で雨はほぼあがったと思い、
動物小屋の方に行くと、まだ雨がしっかりと降っていました。

でも動物たちのお世話は待ったなしなので、そのまま取り組むことに。
犬の世話をするグループと、鶏・ヤギの世話をするグループに分かれて取り組みました。
(カゼを引かないように、終わったらタオルで頭などを拭きました)

動物のお世話を終えると、今度はみんなの朝食。

朝食はオープンサンドでした。

食器の片付けや荷物の準備をして、バスで移動。
午前はシャワークライミングを行いました。

「昨日の川よりあたたかいね」
ヘルメットやライフジャケットを着用したら、早速川へ。

流れの速いところや岩が滑りやすい所もあるので、岩肌をしっかりとつかんで登っていきます。

特に流れが速いポイントはスタッフにサポートを受ける子もいましたが全員が通過しました。

「プカプカと浮かんであそぼうよ」と仲間と遊びつつ、
浅く、流れがゆっくりとしたところを登っていきます。

しばらく登っていくと1つ目の滝を発見。

滝に打たれて遊んだり、

「滝から流れてくる水の方がもっとあったかいよ」と気づいたり。

さらに川を登っていくと、ゴールとなる大きな滝が見えてきました。

先ほどよりも大きな滝で飛び込んで遊べるほど滝つぼがあります。

到着した子から早速ジャンプ!

「見ててね!」と仲間と一緒に飛び込んだり、
中には10回以上飛び込んだ子も。

たっぷり遊んで最後に滝をバックにパシャリ。

スタート地点まで川のほとりの道を歩いて戻り、着替えました。

お昼ごはんはお弁当。

「おいしい!」とバス車内でいただきました。

その後バスで移動し、午後は火山洞くつ探検へ。

富士山麓には数多くの溶岩洞くつがあるとの話を聞いて、その中へ。

ゴツゴツした溶岩の上をライトとヘルメットを装着して、ゆっくりゆっくり進んでいきます。

中に進んでいくと、大きなホールがありました。

本来の洞くつの世界を体験しようとライトを消して暗さを体験したり、

「わーコウモリがいる!」と、さらに奥に続いている洞くつを探検したり。
地上の世界とは一味違う洞くつの中を味わいました。

ホールアースに戻ったら、夕方の動物のお世話。
朝と同じメンバーで、担当する動物を入れ替えて行いました。

「2つある!」
夕方のお世話では、鶏が生んだ卵の確認をします。

お世話を終えたら、
「犬のサトはうんちしたかな?」「してないよ」と、動物たちの様子を担当スタッフに報告しました。
動物たちもキャンプやホールアースの大事な一員。
担当スタッフから、全ホールアースのスタッフにこの日の様子を共有してもらいました。

「これ甘い!」「こっちはちょっと酸っぱいかも」
動物のお世話の間にはブルーベリーを食べている子もいました。

「お腹空いた~」との声が聞こえてきた頃に夕食となりました。

メニューは富士山麓ジビエの鹿肉を使ったカレー。

スタッフから富士山麓では鹿が増えすぎてしまって困っていることや、
それをみんなに食べてもらうことで命を大切にしていることなどを聞きながら頂きました。

食器の片付けを済ませたら、キャンプファイヤー。

この日は満月で、本当はキャンプファイヤーの前に満月観察の予定でしたが、
曇天のため残念ながら月を見ることが出来ませんでした。

焚き火を囲んでスタッフからの出し物でみんなで歌ったり、踊ったり。
みんなで過ごす最後の夜を楽しそうに過ごしました。

その後、入浴やハミガキなどをして就寝となりました。
お風呂から移動している間に雲の隙間から満月を見られた子もいました。

3日目
昨夜よりも少し気温が下がったことや、2日目の様々なプログラムでの疲れもあってか、
ほとんどの子がぐっすりと眠れた様子。

この日は解散日なので、まずは荷物整理とテントの掃除。
大きなリュック1つに自分の荷物をまとめてテントを空け、仲間とともにテント内の掃き掃除をしました。

それらが終わったら、動物のお世話。

子どもたちが近づくと、”待ってました!”と言っているかのように鳴き声を上げていました。

3日目とあって世話の仕方はスタッフに聞かず、みんなで確認し合いながら取り組んでいました。

動物のお世話を終えたら、みんなの朝食。

「ぼく親子丼大好きなんだ!」メニューは親子丼でした。

食器を片づけたら、3日間使ったテントを片づけました。

片付けは次の為の準備でもあります。
次のキャンプでも気持ちよく使えるようにと、協力しながら片づけていました。

早めに片付けを終えたグループは、自由時間。

「クワガタとったよ!」
ホールアース内で一番クワガタなどが集まるという噂の木で、クワガタを見つけた子もいました。

全てのグループが片付けを終え、続いては昼食の流しそうめんに向けての台作り。

「いくよー、せーの」
まずは地域でとれた竹を協力しながら割っていきます。

「これで麺が引っかからないね!」
割れたらトンカチやノミ、紙やすりを使って節を取っていきます。
1時間ほどかけて10mほどの流しそうめん台が完成しました。

台が出来たら早速、昼食の流しそうめんスタート。

「あー、つかめなかった」「ブドウとれた!」

そうめんの他にミニトマトや、キュウリ、ブドウなども流れ、次々に食べていました。

お腹がいっぱいになってきたところで、スイカ割り。

チャレンジしたいという子は目隠しをつけて、棒を中心にぐるぐると回って準備完了。
「右!右!」「まっすぐ!」
周りからの声を頼りにして、棒を振り下ろします。

「惜しい!」
1人目、2人目は残念ながら割ることはできませんでした。

そして3人目。

「そこだ!行けー」
しっかりとスイカの芯に棒が当たり、見事に割ることが出来ました。

スイカは切り分けてみんなでいただきました。

「種飛ばししよー」と誰が一番遠くに飛ばせるかを競っている子もいました。

最後にお別れ会。

3日間のキャンプを振り返り、一人ひとり、どんな3日間だったかを発表しました。

「シャワークライミングで流されそうになったけど、滝つぼに飛び込めて楽しかった」
「動物のお世話で世話をする大変さを知れた」

その後、各地へ解散していきました。
これで3日間のキャンプはおしまい。

富士山の湧水流れる川に、地下の洞くつの世界…。
富士山麓の自然をたっぷりと味わってもらえるように、
小学校中学年以上で少し発展したイメージのプログラムを企画しました。
子どもたちに自然のダイナミックさを知ってもらえたのではないかと嬉しく思います。

このキャンプをもって、この夏の子どもキャンプは全て終了となりました。
これからも様々なプログラムを企画実施していきたいと思います。

またみんなと一緒に活動できることを楽しみにしています。
またね!

今回のキャンプの実施概要はこちら
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担当:目杉