ホールアース自然学校が位置するのは、富士宮市の山や田畑が広がる里山エリア。
この場所では、自然に囲まれた生活が残っている一方で、手入れが行き届かなくなると、困りごとも生じます。
例えば、春に美味しいタケノコが採れる竹林も、定期的な管理が欠かせません。
放置された竹林はやがて荒れ、土砂災害のリスクが高まるだけでなく、イノシシなどの野生動物が棲みつき、農作物への被害につながることもあります。
そんな竹林が、先日、地元企業の研修の舞台となりました。
参加者たちは、管理が難しくなっていた竹林に入り、伸び放題の竹を切り倒し、林内に残っていた古い竹を集めて整理しました。
初めは不慣れだったノコギリの扱いも、作業が進むにつれスムーズになり、自然とチームの役割分担ができていきました。
作業前はかなり薄暗かった林内にも光が入るようになり、見違えるようです。
昼食のお弁当には、地元の野菜を活かした料理が得意なカフェレストランmoguさんに作っていただきました。
この秋、メンバーを変え、残り数回実施します。
竹林での作業体験を通じて、地域課題に実際に触れ、自分ごととして捉えながら、会社または個人としてどのように関わり、支援できるかを考えていただくきっかけとなればと思っています。
担当:角田