5月。富士山麓の茶畑は新芽が輝いています。
新茶の季節となり、多くの茶畑では収穫作業が行われます。
駿河湾を見下ろす高台にある富士市今宮の茶畑。
時々このブログでも活動内容をお伝えしていますが、今回はこちらの茶畑が新入社員研修の会場になりました。
東京にある総合レジャー企業の新入社員の皆さんが、毎年富士山麓に来てくれています。
ビジネスマナーやチームビルディングではなく、SDGsがテーマ。
新入社員研修としてはとても珍しいのではないでしょうか。

舞台となる茶畑は、数年前に放棄茶園となってしまいました。
茶葉の収穫ができないだけでなく、伸び放題となったチャノキは、茶畑と富士山という景観を損なわせてしまいます。地元住民や関係者の地道な努力もあり、昨年あたりから新茶を収穫できるくらいにまで回復しましたが、継続的に関わってくれる方々が必要です。
今回の研修では、そんな課題を抱える茶畑で一緒に汗をかきながら現状を知ってもらい、SDGsの概念の他、社内資源を使って課題解決に向かわせるための考え方を訓練。


汗をかく作業としては、畝の間に生えている雑草取り。とてもシンプルですが、30人で行うのと、地元の方が1馬力で行うのとは大違い。

休憩中は、近隣茶農家の方がいろいろなお茶を飲ませてくれました。個人的気に入ったのは、コクの強いほうじ茶ラテ。
作業終了時には、27個の大きな袋が雑草でいっぱいに。真夏到来の前に、この量の雑草を取れたことがどれほど助かることか。

自分でお茶を淹れて飲む習慣は、参加してくれた20代の若者にはあまりないかもしれませんが、一緒に活動してくれた茶農家さんの言葉や、休憩中の冷たいお茶が、体に沁みていたように感じました。
2日間の研修を終えて東京に戻った彼らは、いよいよ現場に出て行くとのこと。新しいことだらけの日常ですが、社会課題やSDGsを頭のどこかに常に置きながら業務にあたってくれることでしょう。引き続き茶畑でお待ちしています!
◆実施場所は全国対応可能です
研修の開催場所は、私たちの拠点である富士山麓をはじめ、都内各地や、リフレッシュ効果も期待できる温泉地など、ご要望に応じて柔軟に対応可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
担当:角田