拠点がたくさんあると、社員同士の日常的なコミュニケーションが限定的になってしまうことってありますよね。そんな時こそ、同じ宿に泊まり、一緒に食事をし、共通体験をしながら時間を過ごすことがとても大きな価値になるんじゃないかなって思うのです。
コロナをきっかけにオンラインでの会議やリモートワークが増え、一見するとタイパのよい労働環境が整ったように見えます。ただ一方で、その弊害も実はじわじわと広がっているのかもしれません。
同僚やクライアント、仕事で関わる様々な人と情報交換はしやすくなったものの、何気ない会話やおしゃべりは減り、言葉の横にある表情や息遣い、その奥にある感情などは伝わりにくくなってしまったのではと思ってしまいます。
最近は、日常とは異なる場所でメンバーが一同に会する合宿のような機会を設ける企業さんが増えているように感じます。リアルなコミュニケーションの価値が改めて見直されているのでしょうか。私たちは、そのような場が、より濃密になるようお手伝いしています。
今回ご依頼いただいたのは、関西と関東を中心としたフォトスタジオをたくさん手掛けている株式会社キャラットさん。昨年と今年入社の社員を対象に、直接的なコミュニケーションの時間を、高尾山の麓にあるタカオネでご用意されました。
入社した後、各フォトスタジオに配属になるため、日常的な交流は少ないとのこと。また、関西と関東で物理的な距離が離れているので、エリア間の交流機会はなかなかとれません。
1泊2日の1日目を終日ご一緒させていただきました。午前中に皆さんの前に初めて立って挨拶をした際の皆さんのカタイ表情、とっても印象的でした。でも、互いの名前を呼びあったり、目線や手を合わせたりしてるうちに、おもしろいくらいに柔らかな良い表情になるんですよね。

3時間ほど高尾山の自然をチームメンバーと一緒に堪能し、研修会場に戻ってきた皆さんの顔はとても表情豊かでした。私たちは、夕方までの時間をご一緒しましたが、その後はバーベキューやお風呂、夜の焚火など、とことんコミュニケーションを味わう時間が用意されていました。
研修は、参加するメンバー以外に、それらを準備・運営する役割の方が必ずいらっしゃいます。今回の研修では、人事担当の方を始めとして、研修をサポートする側の皆さんの愛情が各所に溢れていたのが印象的でした。
キャラットさんの社内に流れる、「写真」を撮ることをきっかけとして、人々にしあわせな「体験」や「時間」を提供したいという想いがまさに体現されていたような時間だったのでは。
高尾山で仲間と共にどっぷりと過ごした時間は、各拠点に戻ってからも様々な場面で心の支えや絆になることと思います。






◆実施場所は全国対応可能です
研修の開催場所は、私たちの拠点である富士山麓をはじめ、都内各地や、リフレッシュ効果も期待できる温泉地など、ご要望に応じて柔軟に対応可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
担当:角田