【実施報告】はじめてのジュニアキャンプ

みなさんは自分ひとりで、はじめてキャンプやお泊りに行った時のことを覚えていますか?
私ジョージは小学2年生の夏休み、児童クラブにお泊りしたのが最初でした。家からお米1合を持って行って、カレーを作ってみんなでワイワイ食べて。遊戯室でおやすみなさい。いつも過ごしている場所なのに、全然違う雰囲気でドキドキワクワクしたのをよく覚えています。

今回の「はじめてのジュニアキャンプ」には、ホールアース自然学校に来るのがはじめての人、1人での外のお泊りがはじめての人など、小学2年生~4年生の19人の仲間が集まってくれました。どんな「はじめて」が待っているのでしょうか?

キャンプのスタートは、名札づくりから。ホールアース自然学校オリジナルの木の名札に、呼んで欲しい名前を書いていきます。自分の名前にしたり、オリジナルの呼び名にしたり、個性がでますね。

名札の準備が整ったら、みんなで顔合わせのお弁当タイム。はじめのうちは緊張気味の人も多かったけれど、次第に会話が生まれ、あっという間に賑やかに!

オリエンテーションでは、2日間でやること、大切にして欲しいことをお話したり、テントの場所決めもしました。そして、自己紹介タイムで「このキャンプで楽しみなこと、興味のあること」をお話してもらうと、「川遊び!」の声がたくさん。

じゃあ、「川遊び」に行こう!
ライフジャケットを着て、川遊びのお約束のお話を聞いて、いざエメラルドグリーンに輝く芝川へ!

「つめたーい!」
年間通して12~13℃の芝川の水。絶叫と笑顔が溢れます。

水鉄砲合戦をしたり、生き物探しでサワガニを見つけたり、浮き輪で向こう岸まで泳いだり。中には岩の上から芝川にジャンプする人も。

ワイワイと盛り上がる川遊び、けれどだんだん寒くなってきた。
そんな時はドラム缶風呂!
ほどよい湯加減が体を温めてくれます。

「もう1回行ってくるね!」と再びジャボーン!
元気だねぇ。

いっぱい遊んで、さあ戻ろう。
あったかいミルクティーでホッと一息ついて、川遊びはおしまい。

しばしの自由時間のち、夕ごはん。
「おなかペコペコ~」の声も聞こえます。

夕ごはんは、ホールアース農場の旬のお野菜がたっぷり入った鹿肉カレー。
「お野菜苦手なんだけど、今日は食べられたよ」は嬉しかったなぁ。
そして、スイカのおかわりじゃんけんも!

食べ終わったらお片付け。
ホールアース自然学校流のお皿の洗い方を教わり、汚れをできるだけ抑えた洗い方で自分のお皿を洗いました。

太陽が沈み辺りがだんだんと暗くなってきたら、キャンプファイヤー。
ゆらめく炎の中に、みんなで1本ずつ薪をくべていくと炎が大きくなってきた!
ありさんぞうさん、じゃんけん大会、アブラハム。
大声出して、真剣勝負をして、体ぜんぶを動かし踊って大笑い。
一日目の夜が更けていくのでした。

2日目の朝。
おはよう!
小雨が舞っていて、少しだけ涼しいかな?
しっかりと寝られた人もいれば、はじめてのテントや寝袋に慣れなかったり、川の音が気になったりなど、眠りにつくのが大変だった人も。

眠い目をこすりながら、朝一番の活動は動物のお世話。動物たちも大切な仲間です。
ニワトリとヤギのお世話、犬のサトのお世話の2チームに分かれてスタート!
朝3時台から「コケコッコー!」と鳴き始めたニワトリたちはとっても元気。
ごはんをあげると勢いよくやってきて、思わずビックリ。

サトのお世話では、リードを交代しながら持ってお散歩をしたり、ごはんをあげたりしました。

動物のお世話を終えたら、朝ごはんで食べるブルーベリーを摘みに行こう!
おいしそうなのはどれかな?

朝ごはんはカートンドッグ。カートンドッグってなぁに??
ホットドッグ用のパンにお好みの具材をつめつめ。
アルミホイルでくるっと巻いて、空の牛乳パックへ。

牛乳パックにマッチで火をつけて、燃え尽きたらできあがり!

「マッチで火をつけるの、はじめての人!」
半分以上の人が手を挙げてくれました。
火をつけるコツや、火がついた後の扱い方をお話して、いざチャレンジ。
なかなか火がつかなかったり、火がついたことに驚いてすぐ手を放してしまったり、はじめのうちは悪戦苦闘。
けれど、少しずつ慣れてきて、みんな無事つけられました!
不安な表情から「できた!」の輝いた目に変わっていきます。

ほかほかのカートンドッグと、ホールアース農場の野菜がたっぷり入ったスープ、
みんなで摘んだブルーベリーを乗せたヨーグルトと一緒にいただきます!お味はいかが?

ごちそうさまでしたの後は、荷物整理&テントの掃除。
同じテントで過ごした仲間と協力しながら、マットを片づけたり、ほうきで掃いたりしました。

2日目午前の活動は自由選択プログラム。
クワガタムシをつかまえたり、だるまさんがころんだをしたり、ブランコに乗ったり、イヌのサトをなでたり、思い思いの時間を過ごしました。

お昼ごはんは、富士宮焼きそば!
調理のお手伝いをしてくれる人、テーブルを拭いてくれる人など、
チームワークが発揮され、あっという間に準備完了。
元気な声で「いただきます!」
焼きそばのおかわりをしてくれる人も沢山いました!
お皿の片付けは、もう手慣れたもの。バッチリです!

キャンプのさいごは、終わりの会。
楽しかったこと、ドキドキしたことなど、2日間の思い出をお話してもらいました。
「川に飛び込んだのが楽しかった」
「動物のお世話でニワトリにつっつかれてびっくりした」
「マッチの火を初めて自分でつけられたのがうれしかった」
など、それぞれの感想を語りあい、集合写真で「はじめてのジュニアキャンプ」を締めくくりました。

キャンプの中では素敵な笑顔にい~っぱい出会うことができましたが、
一番印象的だったのは解散時におうちの方の顔が見えた時のみんなの表情でした。
楽しさだけでなく、緊張もある中で過ごした2日間。
「はじめて、よくがんばったね!」と思いを馳せたジョージでした。

はじめてのジュニアキャンプでは、いろいろな「はじめて」にチャレンジするなかで、思ったようにできたこと、そうでないこと、様々あったかと思います。

「自分でやってみる」
その一歩を踏み出したみんなの勇気に拍手!

今回のキャンプの実施概要はこちら
Instagram,X(旧Twitter),Facebookでも情報を発信しています!

投稿:作田