日本人にとって欠かせない味噌を一から手作り。
今回は食をつくるにこだわった、1泊2日を過ごしました。
まずはみんなで、顔合わせ昼食会。
食器の片づけと、オリエンテーションを終えたら、味噌づくりについての話を聞きました。
キャンプ中には大豆を水につける工程・大豆を煮る工程はできなかったため、スタッフが作業している様子を写真でみました。
大豆は16時間ほど水につけるとなんと2倍~3倍に膨れ上がります。
また、味噌は発酵食品。発酵の話を聞きました。
そして味噌づくりの前に、煮て柔らかくなった大豆を食べてみました。
「食べられるの?」「おいしい!」
これからいよいよ味噌づくりスタートです。
「かた~い」
まずは柔らかくなった大豆を手を使って潰していきます。
今は機械を使って潰すことが多いですが、あえて手でつぶす事で大変さを感じてもらいました。
「ボウルからこぼれちゃう~」
次に米麹と塩をまぜまぜ。
発酵を進めるために必要な麹と、雑菌の働きを抑制してくれる塩をしっかりと混ぜます。
「腕が疲れてきた~」
米麹と塩を混ぜたらその中に、つぶした大豆を投入。
大豆の煮汁を加えながらさらにまぜませ。
この頃には、子どもたちの腕には疲労感が…
硬さが耳たぶ位になったら、お団子状にしていきます。
完成まで後もう少し。
「ぎゅっぎゅ」
いよいよ最終段階。
ビニールにお団子をつぶしながら入れていきます。
しっかりと空気を抜いて封をしたら日付と名前を記入して出来上がり。
「かんせい!」
がんばったね!おつかれさま~
「美味しい!」
味噌づくりを終えた後には、おやつにホールアース農場で採れたサツマイモを使った蒸しパンをいただきました。
夕方には、寝袋の使い方と片付け方のレクチャー。
みんな真剣に聞いているようでした。
「いただきま~す」
味噌づくりで疲れたのか、夕ご飯はおかわりもして沢山いただきました。
夜のおさんぽから帰った子ども達は、お風呂、はみがき、日記書きをして1日目を終えました。
「おはようございます!」「さぶっ」
朝起きたら車のフロントガラスが凍るほどに冷え込んでいました。
テントの掃除や荷物整理をして、動物のお世話からスタート。
富士山をバックに「ぱしゃり」
犬(サト)のお散歩のあとは、山羊(ちゃい)、ニワトリやひよこのお世話をしました。
「いただきま~す」
動物のお世話を終え、今度はみんなの朝ご飯です。
朝食後には、お昼にいただくピザの生地こねをしました。
「手にくっついた~」
今回のテーマにそって、味噌づくりだけではなく、ピザも生地から手作りです。
「こねこね」
一つのかたまりにしたら、耳たぶ位になるまでこねていきます。
「味噌づくりよりもラクだったかも!」
完成したピザ生地は、ボウルに入れラップをしたら1時間ほど「発酵」させます。
「火よついて!」
発酵を待っている間に、ピザ窯の火起こし。
1人ひとりマッチでの火起こしにチャレンジしました。
「お腹空いた~」
発酵が進んだ生地を広げていきます。
「トッピングがいっぱいだぁ」
今回は定番のトマトソースではなく、味噌マヨソース。
そこにキノコや、ツナ、コーンなどのトッピングを思い思いに選びました。
焼けたグループからいただきます!
自分たちで手作りすると、やっぱりおいしいね。
「わー」
お別れ会の前に富士山をバックに集合写真。
最後にお別れ会。
1人ひとりに〝どんな2日間だったか″を話してもらいました。
今回の活動はこれでおしまい。
毎日の生活に欠かせない「食」。
2日間を通して作ることの大変さや、自分で作るとおいしいなど様々感じてくれたと思います。
今回作った味噌は約1年後にはそれぞれの家庭で使われていることでしょう。
その時、今回のことを思い出しながら食べてくれたらうれしく思います。
アドベンチャージュニアは1年を通して開催しています!(詳しくはこちら)
次回、第7回(最終回)は「凛とした空気」~寒さを楽しむ~をテーマに2024年2月23日(金・祝)~25日(日)の2泊3日で行います。
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担当:廣瀬