【実施報告】里山のようちえん4月「春の里山いきもの探検と天ぷらうどん作り」

ホールアース自然学校の人気プログラムである、
「里山のようちえん。」

それは、年に6回開催される、
一泊二日の食育プログラムです。

今年度の初回は、
「春の里山いきもの探検と天ぷらうどん作り」
春の里山を全身で感じて、
そして自分で採取した野草で天ぷらうどんを作りました!

今回は3組のご家族が参加。
中には初めての方もいたので、
まずはホールアース自然学校の敷地内を探検。

生き物を探しながら歩き回ったり、
動物たちと触れ合ったり。
そしてそのまま階段を下りていき、
下サイトと呼んでいる場所で
天ぷら試作用の野草を採取しました。

大人は野草を必死に採取。
子どもたちはというと、

野草よりカエルやトカゲ。
動くものに敏感に反応し、
無邪気に追いかけていました。

天ぷらうどん作りは2日目だけど、
おやつで天ぷらを食べちゃおう。

たくさん歩いて疲れたみなさん。
おいしそうに天ぷらを味わっていました。

夕方にお腹がすくのは人間だけではありません。
夕方は、ホールアースの動物たちのお世話の時間。

夕食の前に動物のお世話を協力して行います。

動物のお世話は楽しいだけではありません。
フンなどのお掃除も最初は嫌がっていましたが、
気が付けばお掃除に夢中。

心なしか動物たちもうれしそうです。

夜ご飯は全員で一緒にいただきます。
おかわりもたくさんしてくれました。

これでおやすみ~ではなく、
里山に来ているのだから、
夜の探検に行かないなんて
もったいない!

ライト片手に生き物探し!
スタッフも写真を撮り忘れてしまうほど、
一緒に夢中になっていました。

そして二日目。
朝食の前に昨日と同様に動物のお世話。

途中看板犬のサトはネコとにらみ合い。
なぜサトはふせているのだろう。

動物のお世話が終わり、
朝食を食べたら、
いよいよ天ぷらうどん作り!

袋に材料を入れて、
まとまるまでこねたり踏んだり。

薄くのばしたら包丁で麺に。
細くまっすぐに。
時にはあえてほうとうのように太く。
家族ごと、自由なうどんが完成しました。

採取した野草の天ぷらも揚がり、
そしてついに天ぷらうどんの出来上がり♪

自分で食材を調達し、
自分で調理して、
そして味わう。

昔の人々は、その活動を当たり前のように実施していました。それが今では誰かが採取したり、育てたり、作ったりしたものをお金を払って食べている人がほとんど。

どこにいても各地の食材を食べることができる便利な時代ですが、そんな便利な時代だからこそ、自分で採取し、調理し、食べる体験が子どもに、そして親御さんに気づきや感動を与えるのだと思います。

担当:小野