【実施報告】里山つなぎ隊1月 水辺の保全

今年度の里山つなぎ隊は今までとは少しテイストを変えて実施しています。
生物多様性の保全に向けて、私たちが取り組める自然再生活動を毎回違う視点から関わっていきます。

第3回目となる今回は『水辺の保全』という切り口で実施しました。
今回は2部構成『カエルが集うビオトープづくり&水辺に親しむための道づくり』
前半はカエルの産卵地を作ります。
春先の一番早い時期に卵を産むアカガエル。
カエル好きの参加者とスコップを使って作業開始です。

まずは現状の確認と作業の流れを共有します。
さぁこの場所がどう変わるのか・・・

最初に手を付けたのは、ビオトープまでの水の通り道の確保。
スムーズに流れるように、若干の傾斜をつけながら掘り進めていきます。

なんと途中で地面からカエルが…!アマガエルちゃんでした。

奥まで水が通りようにビオトープの中まで道を繋げます。

予定の場所まで掘れたところで水を流します。
さて結果はどうなるのでしょうか?
午前中の作業はここで終了!

お昼ごはんは柚野商店で作ってもらった里山弁当♪
ホールアース農場で採れた野菜を使って作ってもらいました。
疲れた身体に染みわたります。

お昼休憩の後ビオトープに行ってみると、なんともう池になっていました。
予想以上に溜まっていたのでびっくり!!

後半は一級河川の芝川へ降りて、淀みになっている場所を見つけながらそこに生息する生き物を観察。
アブラハヤが泳いでいました。

後半はそんな芝川に降りやすい道を作ります。
最初にどの位置に道を繋げたいのかを決めたら、スタート地点も決めていきます。
両側からと真ん中に一人ずつ配置して声を出しながらアズマネザサを道が50センチ幅になるように切り進めていきました。

切る位置は足で踏んでも痛くないように地面すれすれに。
繫茂しているので切るだけでも大変ですが、切ったアズマネザサを運び出すので一苦労です。

作業を進めていると生き物の巣らしきものが…!

何の巣でしょうか・・・今調べ中です。こうご期待!

2時間ほど頑張って川までの道を完成させました!
入口からを奥が薄暗くみえますね・・・

でも中に入るとこんな感じ。
作業前に比べるとだいぶ明るく歩きやすくなりました。

最後に前半に頑張ったカエルの集うビオトープを願って作った池の前で記念撮影。
また一段と水位が増して、アカガエルの産卵が見られるといいなぁと話しながら、この日の作業は終了しました。

次回は2023年2月4日・5日(宿泊もOK!)
4日『カタクリ生息地の整備』
5日『耕作放棄地対策』

皆さまのご参加お待ちしております。

里山つなぎ隊隊長:廣瀬隼人