富士山、それは、あらゆる生きものの命を支える山。
ここには、多種多様な生きものが暮らしています。
そんな生きものたちに欠かせないのが、水。
富士山の周りは、滝、川、湖と、豊かな水に恵まれています。
もちろん私たち人間にとっても、大事な存在である水。
今回はそんな水と親しむ1泊2日の活動を行いました。
まずは木の名札や、キャンプの仲間の証であるバンダナに名前を書きました。
そしてそれぞれ持参したお弁当を食べながら、仲間づくり。
その後、今回のキャンプ中の食事を作っていただく、ホールアース農場の方から挨拶をいただきました。
オリエンテーションでは、キャンプのスケジュールやルールを確認したり、
「シャワークライミングやっとこと無いから楽しみ!」
「魚のつかみ取りで大きなのを捕まえたい!」
など、それぞれがどんな2日間にしたいかを話したりしました。
オリエンテーションを終え、着替えをしたらシャワークライミングへ出発!
今回シャワークライミングをする川には、静岡県のみずべ100選にも選ばれた七滝があります。
ライフジャケットやヘルメットなどを身に着け、早速川へ。
「そんなに冷たくない!」
出発前に一枚。
ここから岩肌をしっかりつかんで川をのぼっていきます。
川の中の石はコケが生えていて滑りやすく、また水の流れも速いので、一歩一歩しっかりと歩を進めます。
流れがゆっくりとしている所では水を掛け合ったり。
上流から流されてきたのか、鹿の角を発見したり。
しばらく進むと、一つ目の滝を発見。
交代で滝に打たれてみたり。
ゆっくりしたら、もう少しのぼっていきます。
そしてゴール地点となる大きな滝に到着!
この日は少し流れが速く、滝つぼへの飛び込みはできませんでしたが、次こそ!と意気込んでいる子もいました。
ホールアース自然学校へ戻ったら、片付けを済ませて夕食。
夕食には富士山麓ジビエの鹿肉を使ったジビエカレー。
増えすぎてしまった鹿を美味しくいただくことの大切さについての話を聞きながら、頂きました。
シャワークライミングをしておなかが空いていたのか、もりもりと食べていました。
雨が少しづつ降り始めていましたが、夕食後には夜の生き物探しへ。
木をライトで照らしてみると、コクワガタを発見!
「あ、光ってる!ホタルだ!」
中にはホタルや、大きなカエルを見つけた子もいました。
2日目。
朝から雨が降っていました。
雨の音で目を覚ました子もいれば、「おはよう!」の声がかかるまでぐっすりだった子も。
雨の中でしたが着替えや荷物整理。
また仲間と協力して、テントの中の掃き掃除をしました。
朝食を食べた後は、川の始まりを見に行きました。
昨日とは違う、富士山の湧き水が源流の川へ。
川に着くころには雨が上がりました。
「昨日の川より冷たい!」
岩の隙間から水がこんこんと湧き出ている様子を観察し、
滝をバックに記念撮影。
スタッフから富士山には、たくさんの水が蓄えられていることや、
その水を昔から洗濯など生活に利用したり、わさびやマスを育てるために使ったりしていることを聞きました。
その後、そんな水の恵みを生かしてマスを養殖している養鱒場へ。
魚のつかみ取りをしました。
「逃げられちゃった!」
「やったー!つかまえた」
きれいな富士山の水で育った元気なマスに負けじと、つかみ取りしていました。
つかみ取りを終えると、養鱒場の方が内臓処理をして塩焼きにしてくださいました。
「いただきます!」
「おいしい!」
「見て、きれいに食べられたよー」
ホールアース自然学校に戻ったら、お別れの会。
「シャワークライミングで流されそうになったけど、みんなで頑張ってのぼれた!」
「魚のつかみ取りで、ツルツルしていて中々捕まえられなかったけど、○○くんが手伝ってくれて捕まえられて嬉しかった」
2日間でどんなことがあったかを話しました。
これで今回のキャンプはおしまい。
乾いたのどを潤し、体を洗い、作物を育て、、、と毎日当たり前のように使っている水。
水の恵みのありがたさを感じてもらえていたら嬉しいです。
アドベンチャージュニアは1年を通して開催しています!(詳しくはこちら)
第4回は「緑豊かな高原」をテーマに、9月14日(土)~9月16日(月・祝)の2泊3日で行います。
またみんなと会えるのを楽しみにしています!
またねー!
今回のキャンプの実施概要はこちら
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担当:目杉