10月16~18日の3日間
雪国リトリートを舞台とした
若手プロジェクトリーダーの協働研修を実施しました。
この研修は
地球環境基金が行う環境保全団体に所属する若手職員の人材育成を支援するプログラムの一環で、フィールド実習の舞台として雪国リトリートを訪れてくれました。
今回のフィールド実習のテーマは「ステークホルダーとの協働」。
事前に「協働」について座学で学び、雪国リトリートの座組みや関係者についても理解を深めた上で、みなさん質問を用意して現地へと訪問してくれました。
今回の研修におけるポイントは以下の3つ
*協働の重要性及びポイントを理解すること
*他団体の事例における成功例も失敗例も知ることで、自団体の助成事業を客観的・多角的に捉えられるようになること
*自団体の事業の現状や課題を把握し直し、今後に向けた改善点を考えられるようになること。
研修としては
初日はマインドセットからスタートです!
せっかく現場に来たからこそ、そして舞台が雪国リトリートだからこそ、頭で考え事例や事柄を持ち帰る「学び」だけではなく、心や身体で感じることを大切に過ごし、心や身体を伴った深い気づきを持ち帰ってもらう事。そんなこちらの想いをお伝えしました。
その後、現地リトリートガイドによるプチリトリート体験。
絵本の家ゆきぼうしとフーの森を舞台に3時間のプチ体験でした。
それぞれのリトリートネームに込めた思いを聴き合ったり、互いの問いを聞いたり、雨の降る森の中で森の音や匂いに意識を向けたり、一人の時間を取ったり。
みなさん短時間ながら、たくさんの気づきと、自分自身を振り返るいい時間になっていました。ここで過ごしたゆったりとした魚沼じかんが、皆さんの今回の深い気づきにつながっていった気がします。
2日目は、雪国リトリートに関わる様々なステークホルダーからヒアリングを行いました。それぞれの役割や一人ひとりが何を大事に活動しているのか、そしてどんな未来を描いているのか、参加者からたくさんの質問がでて、全然時間が足りませんでした。
リトリートに取り組む動機も本当に様々で
ある人は必要性の中で、ある人はこの場所におけるリトリートの可能性を感じて、ある人は自分自身の人生の目的と重なる活動として、ある人はただただ楽しいから。
今回、行政職員や民間企業の社員、お宿の方や地域おこし協力隊、地域のおじいちゃんおばあちゃんまで、様々な関係者から様々な側面で話を聞かせていただき、同じ一つの事象を見ていても持っている価値観や物事の捉え方は人それぞれなので、その事象の認識が違ってくる。それがまざまざと感じられる、リアルなヒアリング体験でした。
それは、今回訪問させていただいた雪国リトリートの関係者のみなさんが、ご自身のやっていることをキレイに魅せようとせず、あるがまま素直に出していただいたからこそ、生まれた「気づき」でした。
ヒアリングにご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
最終日は、ここまでご協力いただいた現地の方への恩返しも含め、リトリートの「販売」について参加した皆さんで考えて、リトリート関係者へ販売アイディアの発表をしました。
リトリートを体験したばかりの新鮮な感覚で、囚われがないからこそ、とても柔軟な発想がたくさんありました。聞いていて笑いもあり、驚きもあり、うるっとくる場面もあり、とても素敵な時間になりました。それは、今回参加してくれたみなさんが、雪国リトリートに対して「愛」を持って親身になって考えてくれて、「愛」を持って提案してくれたからこそ、互いに素直に言葉を受け止めあうことができ、ステキな贈り物の循環ができたのではないかと思います。
最後は、3日間の「学び」や「気づき」を
自分自身の仕事に結びつけて今後の計画や意気込みにつなげる時間です。
みなさん、ただ頭で考え正解を出したものではなく、今回の実習の中で自分自身の心が動いた言葉や気づきをふまえた、それぞれのあり方を伴った宣言になっていたように感じました。
そしてその宣言に対して、ここがいいね!とエールを送りあい、具体的な提案でより良くしていく為の言葉も送り合いました。
こうやって切磋琢磨していける同期の仲間がいて、その関係性が築けていることが、本当に素敵だな~と感じた時間でした。
心や身体感覚の伴った「深い気づき」
今回の研修においては、それぞれの参加者の中にあった気がします。
それは、相手の声を、そして自分の声を「聴く」ことを大切にしながら
3日間過ごしたからこそ生まれた「気づき」だったのではないでしょうか。
そして
森の中と室内、言葉の世界と音や絵の世界、論理の世界と感性の世界、静と動、測りやすい価値と測りにくい価値、そうした質感の違う世界を行き来することによって揺さぶられ、得られる「気づき」だった気がします。
この3日間、研修を実施した自分自身にとっても素敵な時間となりました。
関わっていただいた
雪国リトリートの関係者のみなさん、お宿の民宿浦新さん、地球環境基金のみなさん、メンターの池本さん、若手プロジェクトリーダーのみなさん
本当にありがとうございました。
リトリートと研修って相性いいな~と
改めて思う経験となりました。
担当:小原
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