【実施報告】里山のようちえん4月 春の里山いきもの探険と天ぷらうどん作り

今年も「里山のようちえん」が始まりました。
このプログラムは、里山の暮らしを体験しながら、自然や食、田舎の知恵を親子で学ぶ年間プログラムです。対象は幼稚園生とその保護者になります。
4月のテーマは「春の里山いきもの探険と天ぷらうどん作り」でした。

はじまりの会

まずはみんなで集まって、はじまりの会。
2日間の予定を聞いたあと、家族で「楽しみにしていること」を話し合い、自己紹介タイムです。
ちょっぴり恥ずかしそうにしながらも、みんなの前で「これから楽しみにしていること」をしっかり話してくれました。

里山探険へ出発!

続いて、1年間遊ぶホールアース自然学校の敷地内を探険!
明日の天ぷらに使う野草やお花がどこに生えているかを探しながら歩きます。
「やぶかんぞう」「柿の若葉」「カラスノエンドウ」など、春の恵みを発見しながらの探険です。
途中、カエル探しに夢中になる子もたくさんいました。

テント設営にチャレンジ

夕方には、今夜泊まるテントを立てました。
スタッフからテントの立て方を聞いて、家族みんなで協力して設営します。
本体にポールを通して、布をピンと張って完成!
教わりながら進めたことで、どのチームもスムーズにテントを立てることができました。
中にマットと寝袋を入れて、今日の寝床ができあがりです。

野草の味見

夕飯前には、明日の天ぷらうどんに使う野草の味見タイム。
シンプルに塩で味付けしただけですが、「サクッ」と揚がった野草はとても美味しい!
子どもたちも、ちょっと苦みのある野草に挑戦していました。
やっぱり、自分で採ったものは格別ですね。

夕食はジビエカレー!

この日の夕食は、ホールアース自慢の「ジビエカレー」。
自然学校ではジビエの解体処理施設を持っていて、今回の鹿肉はスタッフの浅子智昭(あなご)が銃猟で仕留め、丁寧に処理したものです。
下処理後、一口サイズにカットして、圧力鍋で柔らかく煮込んだ鹿肉カレーは絶品!
みんなたくさんおかわりしてくれました。

夜のお楽しみ「ゲコゲコ探険隊」

夜は「ゲコゲコ探険隊」と題して、田んぼへ生き物探しに出かけました。
水が入り始めた田んぼでは、両生類たちが元気に活動しています。
アカハライモリを見つけた子や、初めてカエルを捕まえた子も!
最初はカエルに触れなかった子も、友だちの姿を見て勇気を出し、「初めてカエルつかまえたよ!!」とうれしそうに報告してくれました。

朝の目覚ましは…

「コケコッコー!」
里山の朝は、にわとりたちが元気に起こしてくれます。
動物たちのお世話を終えると、みんなお腹ペコペコ。
朝ごはんは、地域で採れたタケノコ入りの炊き込みご飯。
春の恵みがたっぷり詰まった一杯に、朝から大満足です。

いよいようどん作り

朝食のあとは、いよいようどん作りに挑戦!
小麦粉に塩と水を入れてこねていきます。
おとながこねるのは簡単ですが、ここは少しがまんして、子どもたちに挑戦してもらいます。
時間がかかっても、自分でやってみることが大切。
最後の「本当にむずかしいところ」だけおとなが手伝うことで、「じぶんでできた!」という自信につながります。
小さな成功体験ですが、達成感は大きいですね。

野草天ぷらうどん完成!

うどんの生地を寝かせている間に、野草を摘んで天ぷらに。
ゆであがったうどんにトッピングすれば、「野草天ぷらうどん」の完成です!
「うまーーーーっ!」と大きな声で叫びながら食べている子もいました(笑)

のんびりとした時間の中にも、自然や食、仲間との関わりなど、たくさんの体験がつまった2日間でした。
今年も一年、里山のようちえんをどうぞよろしくお願いします!

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担当:浅子