新緑の鮮やかさが増してきましたね!
爽やかなお天気のなか、5月16日~17日の1泊2日で第2回アドベンチャージュニア「森をつくる」を実施しました。
力を合わせて1本の木を伐ったり、伐った木からアロマ水を作ったり、自分だけの木のキーホルダーを作ったり、木や森を体いっぱいに感じる2日間。
まずは、それぞれが持参したお弁当を一緒に食べることからキャンプがスタート。
オリエンテーションでは、キャンプのスケジュールやルールを確認したり、自己紹介をしました。
自己紹介では、
「間伐で思いっきり木を伐りたい!」
「アロマ水づくりが気になる」
「夜の生き物探しが楽しみ」
など、キャンプで楽しみなこと、気になることをお互い発表しました。

テントを決めて準備が整ったら、森へ出発です。

ヘルメットを着けて、森の中へ。
ぐるっと見渡してみると、真っすぐに伸びた木々が綺麗に一列に並んでいます。

ここは人が木を植え、管理している「人工林」です。
人工林の森を見ながら、木を伐ることは良いこと?悪いこと?といったお話しながら、森について考えてみました。
私たちの生活には沢山の木が使われていること、その木を得るためには木を「植え」「育て」「伐る」必要があること、育てる中でも「間伐」という木を伐り倒す必要があることなど人工林と人の関わりについて、みんなの意見も交えながら森を学んでいきました。

今日は「間伐」を一緒にやっていきます。
木を伐るのは危険な作業でもあるので、装備や準備を改めて確認し「間伐」スタートです。
はじめは、スタッフの「たいやき」ががチェーンソーを使って、木の伐り方をレクチャーしながら伐り倒しました。
間近で見るチェーンソーの音や迫力にびっくりする人も。

今度はみんなで木を伐る番です。
伐る木は高さ20m近くある立派なヒノキ。
使う道具はノコギリ。自分たちの手で力を合せて伐っていきます。
みんなで木を観察して、木がどんな状態か?どちらの方向に倒すか?安全な場所はどこか?を声を出しながら確認して伐りはじめました。

木を伐るには「受け口」と「追い口」の2つの切り口を作る必要があります。
「受け口」は、鳥が口を開けた時のように三角形状に切り落としていきます。
慣れないノコギリにはじめは試行錯誤。
「ノコギリは体全体を使って、引く時に切れるよ」
「まっすぐ切れているかな?」
「斜めに切るのって大変!全然すすまない!」


みんなで交代しながら着実にノコギリを進め、無事「受け口」を入れることができました。


続いて「追い口」。
少しずつノコギリにも慣れてきたみんな。
交代しながら、リズムよく伐り進んでいきます。
「あと少し!」
「がんばれー」
お互い声を掛け合いながら、「追い口」も入れ終えることが出来ました。
みんないい感じ、順調です。

次はロープで引っ張って倒していきます。
みんなで息を合わせて
「せーの、よいしょー!」「せーの、よいしょー!」
少しずつ木が傾いていきましたが・・・
枝が引っかかってしまい、倒れません。
息を整えてもう一度。
「せーの、よいしょー!」「せーの、よいしょー!」
ゆさゆさ揺れるだけで、倒れる様子はありません。
まるで、童話の「おおきなかぶ」みたいです。

「え~~倒れないの~~」
「もうだめなのかなぁ」
あきらめのような声も漏れてきました。
しかし、ここからが工夫です!
フェリングレバーという木を動かす道具を使ったり、ロープの位置を変えたりしながらロープを引っ張っていると、引っかかっていた枝が少しずつ抜けてきました。
「みんな~!いい感じだよ~あと少し!」
力を合せて引っ張ること1時間、ついにその時が来ました。
「次こそいけるよ~!せーの、よいしょー!せーの、よいしょー!」

引っかかりが抜け、大きな木がゆっくりと倒れていきます。
「ドシーン!!」
地面を揺らすくらいの大きな音とともに無事に倒れた瞬間、森の中にみんなの歓声が響き、やりきった笑顔がはじけました。


伐り倒したら、この後のプログラムで使う枝や葉を切り取ったり、丸太になった木を協力して運び出したりしました。

「丸太、めっちゃ重い!」
仲間で協力して運びだしました。
間伐を終えて、おやつの時間。
ふんわりとしたにんじん蒸しパンをみんなで頬張り、ホールアースに戻りました。

片付けをしたら、夕食の時間です。
メニューは定番の富士山麓ジビエの鹿肉を使ったカレー!
鹿肉はホールアースのスタッフの「あなご」やキャンプを一緒にすごしている「ゆっこ」がさばいたものです。頂いた命を無駄にすることなく、みんなで「いただきます」。
体をいっぱい動かしたこともあって、おかわりがどんどん進みました。

お腹も程よく満たされ、少し落ち着いた雰囲気になったところで・・・
「ハッピーバースデ~トゥーユ~♪」の歌が!
なんと今日、お誕生日を迎える仲間がいたのです!
サプライズのプチデザートとともにみんなで一緒にお誕生日をお祝いしました。
ごちそうさまでしたの後は、水をなるべく汚さないホールアース流の洗い方で食器を片づけました。
夕食の後は、アロマ水作り。
みんなで伐ったヒノキの葉を枝からちぎって、蒸留器の中にぎっしり詰めます。


蒸留器は少し不思議な形をしていて、まるで「魔法のランプ」のよう。
蒸留器の中に水を入れ、コンロを点火。

蒸留器の中で葉っぱの良い香りが抽出され、アロマ水として出てくる仕組みです。
アロマ水は少しずつ出てくるので、仕上がるのは明日の朝です。
どんなアロマ水になるのか楽しみなみんなでした。
そしてこんどは、夜の生き物探し。
ホールアースの周りは田植えもはじまり、田んぼにいるカエルの合唱が響きわたっています。
水辺をみんなで見ていると、
「アカハライモリがいる!」
「はじめて捕まえたよ!」
体の形やお腹の模様をじっくり観察しました。

入浴や歯磨き、日記書きをしたら、みんなテントでおやすみなさい。
めいっぱい体を動かした1日目でした。
2日目
「おはよう!」とみんな元気に起きてきました。
蒸留器を見ると、ビーカーにアロマ水が溜まっています!
無事できたようです。後でみんなで見てみようね。
朝いちばんの活動は動物のお世話から。
ヤギのチャイに草をあげたり、犬のサトと一緒にお散歩行ったりと、
みんなでお世話をしました。



動物のお世話を終えたら、朝ごはん。
オープンサンドをモリモリ食べてエネルギーチャージ!

ごちそうさまの後、みんなで協力をしてテントの片付けや荷物整理をしました。
チームワークばっちりでとってもスピーディー。

さあ、片付けの後は今日のメインプログラムです!
まずはアロマ水から。
ビーカーに溜まったアロマ水を何滴か手にたらして、みんなで香りを嗅いでみると、驚きの表情が広がりました。
「すごい香り!」「ゆずっぽい!」「バターみたい!」

想像を超えた香りに、みんなからいろいろな感想が聞こえてきました。
アロマ水はスプレーボトルに入れて、みんなのおみやげになりました。

そして、いよいよ「クラフト(森のかけら)」です!
昨日みんなで伐った木と同じ「ヒノキ」を、輪切りにして小さく割った「森のかけら」。
自分がこれだ!と思ったものを1つ選び、紙やすりで磨いて、ストラップを作っていきます。

はじめは目の粗い紙やすりで表面のザラザラを滑らかにする作業から。
ここの頑張りがとっても大切。みんな集中してやすりをかけていきます。

「サラサラになってきたかな?」
「いや、まだまだ!もう少し頑張って~」
根気よく紙やすりで磨いていきます。

サラサラになったら、目の細かい紙やすりに変えて、さらに磨きをかけていきます。
磨けば磨くほど、ツルツルと触り心地が良くなってきます。
磨きはじめてから1時間・・・
「ツルツルになったよ!」
素敵に仕上がった森のかけらにこめ油を塗り込み、最後に紐と木でできたビーズを通したらできあがり!
「できた!」
世界に一つのオリジナルのキーホルダーが完成し、みんなのリュックに取り付けました。


その後は自由時間。
昨日伐ったヒノキを輪切りにしてみたり、たいやきからロープの結び方を習ったり、動物たちに触れ合ったり、もりのかけらをもう一つ磨いたり、思い思いの時間をすごしました。


お昼ごはんは、ホールアースがある富士宮の名物、富士宮やきそば。
今日もいっぱい動いておなかも空いたのか、何度もおかわりをしている子もいました。

キャンプのしめくくりはおわりの会。
「間伐で受け口や追い口を切るのが大変だったけど、木を倒せて達成感があった」
「森のかけらでピカピカのができた!」
と、それぞれの2日間をふりかえりました。

2日間で手に入れた「木の恵み」のおみやげをもって、お家に帰るみんなでした。
木や森を体全体で味わった2日間。
森に入る、木を伐る、木を使う。どの活動も「森をつくる」ことにつながっています。
これからも、木や森に親しみを持ってもらえると嬉しいです。
今回のキャンプの実施概要はこちら
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担当:作田
