【実施報告】富士山冒険学校2026

“海から頂へ。仲間と刻む42km、自分を超える8泊9日”
ホールアースのキャンプ経験者たちが集う真夏の真剣勝負、今年の「富士冒(ふじぼう)」!
駿河湾の海抜0mから日本最高峰3,776mを目指す、全長約42kmの冒険に挑戦しました。

1日目(8/4)

日本各地から参加者が集合。
最初は少し緊張気味だった子どもたちも、持参したお弁当を囲みながら「どこから来たの?」と声を掛け合い、少しずつ打ち解けていきました。

オリエンテーションでは、スケジュールを確認したり、自己紹介をしたり。
「仲間と協力しながら、富士山に登りたい!」
「自由時間で流しそうめんをしたい」

久々にホールアースに来る子もいたので、周囲の危険な生き物について紹介したり。

午後は富士山本宮浅間大社や、毎秒3.6kLもの水が湧き出る「湧玉池」へ。
「おいしい!」と冷たい湧き水を味わい、かつて修験者が禊(みそぎ)をしてから山を目指した歴史に思いを馳せました。

ホールアースに戻って、おやつを食べた後は作戦会議。
自由時間に何をするか、子どもたちで話し合います。

決まったのは「火山洞窟探検」「流しそうめん」「たいやき作り」「シャワークライミング」。

そして、明日から始まるゼロからの富士登山に向けての準備をしました。
登山初日となる翌日(8/5)は子どもたちのコミュニケーションを図るため、
2つのグループに分かれて、子どもたちだけで途中にあるチェックポイントを目指しました。

まずはグループ決め。
上級生と下級生がバランスよく分かれられるようにと、くじで決めました。

そして決まったら、今回の富士冒オリジナルの旗にサイン。
この旗は、スタートする海からゴールの富士山頂まで、みんなでリレーしながら運ぼうというもの。
思いを込めてサインしました。

準備を終えて、夕ご飯。
初めは緊張していた様子でしたが、このころから次第に会話が聞こえて来ていたような。
メニューは富士山麓ジビエの鹿肉を使った鹿カレー。
「めっちゃおいしい!」
と翌日からの登山に向けてか、しっかりと食べていました。

2日目(8/5)

起床してからすぐに朝食をいただき、バスで登山のスタート地点となる、ふじのくに田子の浦みなと公園へ。

なんと今回挑戦する富士山登山ルート3776を運営している富士市交流観光課の職員の皆さんが応援に駆けつけてくださいました。
「安全に気を付けて、みんなで山頂を目指して頑張ってください!」と熱い激励をいただきました。

海(海抜0m)を背景に出発前の1枚。

出発前にはグループで集まって地図を見ながら、1つ目のチェックポイントまでのルートや注意事項などを聞きました。

そしていよいよゼロからの挑戦がスタートです!

田子の浦港漁協食堂までは全員で移動しました。

田子の浦漁協食堂では、猛暑のなか歩く子どもたちのために漁協の皆さまから「かち割り氷」と特製コロッケ「たみこちゃん(田子の浦しらすと三島馬鈴薯のコロッケ)」、そして新鮮な「釜揚げしらす」を振る舞っていただきました。
「つめたい!」「おいしい!」と、エネルギーと元気をしっかりチャージさせていただきました。

ここからはグループごとにスタート。

グループごとに地図を見ながら、1つ目のチェックポイントの公園に全チーム無事に到着しました。

「暑かった~」
「ちょっと迷った!」
エアコンの効いたバス車内で少し休憩をとって、2つ目のチェックポイントへ向かっていきました。

しばらく歩くと、吉原商店街(標高6m)に到着。

吉原商店街では、内藤金物店の皆さまが地元の伝統である「吉原祇園太鼓」の特別演奏で子どもたちをお出迎えいただきました。

ここで1回目の旗リレー。

まだ市街地なので、そこまできつい登りは無いものの、じわりじわりと上り坂が続きます。

2つ目のチェックポイントは大きな公園(標高91m)。
「着いたー、お腹空いた~」
着くころにはちょうどお昼の時間。

「歩いた後はめっちゃうまい!」と言いながら、バス車内でお昼のお弁当を頂きました。

食後は少し休憩し、出発順を入替えて3つ目のチェックポイントへ。

商業施設が多くあった街から次第に茶畑などが広がる郊外の雰囲気に。

3つ目のチェックポイントは富士市の公共施設(標高234m)。
チーム「紫」はスムーズに到着したものの、チーム「富士山」は中々到着せず。

チーム「富士山」の子たちによると、道を大幅に間違えたようです。
地元の方に道を尋ねたり、最後にはチーム「紫」の子が迎えに行ったりして、何とか無事に到着しました。

2回目の旗リレーをして、この日のゴールを目指しました。

「着いたー!」
疲れはあるものの、みんな笑顔でゴールしました。
ゴール地点は富士市大淵地区にある「よもぎ湯」さん(標高370m)。

遠くにスタートした田子の浦の海が見えました。

よもぎ湯さんで入浴し、登山でかいた汗を流しました。
「風呂サイコー」

ホールアースに戻って、夕食をいただきました。
登山初日をがんばったからか、おかわりもたくさんしていました。

そして、この日誕生日の仲間がいたので、サプライズでお祝いしました。
誕生日祝いとして、スタッフ特製のゼリーを美味しくいただきました。

3日目(8/6)

バスで前日にゴールした富士市大淵地区の「よもぎ湯」さんへ。今日はここからスタートです。

3回目の旗リレー。
旗リーダーとなった子から「頑張るぞ!おー!」と気合を入れてスタートしました。

この日は行程の中で最も長い16kmの道のり。
この日からは全員で登っていきます。

道が少しずつ細くなっていきます。
「○○大丈夫?」
遅い子がいると、声を掛け合って歩いていました。

「昨日よりも角度がきつい~」
2時間ほど歩いて、休憩地点のNINOMARU village(標高683m)に着きました。

水汲み場で給水したり、頭を水でぬらして涼む子がいたり。

4回目の旗リレー。

スタッフの「この先も登りが続くよ」との話に、「もう無理~」との声もありましたが、「頑張ろう」と声を掛け合っていました。

1時間半ほど歩いて、次の休憩地点のふじひのきパーク(標高949m)に着きました。
ここでお昼ご飯。

「やっぱご飯おいしい!」
「これ食べられないから、食べて」
味わいながら食べている様子でした。

道端に生えているキイチゴを見つけると、パクッと食べる子も。
「甘酸っぱくて、元気出る~」

次のチェックポイントで、5回目の旗リレー。

ここまでは車の通る道でしたが、途中、修験者が通る村山古道という登山道を抜けていきました。

苔むした幻想的な富士山麓の林の中を歩きました。

村山古道を抜けて、1時間弱歩き、休憩地点のPICA表富士(標高1,139m)に到着。

ここからは再度、車の通る道を進んでいきます。

朝のスタート時と比べると明らかに歩くペースは落ちていましたが、
「頑張るぞー」と声を掛け合って、一歩一歩進んでいました。

そしてこの日のゴール、西臼塚駐車場(標高1,240m)へ全員で到着!

ハイタッチをして、みんなの頑張りを互いにたたえました。
西臼塚からは富士山の姿を望むことができました。

バスでホールアースに戻って、夕食。

4日目(8/7)

この日は登山をせずに体を休めたり、選択活動をみんなで満喫したりしました。

朝起きると、まずは動物のお世話と朝食づくり。

動物のお世話・朝食づくりを終えると、洗濯。
洗濯機の扱い方を教わりながら、自分たちで洗濯機をまわしました。

朝食後からは選択活動。

初日の作戦会議でみんなで決めた「火山洞窟探検」へ。

8000年ほど前の富士山の噴火によってできた洞窟に入っていくと、中は天然のエアコンが効いているように涼しく、周りを溶岩に囲まれた不思議な世界が広がっていました。

洞内でライトを消して洞窟の明るさを体験したり、洞窟のでき方についての話を聞いたり、しゃがんでようやく入れる狭い道を進んでみたりと、たっぷりと探検しました。

午後からは、翌日からの本格的な富士登山に向けての準備をしました。

まずは、富士登山のルール・マナーについて事前学習。
日本一高い山ならではのリスク等を聞き、正しい装備の準備ができるようにしました。

そして富士山頂にある郵便ポストからお家に向けて出す、はがき書き。
山頂限定の消印を押して届けてくれるとのことで、
「仲間と協力しながら、がんばっているよ」
などのメッセージを書いていました。

その後それぞれで荷物を準備し、忘れ物が無いかみんなで確認しました。

準備を終えたら、夕方の動物のお世話・夕食作り。

夕食をいただき、翌日からの登山に備え、少し早めに就寝しました。

5日目(8/8)

バスで西臼塚まで行き、6回目の旗リレーをして、この日の登山スタート。

朝一番目の区間で、じわじわと登っていてまだ体が温まっていない様子。

一歩一歩、歩を進めて休憩地点の富士山スカイライン・旧料金所ゲート前(標高1,455m)に到着しました。
トイレや水分補給を済ませ、ここからはほぼ平坦な道を2kmほど進んで、本格的な登山ルートの入り口となる水ヶ塚公園を目指します。

11時ごろ、水ヶ塚公園(標高1,488m)に到着しました。

ここで行動食や着替えなどの装備をザックに詰めて、本格的な登山の準備を整えました。

7回目の旗リレーを行い、最古の富士登山道のひとつである須山口登山歩道で上を目指していきました。

苔むした富士山麓の原生林の中を通り、しばらくしたらお昼ご飯。

木陰が続き、標高も高くなってきていて、暑さはあまり感じませんでしたが、
次第に道幅は狭くなり、登りもきつく…。

「もうきついかも」という子もいましたが、息を整えながらゆっくりと登っていきました。

8回目の旗リレーをして、リスタート。

1時間ほど登っていくと、「御殿庭下(標高1,980m)」の標識が出てきました。
ここで休憩。
エネルギーを切らさないように行動食を食べたり、水分補給をしたり。
「次の休憩地点はいよいよ木が生えられない高さまで行くよ」と聞き、少しずつゴロゴロとした溶岩が足元に増え、木の高さが低くなっていきます。

「開けた!」
しばらく進むと樹林帯を抜けました。

「大きいね~」
時折ガス(雲)が途切れ、麓の町並みや富士山頂の火口よりも大きな「宝永火口」を望むことが出来ました。

ただ、この宝永火口の縁は馬の背のように角度がきつく、岩も多いので登るのに一苦労。

やっと宝永第一火口縁につきパシャリ。
ここから20分ほど進めば、この日のゴールである富士山富士宮口六合目です。

そして、富士宮口六合目にある山小屋「宝永山荘」さん(標高2,493m)に到着!

部屋に入って着替えをしたり、六合目からの景色を眺めたり、各々で少し自由時間。

しばらくすると、夕ご飯となりました。
山小屋特製のカレーはとても美味しかったのか、残すことなく頂きました。

金剛杖を持ってきた子は焼き印を押してもらいました。

6日目(8/9)

9回目の旗リレーをし、六合目を出発しました。

ここからは富士山のメジャーな登山道の一つである「富士宮ルート」を登っていきます。

4つあるメジャーな登山道の中でも、一番距離は短いものの、その分登りは少しきつめ。
高山病にならないように会話が出来るくらいにゆっくりとしたスピードで登っていきます。

1時間ほどで、富士宮口新七合目(標高2,780m)に到着。
もう雲ははるかに自分たちよりも下に広がっています。

休憩をとったり、焼き印を押してもらったり。
「次はいよいよ標高3,000mを超えるよ!」との声に
再び元気を出してザックを背負って出発しました。

「ふぅ~」
登るにつれて、空気が薄くなるのを体感できるほど。
一歩進んでは、深呼吸を繰り返してゆっくりと登っていきます。

「次の山小屋見えているのに全然つかない~」
という子もいましたが、次々と歩を進めていきます。

いよいよ次の山小屋が目前まで迫ってくると、標高3,000mの看板を発見しました。

また少し歩くと、富士宮口元祖七合目(標高3,010m)に到着。

ここで10回目の旗リレーを行いました。

しばらく進むと、スタッフ曰く、火星エリアというところへ。

ここは富士宮ルートでも難所で、段差が大きくなっています。
スパターという溶岩のしぶきが固まってできた大きな岩の間を一歩ずつ進んでいきます。

元祖七合目出発から1時間ほどで、富士宮口八合目(標高3,250m)に到着。
八合目から上は県境の無い、富士山本宮浅間大社の境内地。
「日本で2番目に大きな山を越えたよ!」

ここ八合目にある山小屋・池田館さんは、
いつもホールアースの富士登山ツアーでお世話になっていることもあり、
特別に山小屋の裏側を探検させていただくことに。

「富士山は電気・水が無いから、発電機を回したり、雨水をタンクにためて利用しているんだよ」
との話を聞きました。

次はこの日のゴール、富士宮口九合目です。

登りに疲れて、後ろを振り返ってみると眼下には壮大な景色を望むことが出来ました。

そして、富士宮口九合目(標高3,460m)に到着!
「わたし登頂できるかも!」
この日は歩く距離自体は短かったものの、達成感はたっぷり感じていたのではないでしょうか。

九合目の万年雪山荘さんで一泊お世話になりました。

部屋に入って着替えをし、外の景色を眺めながら日記を書いたり。
遠くにはなんと、スタート地点の田子の浦の海や経由地の水ヶ塚公園を望むことができました。
「あんな小さいの?!頑張ったな~」

万年雪山荘さんの夕食もカレー。
六合目・宝永山荘さんのとはまた一味違ったカレーをしっかりと味わいながら頂きました。

夕食後はしばらく自由時間があり、景色を眺めたり、呼吸を整えたり。
高山病の症状を訴える子もいましたが、18時には就寝。

7日目(8/10)

「起きるよー」早朝2時に声がかかります。
辺りはまだ暗いですが、ご来光に間に合うように動きます。
朝起きると、高山病を訴えていた子も元気に。
朝食をいただき、ヘッドライトや防寒着を装備して、全員でいざ出発。

そして旗リレーも最後の一人へ。
最後の旗リーダーとなった子から「みんなで登頂するぞ!」との掛け声がありました。

ヘッドライトの灯りを頼りにゆっくりと登っていきます。
周りには、同じく山頂でご来光を見ようと、多くの登山者が長い列を作っています。

小屋から少し離れた場所までくると、
「少しヘッドライトを消して、上を見てごらん」との掛け声が。
見上げてみると、そこにはまるでプラネタリウムかと見間違えるほどの満天の星空が広がっていました。
「夏の大三角形が見えるね」
「あ、流れ星!」
しばし、星空に見入っている子もいました。

またしばらく登っていくと、東の空が少しずつ明るんでくるのが分かります。
1時間ほどゆっくりと登っていくと、休憩地点の富士宮口九合五勺(標高3,590m)に到着。

「暗い中でも、いいペースで歩いているよ!」
「あと少し」
との声に、力を振り絞ります。

また1時間ほど登りますが、明らかに空気が薄く、
一歩進むたびに息が上がります。
深呼吸を忘れないよう、さらにゆっくりと上を目指しました。

すると、富士宮ルートのゴールとなる鳥居を発見。

一人ひとりくぐっていきます。
ついに、富士宮ルートの山頂(標高3,720m)に到着しました!!!

辺りは晴れていて、ご来光までの時間にぴったり間に合いそう。
登頂した喜びもありつつ、ご来光を望むポイントまで移動しました。

数分経つと、辺りを一気に照らすまぶしい太陽の姿が。

何も言わずにカメラを構える子、
仲間とともに「頑張ったね~」と語り合いながら眺める子などそれぞれ。

きっと、海抜0mから自分たちの足だけで日本一高い山から見るご来光は、
言葉では言い表すことが出来ない程の感動があったことと子どもたちの表情から伺えました。

太陽が昇る方向の反対側には、富士山の影(影富士)を望むこともできました。

しばらくご来光を楽しんだ後は、いよいよ最高峰である剣ヶ峰(標高3,776m)を目指すことに。

剣ヶ峰までは、またしても馬の背のような箇所を通らなければなりません。
滑らないように気をつけながら進んでいきました。

剣ヶ峰に着くと、写真を撮るために長蛇の列。
冷たい風が吹く中、2~30分ほど列にならんで、いよいよ富士冒の番。

日本最高峰 剣ヶ峰(標高3,776m)でパシャリ。
全員で、駿河湾の海抜0mから日本最高峰3,776mへの登頂を果たすことが出来ました。

富士宮ルート山頂辺りまで戻って、

日本一高い所にあるポストから、お家に向けて書いてきた絵葉書を投函しました。

また、富士山本宮浅間大社の奥宮にお参りをしたり、山頂の山小屋でお土産を買ったりしました。

「もう下っちゃうの?」という子もいましたが、
下山もしっかりと自分たちの足でしていくことも考え、山頂をあとにしました。

下山は御殿場ルート~宝永第一火口~富士宮口五合目のルート。
登りではきつそうな表情をしていた子も、話をしながら下っていくと、もう山頂はすっかり遠くなっていきます。

御殿場ルートの下りには、名物の「大砂走り」がありました。
子どもたちは疲れもあったので、走らないように下りましたが、あっという間に下ることが出来ました。

宝永山への分岐点辺りにくると、富士山頂よりも大きなお椀型にえぐれた宝永火口を望むことができました。

ここから宝永第一火口へと下っていきます。

「でっかいね~」
火口に着くと、富士山の雄大さを感じることが出来ました。

宝永第一火口縁からは富士宮ルートに復帰し、全員でゴールの富士宮口五合目を目指しました。

そして、無事に全員そろって富士宮口五合目(標高2,400m)に到着!
「ゴール!」
と全員とハイタッチをしました。

五合目で昼食代わりのカップ麺を食べ、温浴施設へと向かいました。

温浴施設に着くと、「3日ぶりのお風呂だ!」と言いながら、
ゆっくりと入浴していました。
また露天風呂からは駿河湾を望むこともできました。

おやつのアイスを頬張りながらホールアースへ戻りました。

軽く荷物を整理したら、夕食を食べ、早めに就寝しました。

8日目(8/11)

疲れもあるだろうと、予定よりも遅めに起床。

まずは動物のお世話と朝食づくり。
疲れもあるかと思いきや、「交代して」など声を掛け合いながら取り組んでいました。

この日は一日中、選択活動。
初日の作戦会議で決めた活動を行いました。

午前中は「流しそうめん台作り」と「たいやき作り」に分かれて取り組みました。

流しそうめん台作りの子は、長い竹を縦半分に割り、節をノミを使ってきれいに除いていきます。
「こっち手伝って」
声を掛け合いながら、立派な流しそうめんの台を作りました。

たいやき作りの子は、ホットケーキミックスや卵などを混ぜ合わせて生地を作り、たいやきメーカーに生地とあんこを入れて焼いていきます。
「私が生地を入れるから、こっち押さえて」
初めは手間取っていましたが、徐々に慣れて来て、最後には、生地を入れる職人・あんこの成形職人・焼き上げ職人とそれぞれに分業しながら全員分のたいやきを続々と焼きました。

ひと段落ついた頃には、スタッフから「かき氷」の差し入れ。
「冷たくてうまい!」
と、しばし休憩をしながら取り組みました。

また、流しそうめん台作りの子たちは、この日の夜に行うキャンプファイヤーに向けて薪割りも行っていました。

流しそうめん台作り・たいやき作りを終えたら、早速流しそうめんを昼食にいただきました。

自分たちでつくった竹の台を素麺が涼し気に流れていきます。

「とれた!」
素麺に加えて、ミニトマトやキュウリなども流れ、みんなで楽しくいただきました。

また、スタッフだけではなく、子どもたちも素麺を流す係をしていました。

片付けをして、午後はシャワークライミングへ。

稲子川の上流には、天子の七滝と呼ばれる滝が流れる場所があります。
ヘルメットとライフジャケットをつけ、流されないように岩をしっかりとつかみながら、一歩一歩登っていきます。

途中には、プカプカと浮かんでみたり、泳げるほどの深さのある場所も。

滝を発見すると、滝に打たれてみる子も。

そして、ゴール地点には大きな滝があり、滝つぼへ飛び込みました。

「行くよ、せーの!」
と声をあわせて、2人でとび込んだり、何度も何度も飛び込んだり。

富士登山の疲れを見せないほど、元気に過ごしました。

ホールアースに戻り、夕食の準備。
この日はみんなで食べる最後の夕食とのことで、バーベキュー。

炭火起こしをしたり、椅子やテーブルをセットしたり。

「おいしい!」
「このお肉食べたい人~!」
と美味しくいただきました。

片付けをしたら、キャンプファイヤー。
スタッフの出し物で、みんなでタイミングをあわせたり、踊ったりしました。

最後には恒例のマシュマロ焼き。

8日間をともに過ごした仲間たちとの最後の夜を楽しみました。

9日目(8/12)

最終日の朝も、動物のお世話と朝食づくりから。

朝食を食べ、その後は自分たちで使った場所を手分けして掃除しました。

「何か手伝うことある?」
ここでも声を掛け合いながら、取り組みました。

お昼前には、9日間ともに過ごした仲間たちとハガキ・住所を交換しました。

「メールなどではなく、手書きで思いを伝えること」の良さについて話をしました。
この仲間たちとの交流を深めてもらえればと思います。

その後はみんなで食べる最後の昼食。

そして最後は終わりの会。
まずは9日間どんな活動をしたか写真を見て振り返りました。

「いつの間にこんな写真を!」
「あーやったね~」

終わりの会の最後には、一人ひとりコメントを発表しました。

「3年前に挑戦してダメだったけれど、今回山頂リベンジができて本当によかった」
「一人ではできないことも、友達ができたからやり遂げられた!」
「九合目から酸素が薄くてきつかったけど、みんなと一緒に行けて良かった」

各地に解散し、今年度の富士冒はおしまいとなりました。

天候にも恵まれ、たくさんの方々の支えとおもてなしを受けながら、参加した全員で海抜0mから3,776mの山頂まで登り切ることができました。
一人では諦めてしまいそうな壁も、仲間と声を掛け合い、協力したからこそ乗り越えられたこと。苦しかったからこそ出会えた絶景。
子どもたちの表情は、出発前とは見違えるほど頼もしく輝いていました。

サポートしてくださった皆さま、温かく見守ってくださった保護者の皆さま、本当にありがとうございました!
また一回り大きく成長した皆さんと再会できる日を、楽しみにしています!

今回のキャンプの実施概要はこちら
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担当:目杉