ホールアース自然学校は、本拠地がある富士宮市の「生物多様性地域戦略」を推進するお手伝いをしています。
富士宮には、豊かな森、人工林、草原、里山、湖、川、湿地等、実に多様な自然に恵まれており、その自然の恩恵によって人々の暮らしや産業は支えられています。私たちも、そんな自然の魅力をお伝えするお仕事をしていますが、同時に、豊かな自然があるからこそ様々なお仕事ができています。ですので、自然がこれからも豊かであり続けるように、そして、失われようとしている生き物や生態系が復活できるように、「守る」ことにも取り組んでいきたいと思っています。
富士宮市の「生物多様性地域戦略」はこちらからご覧いただけます。(第3次富士宮市環境基本計画 P115~)
生物多様性を守ると言っても、何からすればいいかわからないという方が多いかと思います。そこで、富士宮市でも地域戦略の中の目標にもある通り、まずは生物多様性を知るところから始めようということで2026年7月25日(日)、富士山南陵の森(静岡県富士宮市粟倉1618-9)で、小学生から参加できる「富士宮の自然まるわかり講座」を実施しました。
前半は、室内で「生物多様性ってどういうこと?」というお話や、「富士宮市にはどんな豊かな自然があるのか」を生態系ごとに説明しました。後半は、実際に森へ行き、どんな生き物がいるのかを探し、WEB上に記録していく調査の体験をしていただきました。



限られた時間だったので、たくさんの種を見つけることは難しかったのですが、カブトムシやシマヘビなども見つかり、それぞれがいつもより周りをよくよく観察し、小さな生きものたちに思いをはせる時間になりました。
室内に戻った後は、収集した生き物データを地図上に表示させ、皆で確認しました。

一つ一つのデータは小さくても、蓄積させていくことが重要です。そして、生き物のデータを集めていくことで「こういう場所にこういう生きものが生息している」「前はいなかったのに増えている」といったような情報がわかってきます。
参加者の方々からは「生態系の豊かさから享受するものを有難がり、大切にしたい、そのためにはどんな行動をすべきか等を考えるきっかけになった」「なかなか子供と一緒に何かをする機会が少ない中で、虫嫌いな子供と虫や富士宮の自然について学ぶことができた」といった感想が聞かれました。
富士宮には、守っていきたい自然がたくさんあります。そのためには、行政、企業、団体、そして一般の方々、様々な立場の方の協力が必要です。まずは「知る」ことから始めて、ぜひ皆で豊かな自然を守っていきましょう!
投稿:小野
