8月に入りました。暑さは一段落することなく、毎日ジリジリと強烈な日差しが肌を刺しています。
富士登山ツアーが本格的に始まり、スタッフによっては毎日のように山頂を目指します。また、富士山本校の敷地内には、キャンプに参加している子どもたちの声が響きわたります。
そしてこの時期は、4月から始まった長い長い学校団体シーズンが、ようやく落ち着く頃でもあります。今年もたくさんの小中高校生に出会いました。改めて今シーズンを振り返ってみようと思います。
▽オリエンテーション合宿
4月上旬。新学期。新しい学年、新しいクラスが始まるこの時期は、富士山麓で合宿をしながら、協力することや団体行動を学ぶ学校が多く訪れます。
「チームビルディング」では、コミュニケーションを取りやすくするために、ゲーム形式のアクティビティを次から次へと実施します。普段から話し慣れている友達とも、そうでないクラスメイトとも、自然に会話が弾むようなプログラム構成です。
後半はクラス対抗形式にして、皆さんの競争心をくすぐりながら、クラスの団結が深まり、コミュニケーションがより活発になるよう心がけています。
室内での実施が基本となるチームビルディングのほか、チェックポイントを巡りながら、チーム内でのコミュニケーションを楽しむ「スポーツチームビルディング」を多く実施するのもやはりこの時期です。
▽自然体験プログラム
ゴールデンウィークが終わると、自然そのものを楽しむ自然体験プログラムが本格化します。40年ほど前から実施している「洞窟樹海探検」のほか、富士山の湧き水がテーマの「湧水の恵みウォーク」、大迫力の「宝永火口トレッキング」、静かな夜の時間を楽しむ「ナイトハイク」など、場所や時間が変わると、プログラムの雰囲気もガラッと変わるのが富士山の面白いところ。
プログラムは2~3時間と限られていますが、自然の魅力や感動を味わうには十分な時間。触れたり、匂いを感じたり、音を楽しんだりしながら、全身で自然を体験します。
私たちインタープリター(=ガイド)も、その場その場をライブに楽しみます。自然の状況も、参加してくれている一人ひとりの表情も、毎回異なります。だからこそ、同じツアーは二度とありません。そんな気持ちで、毎日のように皆さんの前に立っているのです。
ホールアース自然学校では、毎年およそ25,000人の小中高校生の皆さんと、さまざまなフィールドで出会っています。そして学校団体プログラムを始めて約40年。単純計算すると延べ100万人。日本の人口の1%近くにあたる皆さんと、これまでどこかで出会っているのかもしれないと想像するとワクワクします。
暑い夏が過ぎ、富士山麓に秋の気配が漂い始める頃、学校団体シーズンは再びにぎわいを見せます。春から夏に出会った皆さんの声を思い返しながら、私たちは次の季節の準備を進めます。
投稿:角田

