今日から、ふくしま遊牧民キャンプ~わくわく探検隊~がスタート!
初日は、まさに夏本番!
青い空にまぶしい太陽、濃い緑が広がる、気持ちのよい快晴となりました。
まず最初にオリジナルデザインのバンダナとスタッフ手作りの木の名札づくりから!






初めは少し緊張した様子も見られましたが、お昼ごはんをみんなで囲む間に、少しずつ会話も増えてきました。






ごちそうさまの後は、お片付けの時間。
ホールアース自然学校は、川や湖や海、水をきれいにするために働いてくれている人たちのことも考えて、洗剤を使わない洗い方です。
洗剤の効力である「きれいにする」と「消毒」の役割を、丁寧に実践。
まずは「きれいにする」を子ども達ひとりひとりの手で。
1、へらでお皿の食べかすをとる。
2、古くなった衣服の布切れでお皿を拭く。
3、米のとぎ汁を使って、スポンジで丁寧に磨く。
4、水できれいに洗い流す。
「食洗器ないのー?」という声もありましたが、普段の生活より少し不便だけど、普段の「当たり前」の中にある物語に触れるきっかけとなってもらえたらと思います。
お腹いっぱいになったあとは、はじまりの会。
キャンプの3つの掟や、自然界の仲間と過ごす中でも注意すべき野生動物と、その対処法を伝えます。
さらに、3日間過ごすみんなの相互の自己紹介!みんなの「ひっさつわざ」は何だったかな?















はじまりの会の後は、水着に着替えて川へ出発!

夏の太陽に照らされた川を目の前に、興奮を抑えきれない面々。
準備運動をして、川での遊び方や約束を確認したら、いよいよ水の中へ!



「冷たーい!」「気持ちいい!」「流されるー!!」
川に入った瞬間から元気な声が響きます。
最初はおそるおそる足を踏み入れた子も、少しずつ水に慣れてくると、泳いだり、水をかけ合ったりと、全身で川を楽しんでいました。












川遊びのお楽しみの一つが、タイヤチューブ!
大きなチューブに乗り込み、川の流れに身を任せます。
流れのある川ならではの楽しみ!


一人で乗ったり、友達と一緒にチューブにつかまったり。
何度もスタート地点へ戻っては、繰り返し川を流れていました。
そして、川では泳ぐだけでなく、生き物探しにも挑戦!


水の中に網を入れて、足でそっと生き物を追い込む「ガサガサ」に挑戦する子どもたち。
「エビだ!」「ドジョウだ!」「なんか変な虫!!」「これ、なに?」
捕まえるたびに、あちらこちらから声が上がります。
ただ見るだけではまったく気づかない小さな生き物たちの住む世界。
泳ぐことに夢中になる子。
タイヤチューブに何度も挑戦する子。
ひたすら網を握り、生き物を追いかける子。
同じ川の中でも、それぞれが自分の「やってみたいこと」を見つけ、それぞれが夢中になって遊びました!
たっぷり川を楽しんだあとは、少しのフリータイムの挟んで夕ごはんの時間。
たくさん泳いで、たくさん生き物を追いかけた子どもたちは、お腹もぺこぺこ。
みんなで美味しい美味しい夜ごはんをお腹いっぱい食べました!






川で見つけた生き物の話や、タイヤチューブで流れたときの話など、食卓では今日の出来事を振り返る声も聞こえてきました。
初めて出会った仲間同士ですが、一緒に思いきり遊んだことで、少しずつ距離も縮まってきたようです。
そして夕食のあとは、初日の最後を飾る「夜のお楽しみプログラム」!
(夜は暗い中でのプログラム実施を優先しており、写真がありません。ご了承ください)
まずは、古い学校の校庭でみんなで星空を眺めました。
古い星は赤い星、新しい星は白い星。天の川まで見えるとてもいい夜空でした。
さらに、明るい場所で使っていた「昼の目」と、暗闇の中でも物が見えるために我々に備わっている「夜の目」の違いの実験をしました。
普段の暮らしでは、夜になっても街灯や家の明かりがあり、本当の暗闇を体験する機会はなかなかありません。
「すごい!全然違う」「星の数が違う!」
気付いてもらえて何より。
さらには、暗闇の中での色当てクイズ!
明るい場所では簡単に分かる色も、暗い場所では、いつもと違って見えたり、見分けることが難しくなったりします。
「緑だと思う!」「いや絶対黒だよ!「え、赤じゃない?」
みんなで予想しましたが、実際にライトを当てて確かめてみると、思っていた色と全然違ってびっくり!
自分たちの目や身体が、昼と夜で違う働きをしていることを、遊びながら体験しました。
そして最後は、希望者による肝試し!
残った10人の男子たちの名誉のために内緒ですが「全然怖くない!」と言っていた皆の中で、ひとりで歩いて行けた子はたった一人でした(笑)
確かに夜に、短い距離とはいえ、ひとりで歩いていくのは怖いよね。
グループで行った子達も、全員頑張りました!
勇気を出して戻ってきた子どもたちの表情には、ほっとした気持ちと、やり遂げたうれしさが混ざっていました。
もちろん、挑戦するかどうかは一人ひとりの気持ちが大切。
みんな、また挑戦してね!
さぁ、川で思いきり身体を動かし、水の中の生き物を探し、夜には自分たちの目や暗闇の不思議を体験した一日。
初日から、たくさん遊んで、たくさん笑って、少しだけ勇気も使った子どもたち。
今ではみんなすっかり夢の中。
明日は、どんな遊びや発見が待っているのかな?
わくわく探検隊の冒険は、まだ始まったばかり、明日もみんなで、思いきり楽しもう!
【2日目】
キャンプ2日目も昨日に引き続き青空が広がる良い天気となりました。昨日よりも風が少なく、朝から夏らしい暑さを感じる一日です。
朝は子どもたちと一緒に火おこしに挑戦しました。子供たちが火のおこし方を教わると、「がんばれ!」「もう少し!」と火に対して応援する声も聞こえてきます。薪割りにも挑戦し、みんなで力を合わせて火を育てながら、お昼ご飯用のご飯を羽釜で炊き上げました。






朝食を食べた後は湖遊びの準備を進め、その後は羽釜で炊き上げたご飯を使って、それぞれがお昼ご飯づくりを行いました。自分で食べる分を自分で作り、お昼の時間がさらに楽しみになったようです。


そして、いよいよ本日のメインイベント、猪苗代湖での湖遊びです。湖に到着すると、「早く入りたい!」と待ちきれない様子の子どもたち。準備体操と安全確認をしっかり行い、みんなで湖へ入りました。足がつかない沖の方まで泳いでいく子、ライフジャケットに身を任せてぷかぷかと浮かびながら景色を楽しむ子など、それぞれが思い思いの時間を過ごしていました。


















たっぷり遊んだ後は、みんなで作ったお昼ご飯をいただきます。午前中たくさん体を動かしたこともあり、おかわりをする子も多く、しっかりとエネルギーを補給することができました。

午後も引き続き湖遊びを満喫しました。網を片手に生き物探しをする子も多く、小さな魚や水辺の生き物を夢中になって探す姿が見られました。時間いっぱいまで湖での遊びを楽しみ、夏ならではの自然を満喫した一日となりました。




湖遊びを終えた後は、近くの温泉へ向かいました。たくさん遊んで少し冷えた体を温め、汗や汚れを流して、みんなゆったりとした時間を過ごしました。
福島校へ戻ってからはフリータイムです。虫刺され予防のため長ズボンを履くよう声をかけましたが、「大丈夫!」と元気いっぱいの男の子たちの中には半ズボンのまま遊びに出かける子も。しばらくすると、「刺された〜!」と戻ってくる姿もあり、自然の中で過ごす上での大切な学びの一つとなりました。



夕食は恒例の「遊牧民カレー」。
ホールアース自然学校の創始者である広瀬(アッパー)は、20代を南インドで過ごし、目が見えなかったり、耳が聴こえなかったりする人たちの村づくりに関わっていました。
そんな人たちとの村づくりから「遊牧民キャンプ」はスタートしており、さらに我々が食事の際に普段から使っている箸を使う人は、全世界から見たら少数派。日本では非常識であることも、世界では常識だったりする。
そんなメッセージも込めて、普段のカレーと少し違う、スプーンを使わず手で食べることを実践しています。
そうは説明をしてみても、どの子も最初は戸惑うもの。
とはいえ、少しずつ慣れてくると「おいしい!」「たしかに普段より美味しいかも!」という声があちこちから聞こえてきました。
(きっとたくさん遊んで、空腹が最高の調味料になっているのだとは思いますが笑)
さらに、今回の大きな子ども達(ホールアース自然学校福島校ではスタッフをこのように呼びます)の中に、インドを旅した経験があるメンバーが3人も居たことで、子ども達も「左手使えないならどうやってお茶飲むの?」「熱い料理はどうするの?」など、いろんな質問をしながら興味深く、楽しみながら食事をしてくれました!
手を使って食べることで、食べ物の温度や感触を感じながら、皆お腹いっぱい夕食を食べることができました!
初めての子ばかりだったにもかかわらず、みんなとっても上手でした!!






夕食後は焚き火を囲み、焼きマシュマロを楽しみました。きれいなきつね色に焼けたマシュマロもあれば、ちょっと焦げてしまったマシュマロも。それでも笑い声が絶えず、焚き火を囲みながら思い思いの時間を過ごしました。


あっという間に2日目も終了です。たくさん遊び、たくさん笑い、さまざまな体験を重ねた子どもたち。明日はいよいよ最終日です。最後まで仲間と一緒に、たくさんの思い出をつくっていきたいと思います。
ホールアース自然学校福島校
ぴょんす
【3日目】
あっという間に迎えた、キャンプ最終日。
朝起きたら、まずは身の回りの整理から。
使った寝袋や荷物を片付け、3日間お世話になった施設をみんなで掃除します。
キャンプでは、「来たときよりも少しきれいに」。
自分たちが気持ちよく使った場所を、次に使う人のためにも整えて帰ります。


掃除を終えたら、みんなで朝ごはん。
「昨日の猪苗代湖でこんなの見つけた!」「今日は〇〇したい!(しようよ!)」
そんな会話をしながら食べる最後の朝食は、一昨日は初めて出会った子どもたちとは思えない、ちょっとした親戚達のようでした。
(そのぶん、食べるのに時間がかかってしまうのもかわいらしいところでした)






初日に覚えた片付けの方法も、3日目ともなるとお手のもの!



そして、朝ごはんのあとは、みんな大好きフリーアクティビティの時間!
決められたプログラムではなく、今日の自分の体力やキャンプの最後に「これややっておきたい!」という気持ちに合わせて、それぞれの希望を聞いて活動を創っていきます。

広い校庭で虫を追いかけて草むらを走り回る子。野球やサッカーを楽しむ子。
1日目の夜に歩いた肝試しのコースを、「昼間はこんな景色だったんだ!」と探検しに行く子。
拠点に残って、カードゲームに夢中になる子。遊び方は十人十色です。






少しだけ身体の動きが上手になったり、何匹も捕まえる中で、虫の種類の小さな変化に気付いたり。
「あれ?これはなんだろう!」という子ども達の瞬間に出会うことが私は大好きです。
自然界のことは、誰かに教えてもらうだけではなく、子ども達自身が自分自身で見つけた驚きや喜びが、一番心に残るものなのだと思います。(きっとそれは大人たちも一緒)
同様に、遊びも、誰かに用意してもらうものだけではなく、自分たちでつくっていくもの。
それがキャンプが生活という由来なんだと思います。
そうして思い思いに遊んでいるうちに、あっという間にお昼ごはんの時間。
3日間、たくさん遊んだ身体に、おいしいごはんがしみわたります。









ちょっとマナー的には悪いけど、スイカの種飛ばしも田舎らしくてGOOD(笑)
そして、いよいよ「おわりの会」。
この時間は、キャンプで過ごした3日間を、一人ひとりが振り返ります。






みんなに話してもらったのは、
・うれしかったこと
・挑戦したこと
・またやってみたいこと
そして、
「今回、一緒に過ごした仲間へひとこと」
同じ景色を見て、同じ時間を過ごした3日間。
けれど、心に残ったことは一人ひとり違います。
川遊びが一番楽しかった子。
苦手だった虫を捕まえられるようになった子。
肝試しで勇気を出した子。
苦手だった野菜が食べられるようになった子。
新しい友達ができたことが一番うれしかった子。
みんな違っていて、どれもその子だけのキャンプの思い出です。
そして、仲間へ向けた「ありがとう」「またいつか会いたいね」「一緒に遊べて楽しかった」という言葉が、会場をあたたかい空気で包んでくれました。
キャンプは同じプログラムを行っても、二度として同じものにはなりません。
「キャンプは生き物」という言葉は、ホールアース自然学校創始者の広瀬の言葉ですが、集まる仲間が違えば、交わす言葉も、笑い声も、挑戦も、発見も変わります。
だからこそ、この3日間は、このメンバーだけの特別な時間でした。
最後は、大きな輪になって、みんなで「ありがとう」を伝えます。
たくさん遊ばせてくれた自然へ。
たくさんの発見をくれた生き物たちへ。
毎日おいしいごはんを作ってくれた食べ物と、それを育てたり届けたりしてくれたたくさんの人たちへ。
そして、この3日間を一緒に過ごした最高の仲間たちへ。
「ありがとう!」
その言葉とともに、3日間のキャンプは幕を閉じました。

このキャンプでの経験が、子どもたち一人ひとりの「これから」の小さなきっかけになってくれたら、私たちはとてもうれしく思います。
また会える日まで!!
ホールアース自然学校福島校 わっきー
