【実施報告】第4回アドベンチャージュニア「緑輝く高原」

富士山麓に広がる朝霧高原。
青々とした牧草地では、乳牛がのんびりを草をはみ、爽やかな風が吹き抜けます。

​今回は9月19日~21日の2泊3日で、キャンプを行いました。
期間中、台風25号の発生・接近に伴って、一部プログラムを組み替えながら、安全を第一に実施しました。

1日目(9/19)

まずはみんなでお弁当を食べながら、仲間づくり。

オリエンテーションではスケジュールやルールを確認し、

「高原サイクリングで風を感じたい」
「作るのが好きなので、チーズとピザ作りが楽しみ」
と、一人ひとりが“どんな3日間にしたいか”を発表しました。

また、今回のキャンプ中に食事を作っていただく、ホールアース農場の方から挨拶をいただきました。

装備を整えて、車で朝霧高原へ。
マウンテンバイク(MTB)のレクチャーを受けて、練習。

はじめに少し練習。

MTBの扱いに慣れてきたら、いよいよ「高原サイクリング」に出発。

はじめは田貫湖畔のサイクリングコースで、気持ちよく。

少し登っていくと、そこは5月の第2回「森をつくる」で間伐をした森。

森の中を通っていくと、道路の上に川が流れているポイントへ。
「せーの!」
勢いをつけていったつもりでしたが、ほとんどの子が途中で止まってしまい、靴がびちょびちょに。

森を抜けると、今度は6月の第3回「水のゆくえ」で、「川の始まりを見に行こう」で行った川を渡りました。

「めっちゃガタガタする~」
コンクリートの道だけでなく、砂利道も。

「待ってー!」
急な坂道!途中で降りてMTBを押して歩く子もいました。

最後は、再び田貫湖畔のサイクリングコースへ。

湖畔にある「田貫湖富岳テラス」からは、少し雲が多かったですが、富士山を望むことができました。

ゴールした後は、おやつに特製のさつまいも蒸しパンをいただきました。
MTBで体を動かした後に食べる蒸しパンは格別だったようです。

ホールアースに戻って、片づけや台ふき等の食事の準備をして夕食。

夕食は定番の富士山麓ジビエの鹿肉を使ったカレー。

「うまい!」
富士山麓で増えてしまった鹿。
鹿を無駄にすることなく食べる意味をスタッフから聞きながら、頂きました。

食べ終わったら、それぞれに水をなるべく汚さないようにホールアース流の洗い方で食器を片づけました。

辺りが暗くなってきたところで、「夜の生き物探し」へ。
夏から秋へと季節が移ろっていく様子を観察できた虫たちから感じてくれたかな。
また、側溝では危険なマムシを発見しました。

その後は入浴したり、今日あった出来事を日記に書いたりして、寝袋で就寝しました。

2日目(9/20)
雨予報でしたが、雨は降っていませんでした。

まずは、犬のサトのお世話をしました。
交代しながらリードを持ってお散歩へ。

途中には、富士山もばっちりと見えました。

「お座り、お手、おかわり!」
最後にはエサもやりました。

みんなも一日元気に過ごせるように、しっかりと朝食をいただきました。

食器を片づけたら、お昼に食べるおにぎりを握ります。

この日は雨予報だったので予定を変更して、田貫湖ふれあい自然塾へ。
田貫湖ふれあい自然塾は、環境省の自然学校第一号。
ホールアース自然学校のスタッフが常駐しており、遊びながら自然を学べるものがたくさんあります。

虫との力くらべで、ロープを登ったり、ジャンプしたり。

青木ヶ原樹海にある洞窟を模したジオラマに入って、探検したり。

竹とんぼや羽根つき、こま回し、めんこなどの昔遊びをしたり。
館内でそれぞれに楽しんでいる様子でした。

雨予報のはずが、まったく雨は降っていません。
そこで、お昼は田貫湖畔の公園に行って、みんなでお弁当を頂くことに。

富士山と田貫湖を望みながら、自分で作ったおにぎり等をいただきました。

お昼休憩後、松下牧場さんで「乳牛のお世話」をさせていただきました。

「あったかい」
まずは牛に触れてみたり、

「牛さんの体重は700kgくらいあるんだよ」
と牧場の方からお話を伺ったりしました。

次に乳しぼりを体験。
「うまく搾れた!」

すべて手で搾るのは大変なので、通常はミルカーと呼ばれる機械で搾っています。
試しにミルカーに親指を入れてみると、その感触に驚いていました。

実際に機械で搾る様子を見せていただき、機械のすごさを実感しているようでした。

その後はトラクターに乗って、大きな牧場内を一周。

全自動ロボット搾乳機などの設備がある牛舎を通ったり、
飼料用のトウモロコシを育てている畑の横を通ったり。

その後、ヤギや子牛のいるエリアへ。

ヤギのえさやりをしたり、

ヤギの赤ちゃんを抱っこさせてもらったりしました。

続いて牛舎に移動し、牛さんたちのお世話を行いました。

ブラッシングをしたり、

牧草やトウモロコシ、ビールの搾りかす等が入ったエサをやったり、

フンなどのお掃除をしたり。
牧場の方にお話しを伺いながら、1時間ほどじっくりと作業しました。

「牛はなぜも~と鳴くのですか」
「朝は何時からお仕事しているのですか」
と、最後に牧場の方に質問をさせていただき、牧場での乳牛のお世話を終えました。

その後は、おやつに朝霧高原でとれた牛乳を使用したソフトクリームを食べに行きました。

「牛乳そのままを食べてるみたい」

ホールアースに戻ったら、希望者で犬のサトのお世話。
少し雨が降っていましたが、カッパを着て行いました。

夕食は豚丼やきのこのソテーなど。
たくさん活動したからか、おかわりもたくさんしていました。

キャンプファイヤーの予定でしたが、雨が降っていたため、室内でランタンを囲んでのランタンファイヤーに変更。

みんなで過ごす最後の夜を楽しく過ごそうと、ランタンを囲みました。
スタッフの出しものや、子どもたちが考案したゲームをして、楽しい時間を過ごしました。

その後、入浴や日記書きをして、就寝となりました。

3日目(9/21)
この日は、少し早起きをして「朝の牧場仕事」へ行く予定でしたが、その時間帯が雨風のピーク。
ということで、安全を考慮して「朝の牧場仕事」は中止としました。

起きたらまずは、犬のサトのお世話をしました。
このころには雨はほとんど降っていませんでした。

ホールアースへ戻ったら、今度はみんなの朝食。

牧場からいただいた牛乳もテーブルに並びました。

朝食後は荷物整理をして、みんなで使った場所を手分けして掃除しました。
「そこ手伝おうか?」と声掛けしながら行っていました。

掃除を終えて、お昼に食べるピザの生地こね。
「だんだんひとまとまりになってきた!」

そして、発酵させている間に朝霧高原でとれた新鮮な牛乳を使って、モッツァレラチーズを作ります。

牛乳にお酢を入れて、温めながらゆっくりと混ぜます。
「分かれてきた!」
すると、チーズのもととなる固形分と、ホエーと呼ばれる液体に分離していきます。

ザルで固形分をこし、お湯の中で練っていきます。

徐々に水分が抜けて、弾力が出てきたら親指と人差し指で輪っかを作り、チーズを押し出して引きちぎります。
これを氷水で冷やして、モッツァレラチーズの完成!

出来たチーズは、ピザにトッピングしていただくことに。

希望者で、ピザ窯で火起こしをしました。
「マッチ上手くできるかな?」
「あ、ついた!」
無事に火起こしに成功。

ピザが焼けるよう、徐々に火を大きくして窯全体をあたためました。

生地こねから1時間ほど経つと、生地は発酵して2倍ほどの大きさに。

麺棒などを使って生地をのばし、先ほど作ったモッツァレラチーズやナス、ピーマン、ベーコン、富士山麓ジビエの鹿肉ソーセージ等を思い思いにトッピングしました。

ピザ窯でこんがりと焼き上げ、早速いただきます。

「おいしい」
自分たちで作ったチーズをトッピングしたオリジナルピザは格別だったようです。

昼食を終えて食器の片づけをしたら、最後に終わりの会。
一人ひとり“どんな3日間だったか”を話しました。

「牛のお世話で、牧場の人たちが朝早くからお仕事をしていることを知れた。乳製品が届くまでのことを知れて、感謝して食べようと思った」

「高原サイクリングははじめ不安だったけれど、最後は楽しくなってスピードを出せた」

これで今回の活動はおしまい。

ただ「楽しかった」で終わるのではなく、自分の足でペダルを漕ぎきった達成感や、生きものの温もりに触れた経験が、子どもたちの大きな自信につながってほしい——そんな想いで企画・運営しました。

普段の生活ではなかなか気づきにくい「命のつながり」や「食べもののありがたみ」。
自分たちの手で牛のお世話をし、絞りたての牛乳からチーズを作って味わう体験を通じて、子どもたちの表情がどんどん変わっていく姿がとても印象的でした。

アドベンチャージュニアは1年を通して開催しています!(詳しくはこちら)
次回、第5回は「山よそおう」をテーマに10月10日(土)~12日(月・祝)の2泊3日で行います。
今回のキャンプの実施概要はこちら

Instagram,X(旧Twitter),Facebookでも情報を発信しています!

担当:目杉