里山のようちえん 12月 にわとりの屠畜とみそ作り

触れて感じる、いのちのあたたかさ。見つめて思う、いのちのつながり

みんなが食べている、“いのち”。
その“いのち”はどこから来るのだろう。

子どもたちに、「“いのち”ってなぁに？」って聞かれた時、大人はなんと答えたらいいのだろう。

言葉で伝えられないことは、一緒に体験しながら伝えていこう。
明確な答えは出せなくても、子どもたちは、自分の目で見て、聞いて、触って、ちゃんと何かを感じとる。
子どもたちと一緒に時間を過ごしていく中で、大人にとっても、きっと新たな発見がある。

ホールアース自然学校で飼っているニワトリの、いのちをいただくプログラム。
創設以来大切にしていた、私たちが伝えたいことがこのプログラムにはつまっている。

「コケコッコー」

キャンプの朝に、一番に鳴いて私たちを起こしてくれるニワトリ。
ホールアース自然学校では、彼らを家畜として飼っている。
スーパーに行けば、鶏肉は売っている。
でも、少し想像してみよう。
そのニワトリは、誰かがいのちを絶って、精肉して、私たちの元に届けられる。

命を絶つ、その瞬間。
普段は見ることのできない景色。
こわい？かなしい？
どんな気持ちになるのだろう。
一緒に、そのいのちを見つめよう。

​人はいのちを頂いて、暮らしている。
その意味を知る。

また、この時期定番のお味噌づくりも行います。
ぺったんぺったん、お味噌づくりを楽しもう。

 PHOTO ALBUM – 12月