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16春の富士山冒険学校1日目

2017年3月25日


はじまりました、春の富士山冒険学校!!


今年のはじまりの地は、ホールアース自然学校が始まった「柚子里庵」からスタート!!

富士山冒険学校のベテランもいるので、今回はこの築80年以上の古民家を彼らに案内してもらいました!

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そしてまずは自己紹介から。

少人数でもあり、キャンプに慣れた子たちばかりなので打ち解けるのもはやい!

年齢差を感じさせない雰囲気ではじまりました。

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キャンプの予定や約束事も共有しながら、

今回一番大切にしたい「みんなの"知りたい!""やりたい!"がキャンプを創っていく」ことを伝えて本編へ!

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まずは、昔からの生活の基本となる火起こしを。

こちらもみんな慣れたもので(一部あぶなっかしいこともありましたが 笑)ナタを使いこなし、どんどん薪を作っていきます。

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基本は自分の力で。だけど、難しいところや、力を合わせた方がいいことは一緒に協力して。

とってもいいチームワーク!

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ホールアース流の火起こしや自分なりの火起こし、どこかで教えてもらった火起こしなど、いろんなパターンで実践。

うまくいったものもイマイチだったものもいろいろあったけど、無事に必要な火が熾すことができました!



何より大変だったのは、柚子里庵のお風呂はお湯が出ないので、お風呂も薪で沸かします。

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普段、蛇口をひねれば(最近はひねることも無くなってきていますが)お湯が出てくる便利な生活。

イチからお風呂を沸かすことの大変さをみんなで実感。(結局入れる温度になるまで3時間かかりました!)

囲炉裏で暖をとるにも、夕ごはんの富士宮焼きそばを作るためにもみんなの火は大活躍!!

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昔の生活に"薪"がどれだけ使われていたのか、きっと身に染みてわかってくれたことでしょう^^

さらに、今回は自分が使う"箸"も手作り。

自分たちで竹を割って、ナイフで削り、火で炙って油抜きをして完成。

スタッフも含め、全員が自分の作った箸でごはんを食べて過ごす1週間。

あまりの真剣さに、スタッフも写真を撮ることを忘れてしまいました(ごめんなさい・・・)


いろんな長さ、細さ、形があるけれど、とりあえず作って実際に使ってみた今夜の夕ごはん。

使いやすければ引き続き、使いにくければ工夫して、壊れたら直すかまた作る。


それぞれの個性を出して作った箸で同じ釜の飯を食う仲間たち。

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みんなで作った夕ごはんはこれまたっても美味しくて、余り物は一切なし!

キレイに食べ切りました!

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食事の後は、みんなで明日の天気や状況を確認して、どうしたいかを決めました!!

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そしてそしていよいよみんなお待ちかね、みんなで沸かしたヒノキ風呂!!

これもまた、くぅ~~~~~~~最高っ!!

水から沸かしたお湯に温まると、なかなか冷めない!

なので、しかり髪を乾かして、さぁみんなでそのまま就寝・・・とはいかず、

あたたまった身体をさらに温める(?)筋トレタイム!

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なんだ、この不思議な空気は!この子どもたちの誰とはなしに始まった筋トレ。

このまま1週間、筋トレキャンプと化すのか!?!?・・・こうご期待。

とはいえ今日はまだ初日。ベテラン揃いとはいえ、キャンプ生活はじめなのか筋トレなのか、疲れはするもの。
今日はもうみんな夢の中。
今日はてっぺんしか見えなかった富士山、明日も天気は下り坂。

だけどそんな天気だからこそ出会えるものもきっとある。

みんなの元気で、全力で楽しんでいきたいと思います!!!


追伸

普段は上記のような「全員集合!!」からのブログになるのですが、
今回は福島からスタッフのわっきーが移動するのと一緒にこのキャンプに参加する仲間たちが。

そんな移動中の新幹線で、とても素敵な出来事があったので最後に少しだけ紹介します。


今回福島からの参加者は新4年生と新5年生のふたり。

今日の東京行きの上り新幹線は、春休みに入って最初の土曜日ということもあってか超満員!

座ることができず、立ち乗りでした。

はじめ20分くらいは楽しそうにしていた2人も、荷物を背負ってずっと立っていることに疲れて「座りたい」という希望を漏らします。

そんな中、複数のご婦人方が「次の〇〇駅で降りるからいらっしゃい」と声をかけてくださいます。

なかなかタイミングも難しく、お譲り頂くことはありませんでしたが、とても素敵なことで、本当に感謝しています。

道中ご一緒して優しいお言葉をいただいたみなさま、本当にありがとうございました。


しかし、このエピソードは終わりでは無く、途中まばらに空いた席があったので、2人に座るよう促し、私は立って2人を見守っていました。

座ってから10分ほどでしょうか、2人とも私の方に戻ってきたのです。

「どうしたの?」と聞くと、実は2人が座ったその5分後くらいに着いた駅で複数のご年配の方が乗車されました。

その姿を見た2人は、それぞれ自分の意志と判断と言葉で、席を譲り、戻ってきたとのこと。


私は本当に感動しました。教えられていたり、思ったり考えたりしても、誰にでもできることではありません。
一緒にいて、誇らしく思いました。本当に。

彼らと一緒にこれから1週間、一緒にキャンプできることがとても嬉しくてたまりません。

子どもたちの一生の中で、大切な時間を一緒に過ごさせてもらっていることに、スタッフ一同、誇りを持って精一杯大人げなく本気でみんなと関わります!!


2016年春の富士山冒険学校 キャンプ長

 わっきー


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