野力1000倍キャンプ2日目。
野宿で夜を過ごしたということもあり、子どもたちは空が明るくなるにつれて起床。
起きてさっそく朝食づくりのための火起こしをしてくれました。
そして朝食の前に動物のお世話へ。
ホールアース自然学校では人間と家畜動物との共生を大切にしており、私たちは動物からの恵みをたくさんいただいて生きています。そのためキャンプでは子どもたちにも動物のお世話を自分たちの朝食を取る前にしています。
キャンプ長くりりんから家畜動物の恵みの話をしてもらってから、犬・鶏チーム、ヤギ・うさぎチームに分かれて動物のお世話をしました。
動物のお世話が終わる頃、自分たちの朝食も出来上がりました。
今日の朝は具材たっぷりのオープンサンドです。
朝食の後はマスの命をいただくプログラムです。
放流されたマスをつかみ取りし、それを自らさばき昼食とします。
たった今まで生きていたマスを自分たちの手でとどめを刺しその生命をいただくということに、つかみ取りまでははしゃいでいた子どもたちも真剣なまなざしとなりました。
無事に全員が自分の食べるマスを自分でさばくことができました。
続いて野菜の収穫に向かいます。
ホールアースでは農場も経営しており、今日は農場スタッフのきっしーと一緒に野菜の収穫をします。
収穫をすると言ってもただの農業体験で終わらせるのではなく、まずは自分たちの今日の食料を自分たちで収穫するという大切な意味合いがあります。
そしてそれだけでなく、実際に出荷をする作物の収穫もお手伝いさせてもらいました。
少しでも傷がついてしまうと商品として出せなくなってしまうということもあり、子どもたちも真剣に丁寧に野菜を収穫してくれました。
「農業してる人ってこんなに大変なんだね。」という声も聞かれ、野菜を育ててくれている人たちへの感謝を改めて感じてもらえたのではないでしょうか。
農場から戻ってきてからは昼食作りです。
午前中にさばいたマスを自分たちで起こした火で焼いていきます。
無事に全員分のマスが焼け、命をくれたマスに感謝の気持ちを込めて「いただきます」。
誰ひとりとして残すことなく、中には頭も骨もすべて食べ皿をまっさらにしてくれる子もいました。
午後からは少しゆっくりした後、『釣り人になる』のプログラムです。
が、台風の影響により、釣りをする予定のポイントの水量が若干多かったため、今日は釣り竿を作って明日に備えることに。
竿にする篠竹を自分で選び切ってきて、釣り糸を使う慣れない作業に時折大人の力を借りながらも見事に全員が自分の釣り竿を完成させることができました。
その後は再び動物のお世話です。
朝とはお世話をする動物を変え、みんな一生懸命にお世話してくれました。
そして自分たちの夕食づくりです。
今晩の料理は昼に農場で自分たちが収穫してきた野菜を使ったメニューとなりました。
もちろんすべて直火での調理です。
自分たちががんばって収穫してきた野菜とだけあっておいしいおいしい。おかわりが続出で楽しい夕食となりました。
夕食後はお待ちかねのキャンプファイヤーです。
スタッフが用意したゲームで盛り上がり、みんなで最終夜を思いっきり楽しみました。
そしてお風呂は昨日入れなかった『川風呂』です。
風呂と言っても川で体を洗い流すだけで全然暖かくありません。
男の子も女の子も全員が川風呂にチャレンジし、まさにみんなの野力を見せつけられました。(中には川の冷たさに耐えられず、用意した暖かいドラム缶風呂に駆け込んだ者もいましたが...)
2日間の疲れからか、就寝時間と同時にみんな寝てしまいました。
もちろん今夜も野宿です。
たくさんの活動をした2日目で、みんなの野力ポイントもこんなにたまりました。
野力1000倍キャンプも残すところあと1日。
明日はみんなの悲願、手作り竿での魚釣りに行きたいと思います。
結果やいかに!!
(ぷっちょ)
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