ふくしま遊牧民キャンプ ~冬の森アドベンチャー~
2日目が始まりました!!
いつもはキャンプ長としてか、コック長として入ることが多いですが、
このキャンプでは珍しくプログラム長をしているわっきーです。
さてさて、今日はいよいよ裏磐梯のキャンプ場を目指す日。
無雪期であれば車で入れてしまう森の中の山荘。
しかし、この時期は雪が少ないと言われている今年でも大人のひざ丈以上の雪があります。
(最大で3mほどの積雪がある地域で、時にはカーブミラーや神社の鳥居がまたげてしまうほど)
そんな今日は、お昼ごはんづくりから始まります。
「自分のことは自分でやる」がキャンプの約束。
自分のおにぎりを握って、まとめて、さらに雪の中の山荘で食べるうどんや餅も自分の分は荷物の中へ。
美味しい朝ごはんを食べて、さぁ冬の森へ出かける準備!!
ホールアースの高学年の子たちが多いキャンプでは、必要な情報をアナウンスし、しっかりと準備をするかしないかはみんな次第。
率先して作業に勤しむ子や、マイペースに進める子、他のことに集中してうっかり忘れてしまう子など様々ですが、低学年の子たちやキャンプが初めての子たちにはフォローします。
さらに、忘れたり足りなくても、重大なミスとならないようにスタッフが持ち物や準備を余分にしてバックアップを行います。
少しの失敗は誰にでもあり、その失敗を糧として、時に人に助けられて、みんな成長していくもの。
いろんな助けたり助けられたりを繰り返して、はじめて人は相手にも自然にも優しい人間になれるのでしょう。
準備ができたらみんなでバンに乗り込んでいざ出発!
トイレを済ませて、いよいよ森の入口へ。
今日はみんなで和かんじきを履いて歩きます。
細い足だと踏み抜けてしまう深い雪の場所も、広い面で押せば沈まない。なので、かんじきがあればスイスイ歩けます!
ただし、普段よりちょっと足が重くなるのと、かんじき同士を踏まないように歩くためにちょっとした技術が必要。
最初はもたついていた足運びも少しずつ慣れて、寒かった身体も火照りながら山荘を目指します!
自分たちの他に何もいないようで、遠くからは鳥の声や、足元には動物の足跡が。
しかし、行きの道中はそんなことには目もくれず、一生懸命山荘を目指します。
やっとやっと着いた山荘で、待ちに待ったお昼ごはん。
みんなが握ってきたおにぎりに、今回のコック長の粋な計らいで、熱いかつおだしをかけてお茶漬けに。
さらに乾燥野菜や揚げ焼きしたお餅なども入って、とってもおいしい!!
午後の遊ぶ時間の為にエネルギーを充填!!
そんなお昼に、ある子が気付く。
「ずっと水を流しているのは何でですか?」
「水道代が大変でしょう!」
なるほど、みんなはそう思うんだ!
3mも雪が積もるここは、日によっては最高気温がマイナスという日もしばしば。
(子どもたちには伝えていないけど、予報では今日から雪が降り続くので、明日はきっとそんな日 笑)
なので、水を出し続けていないと凍っちゃう。
さらに!水道ではなくて、湧水をひいているから水道代はかかりません!
すると間髪入れずに「えーっ!濾過とか消毒されてないんじゃ汚いじゃん!」
それも面白い!
湖や川や貯めたダムの水を、誰かが浄化して、いろんな道を通ってみんなの家の水道から出てくる水。
それと同じかそれ以上に、自然が濾過してくれた水はきれいでおいしい!
冬には無理だけど、無雪期にはその源流も見れる。そんな場所で活動しています!
ごはんが終わったら、思い思いに大雪遊び!!
雪合戦も、そりも、戦いごっこも、鬼ごっこも、雪だるま作りも・・・なんでもあり!!
今回のキャンプは粉雪舞う中、広い森で遊びつくして、写真があまりありません。
本当にごめんなさい。だけど、みんなで日が暮れるまで思いっきり遊びつくしました!!!
昨日は遊具に雪を撒いて、滑りを良くして新記録を目指したみんな。
今日はソリの乗り方を工夫して新記録を目指す。みんなの試行錯誤の力は本当にすごい!
普段は決してやってはいけない乗り方ですが、たくさんの雪と大きな自然が作ってくれた怪我をしない環境を整えてのチャレンジ。
みんなの創造力が発揮され、本当に楽しそうでした!(しっかりと言い聞かせます)
そしたらみんなで寝床作り。
慣れない寝袋だけでなく、今日は外気温マイナスのこの場所で、みんなで一緒になって眠ります。
明るいうちにマットをひいて、さらに毛布、寝袋、毛布の順。
一番暖かい方法を探します。
だんだんと寒くなってきた中で、夕ご飯は身体の芯から温まるお鍋!
みんなで持ってきた食材の美味しい美味しい鍋でした!
寝る前には今日見てきた、そして明日も見ながら帰れる動物の足跡の話をキャンプ長のたるるから!
普段から山を歩いているたるるの足跡クイズを交えたお話に、みんな夢中になっていました!
全員でトイレに行ったら、もうそろそろおやすみの時間。
夢中になる時間を大切にするために、明確な時間を知らせないのがホールアース流。
3日間、時計はスタッフ以外まったくふれません。
みんなでお話したり、カルタしたりもしましたが、疲れて眠くなって消灯して、ふと時間を見るとなんと夜の8時半。
思いきり遊んだらそうなるよねー。
みんなお疲れ様でした、明日も思いっきり活動するために今頃は完全に夢の中。
いびきもチラホラ?笑
今日はスタッフもみんな一緒に寝まーす!
さぁて明日は最終日。
無事に温泉に行って、帰り着くことができるか。乞うご期待!!
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