冬の森アドベンチャーも今日が最終日。
今朝は外気温が氷点下となる寒さでしたが、日が昇って明るくなると子どもたちは元気いっぱいに起きだしてきました。
まずは朝一番、自分たちが使った寝床の片付けをします。
『自分のことは自分でやる』の約束どおり、自分で使った寝袋も毛布もしっかりと片づけをしました。
そして朝ごはん。
キャンプ最後の朝ごはんは餅入りのあったかい力うどんです。
準備したうどんがすべてなくなってしまうくらい、みんな夢中で麺をすすっていました。
ご飯を食べ終わると、いよいよ森の山荘とのお別れです。
荷物をまとめ、再びかんじきを履きます。
使うのはまだ2回目のはずなのに、すでに履き方を覚えている子もおり、
全員スムーズに装着完了です!
子どもたちの吸収力には本当にびっくりでした。
そして記念の集合写真。
帰り道では、昨夜話した足跡クイズをもとに、動物の足跡に注視しながら進みます。
昨日歩いた道と同じはずなのに、昨日は気づきもしなかった発見がいっぱい!
『これはキツネじゃない?!』『うさぎの足跡見つけた!!』
という声が子どもたちからあがっていました。
自分たちが気付かないだけで、実は野生動物たちが残していった痕跡は森の中にたくさんあります(足跡もそのひとつです)。
小野川湖周辺は、夏にはキャンプをする人もたくさんいて車通りも多く人の気配もあり、
足跡もはっきりと残ることはそれほどありません。
しかし、冬は雪が積もっているために、車も全く通らず人の気配がない上、雪の上にははっきりと足跡が残ります。
これほど野生動物を身近に感じることができるのも冬の森ならではの楽しみ方のひとつだと思います。
今回も自分たちが通ったものと同じ道を野生の動物たちも通っているということにとても感動している様子が
子どもたちからも見ることができました。
帰り道は行くときよりも辛く感じられたけど、
そんな状況だからこそ仲間同士で励ましあい、声を掛け合い、協力して車まで辿り着くことができました。
辿り着いた時には、ちょうど日も指してきて、ダイヤモンドダストのような現象が...
これもがんばったことへの自然からのプレゼントだったのでしょうか。
かんじきを脱ぎ、車に乗って温泉に向かいます。
いっぱい遊んで、いっぱい探検して、
くたびれ、冷えた身体に温泉はまさに最高のおくすり。
同じ風呂に入り、キャンプでの思い出を語らい、みんなの絆も一段と深まりました。
あまりに気持ち良くて、温泉を出た後はこんなシーンも(笑)
そして、キャンプふりかえりの時間です。
3日間で楽しかったこと、今度はこんなことがしてみたいということをみんなそれぞれ話してくれました。
最後は3日間過ごした仲間、自然に感謝をし、全員のありがとうございましたで締めました。
いつもとは違う環境の中で過ごした3日間で、
子どもたちもなんだか逞しくなったような気がします。
このキャンプの経験を忘れずに、これからもいっぱい自然の中に出かけていこう!
また次のキャンプで会いましょう!
ホールアース自然学校福島校
キャンプ長 たるる
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