サバイバルチャレンジも今日が最終日。
太陽が昇って辺りが明るくなると同時に目覚めるという、
テント泊ならではのさわやかな朝を迎えました。
起きてすぐにテントの掃除と身の回りの整理をします。
そして朝ごはんの準備へ。
このキャンプで4回目の火起こし。
自然とみんなで役割分担もし、手際よく火が起きました。
今朝のご飯炊きではいよいよアレの出番がやってきました。
そう、初日に加工した竹です!
今回は竹の飯ごうでご飯を炊きます!
切って間もない青竹は、水分も多く含んでいるので、
直接火であぶってもなかなか着火しません。
また、竹は熱伝導が高くないという特性を生かせば中にあるものにじっくりと熱を通せます。
そして大事になるのは火加減の調節です。
薪を作る人、薪をくべる人、うちわであおいで火力を維持する人、
それぞれ役割をこなしてご飯が炊けるのを待ちます。
そして、とうとう炊き上がりました!
竹の香りに包まれて、炊き加減も味もグッド!!
みんなでおいしくいただきました。
ご飯のあとは、いくつかの選択肢の中からそれぞれがやりたいことを自由に決められるフリーチョイスの時間です。
今回は、近くの森で遊ぶ、火起こしをさらに極める、の2つに分かれて過ごしました。
森遊びチームは、松ぼっくりを拾って大きさを競ったり、
白鳥の羽集め、秘密基地づくりなどをして楽しみました。
火起こし極みチームは飯ごうに使った竹を使っての練習です。
先ほども言ったように、水分が多く含まれている青竹は着火しづらいので、
完全に燃すには工夫が必要。
風向きを考えたり、竹を細かく割ったりといろいろ考えながらの火起こしとなりました。
そして、後半は森遊びチームも合流。
3日間がんばったご褒美に、みんなでマシュマロを焼いておいしくいただきました。
最後のお昼ごはんも火の恵みを感じながら、みんな残さずに食べました。
そしてふりかえりの時間。
今回のキャンプで一番楽しかったこと、次はこんなことにチャレンジしてみたいなど、
3日間で感じたことを一人ひとりが発表しました。
そして、サバイバルチャレンジ【初級編】を終えたみんなに修了証書の授与です。
最後は修了証書片手にみんなで集合写真!
今回のキャンプでは子どもたち自身の力で火を起こし、
火と触れ合う機会がたくさんありました。
火は一歩間違えれば、とても危険なものとなり、時にはいきものの命さえも奪ってしまいます。
しかし、同時に火は暖をとったり明かりとして利用したり、また調理にも使えるなど、
私たちにたくさんの恵みを与えてくれます。
だからこそ、これからも子どもたちには、
"危険だから使わない"のではなく、"上手に扱えるようになる"ことを目指してもらいたいと思っています。
猪苗代湖畔で仲間たちと協力しながら過ごした3日間。
にぎやかで、笑いの絶えない楽しい時間となりました。
またホールアースのキャンプに遊びに来てね~!
ホールアース自然学校福島校
キャンプ長 たるる
この記事へのコメント (0)