長いようで短かった7泊8日のキャンプもとうとう最終日。
今朝は自分たちの荷物の片付けを。
前日の夜にすでに整理を終えていた子たちも多く、スムーズに進んでいきました。
終わった子たちから、朝は思い思いの時間を過ごしていました。
昨日の夜に希望を取ったときには「もういい~」と言っていたみんなでしたが、
いざ薪と羽釜を目の前にすると、沸々とやる気が起きて最後のご飯炊きをする子たち。
結果、今朝も美味しいかに穴空きのご飯が炊けました!!
「夏休みの1行日記の為にしおり書いておかなきゃ!」という子も。笑
のんびりしつつ、みんなで過ごすとてもいい時間でした。
キャンプ最後の朝ごはん。
ご飯を食べながら、会話が尽きることはなく、とってもにぎやかな時間でした!
続いては、本来ならフリーチョイスの時間ですが、今回はみんなで決めたもう1イベント!!
それが「流す!!!」
流すものといえば、流しそうめんがメジャーですが、いろんなものを流してみたい!というみんなのリクエストにお応えして、まずはみんなで竹から流すトイを作ることに。
昔から「木元、竹裏(きもと、たけうら)」という言葉があり、木は根元から割る方がよく、竹はその裏(先)から割る方がよい」なんて小話をしながら、みんな思い思いの関わり方で竹を加工していきます。
自分の本意で無いとき。やりたくないことをやるとき。
平等に参画し、平等に労働力を提供することを求めます。
ただ、自分がやりたいことをやるときは、誰がやっていようとなかろうと、やるもの・・・
なんて、そんな理想通りに事は進まず「流す!!!」はやりたいけど、加工は大変。
いろんな葛藤が個人の中にありつつも、各人の多様な関わりながらできた竹のトイ。
そしてお待ちかねの「流す!!!」タイム。
キャンプファイヤーのときの掛け声よろしく「出てこいや~」の掛け声で、
・めんつゆで食べるうどん
・同じく、そうめん
・湖南の区長会長さん自慢のきゅうりとトマト
・さらに、担担麺風のラーメン
・そして夏の風物詩のスイカ
・さらには同じく福島の桃!!
そんなラインナップを大いに楽しんで、最後の昼食となりました。
最後は「おわりの会」
秘密基地の中で今日までの8日間をふりかえります。
最後にはひとりひとりからみんなに向けて言葉を。
みんなに聞いてみたら、以下のようなことを聴いてみたいとのリクエスト。
・楽しかったこと
・一番美味しかったごはん
・チャレンジしたこと(できた・できないにかかわらず)
・みんなにひとこと
同じ場所で同じ時間を過ごしても、葛藤や苦労、喜びや嬉しさ、楽しさはみんな違うはず。
だからこそ、自分の言葉で、みんなの前で、言葉にすることの大切さがあります。
みんなでやったお祭りのこと。
みんなで食べたごはんのこと。
みんなで行った冒険の先のこと。
これまでのことに加えて、
「今度は泳ぎで勝ちたい」
「またみんなこのキャンプに来てね」
「またみんなに会いたい」
といった、これからのことを話す子も。
いつの日だったか「まだ○日もあるね~」から「もうあと○日か~」
という時間の認識の変化が訪れたのは。
子ども達ひとりひとり違う感じ方と、ひとりひとり違う言葉の選び方。
8日間。
その時間は、楽しい嬉しいだけで過ごすことは決してできない、本当に「生活」を共にする時間。
うまくいかなかったときや、大変なことにぶつかると、
「もう家に帰りたい」と口にする子も少なからずいました。
ときには言葉が荒れ、行動が荒れることもあります。
ときには涙を流し、悔しい思いをすることもあります。
それでも、最後には笑って、みんなで終えることができた8日間。
大きい子どもとして関わってきた8日間。
小さな大人としての階段をのぼる彼ら彼女らにとって、この8日間がこの夏の大きな大きな宝物となりますように。
みんな本当にありがとう。また会う日まで!!
最後の集合写真は名残惜しくてテイク4まで(笑)←4回撮影しましたという意
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