「夜の不思議探検隊」2日目と3日目の様子を合わせてご紹介いたします。
いよいよ長い1日(2日間)が始まりました!
今日は楽しみにしていた子も多かった「ピザ作り」のための準備からスタート。
朝飯前のひと仕事で、ピザを焼くためのカマド作りです。
耐火レンガを組み合わせて、どうすれば熱が逃げずに美味しく焼けるかを考えながら積んでいきます。
もちろん「よりよく」したい気持ちは皆一緒。
だからこそ、決まった形や正解のない中で試行錯誤を繰り返していきます。
船頭多くして船山に登るようなシーンもあれば、あるときは静かな一言やアイデアで大きく進むこともある。
そんな一生懸命頭と体を使っている間に、朝ごはんの準備も整って、美味しい朝ごはんを食べました!!
今回はなんといっても腹ペコメンバーの多いキャンプ(笑)
とっても美味しそうに何も残すことなくぺろりとたいらげてくれました!!
例年よりも温暖な今年は、白鳥がすでに旅立ってしまった後だけれど、晴れた猪苗代湖は、初めて見る子にとっては「海?」と思わせてくれる雄大さがありました。
炊きつけようの薪をたくさん拾って、さぁいよいよピザ焼きのためのカマドに火入れです。
昨日苦戦した火起こし。
今回は自分たちの作ったカマドの中での火起こしとあって、さらに難易度は上昇!
(カマドは温度が上がってしまえば、消えにくいのですが、着火の際は、燃やす場所の高さが低く薪を積み上げられず、さらにまわりを冷たいレンガが覆うため種火が消えやすい)
それでもみんなで言い争ったり、アドバイスしあったり、協力したりしながら、しっかりと火を入れることができました!
そこからは火の維持を大きな子どもにバトンタッチをして、ピザのトッピング作業へ。
自分のピザは自分でトッピング。
同じ材料だけど、それぞれ個性があって、さらに自分たちが起こした火で温めたカマドで焼いたピザは、たくさんの作業でおなかの空いたことも最後の調味料として合わさって、とっても美味しいものとなりました!!
お腹がいっぱいになったところで、今回のキャンプの目玉。
朝陽を目指して歩くナイトハイクに向けて、仮眠の時間。
なかなか寝付けない子たちもいましたが、少なくとも横になって体を休める時間を皆で過ごしました。
そして暗くなった頃、みんなで起きだして夕ご飯。
途中「お腹空いた~」と起きてくる子もいたくらい、ペコペコなみんなと暖かいうどんを食べて、いよいよ、夜の探検に出発です。
今回はとある場所から霞ヶ城を目指す、10km以上におよぶ道のり。
事前に配っておいた地図を頼りに、皆が「こっちかな」「合ってる?」と試行錯誤しながら進みます。
長い道のりの途中には、車両を回してくれるりこぴんが待ってくれていて、大好きな鳥たちのクイズも出題!
夜食をもらいながら、目的地を目指していきます。
長い道中の中では、普段話さないような子たちとも会話が弾んだり、普段話している子とさらにいろいろな話になったり、さらには、みんなが初体験で、不安と期待が入り混じりつつ、体力も限界に挑戦していく中で、自ずとチームらしくまとまっていくような、互いに手伝いあったりする姿が。
もちろん途中にはこんな姿も(笑)
そして空が少しずつ明るくなってきた頃、無事に全員で目的地である「霞ヶ城公園」に到着することができました。
さらに最後の極めつけは、天守閣跡までの上り!!
ここまで歩きつづけてきて限界かと思いきや、駆け上がるみんな(笑)
天守閣に着いてわずか10分程度で、満開の桜、かすんだ空の先に、真っ赤な朝陽が姿を現しました。
きっと誰も体験したことの無い、夜の探検。
そして、歩き続けて、たどり着いた先で見た景色。
心なしか、皆の顔に自信というのか、誇らしげな達成感のある姿を見た気がします。
そして、下りてきてからは桜の木の下で美味しい朝ごはんタイム。
頑張ったみんなへのごほうびで、甘い甘いいちごも。
とってもきれいな景色と、野遊びに向いた環境で、
ごはんの後は、歩き続けたことを忘れているのかというくらい、鬼ごっこに興じていました(笑)
気持ちい日差しの中でのひなたぼっこも(笑)
この旅路の最後には、フォレストパークあだたらへ。
温泉に入って、身体の疲れを癒しました。
疲れた身体にトロトロのアルカリ泉。
今回は、フォレストパークあだたらさんのご厚意で、早い時間から入浴させていただきました。ありがとうございました。
帰りの車内は、自分たちが歩いてきた道の明るい姿を見ながら、いつの間にか夢の中へ。
福島校に戻ってからは、今日までお世話になった施設の掃除とお昼ごはん準備。
皆疲れている中、とっても丁寧に作業をしてくれてありがとう。
美味しいご飯を食べてお片付けをして、みんなで最後のおわりの会。
ホールアース自然学校福島校としてとても大切にしているおわりの会。
今日まで過ごした3日間を、二度と全員が揃うことは無いだろう仲間たちと共にふりかえっていく時間。
最後に、自分のできるようになったことや、これからも挑戦していきたいこと、感想などひと言を全員の前で伝えて、最後に大きな子ども達からもみんなへのメッセージを。
普段とは時間の使い方が全く違った今回のキャンプ。
今まで以上に、思い切り身体を動かして、さらに答えのわからない難題に皆で挑んだ3日間。
駆け抜けた3日間を終えて、今皆は何をしているのかな。
ともに歩きぬいたみんな、ありがとう。いつかまた会う日まで。
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