未だ新型コロナウイルス感染症への不安感はぬぐえません。
しかしながら、子ども達の成長の最中、この1年の時の重大さを真摯に受け止め、
感染症対策を十分に施し、参加者の皆様にも参加前の検温などのご協力いただきながら
今冬も2回に分けて「ふくしま遊牧民キャンプ」を開催致します。
人を殺す菌もあれば、生かす菌もあります。菌もまた生き物。
歴史を振り返ってみても、地球上の生き物たちが感染症をはじめとした危機に瀕してきたタイミングは数多くあります。
しかし(結果論とはいえ)生き残ってきた種は決して強いからだけではなく、その環境に適応してきたからこそ。
便利な生活のできる現代ですが、ときには本能を揺さぶるような野外での体験が必要であると信じ、子ども達と全力で遊び、協力し合いながら生活するキャンプ活動を実践していきます。
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「雪ん子わんぱく隊②」がはじまりました!!
みんなの寝床に荷物を置いたら、キャンプで呼ばれたいニックネームを、スタッフ手作りの木の名札に。参加するみんなひとりひとりが違うように、木の模様もまたひとつひとつ違います。
さらに、ホールアース自然学校のオリジナルデザインバンダナもプレゼント!(今回は水色♪)
まずはみんなでお昼ごはん!!
少し緊張気味だった子も、お昼ごはんをみんなで食べることで、打ち解けてくるからとっても不思議!こんなご時勢なので、ごはんを食べながら大きな声で話すことはできないけれど、美味しいごはんをおなかいっぱい食べて、午後の雪遊びに向けて、みっちりとパワーを溜めました!
ごちそうさまの前には今回の料理を考えて一緒に作ってくれているたるるから、汚れたお水がどこに行くのか、そして今回のお片付けをどのようにするのかのお話。
普段は自分以外の家族が洗ってきれいしにてくれているものを使うだけかもしれないけれど、キャンプではそのひとつひとつを自分の手で。
さらには、川や湖や海、水をきれいにするために働いてくれている人たちのことも考えて、洗剤を使わない洗い方です。
洗剤の効力である「きれいにする」と「消毒」の役割。
そのうち、「きれいにする」をひとりひとりの手でしっかりと。
1、へらでお皿の食べかすをとる。
2、古くなった衣服の布切れでお皿を拭く。
3、米のとぎ汁を使って、スポンジで丁寧に磨く。
4、水できれいに洗い流す。
この作業を毎食後、寒い冬の水を使いながらやるのはとても大変!
だけど、蛇口をひねればお湯が出て、洗剤や食洗器がすべてやってくれることを自分たちの手で取り組むこと。そんな生活の根源的な体験の中にもひとつひとつの学びが詰まっていると思うのです。
※「消毒」の部分は、大きな子ども達(ホールアースでは、スタッフもキャンプの一員として子どもたちと同等かそれ以上に、共に楽しく過ごすために、スタッフをこのように呼びます)が煮沸消毒を行います。
※さらに、感染症対策のため、食事前にすべての食器や器材のアルコール消毒を行っています。
片づけが終わった後は、しおりにも書いてあった共に過ごす仲間達との約束事や、自己紹介をする「はじまりのかい」
集ったみんなの「雪の中でやりたいこと」や「得意技(好きなこと)」なんかも聞いたりして、みんなの笑顔も多くなってきました。
そしてはじまりの会の後は、いよいよお待ちかねの雪遊びの時間!!
スキーウェアにしっかりと着替えて、帽子に手袋、スノーブーツに身を包み。
大きな子どもも小さな子どももみんなで思いっきり雪合戦(笑)
今日の最高気温は-3℃!
なので、雪はスキーやスノーボードには理想的なパウダースノー!
バッフバフの粉雪を、丸めては投げ丸めては投げ。
さらには粉雪のところに倒れこんで天使の姿を作ったり、除雪で山になった雪を掘り進めてみたり、イチから山を作ってかまくらづくりに挑戦したり、、、
みんなで文字通り、おもいっきり遊びました!!
遊びはいろんな方向に進んでいき、中にはこんな某交通機関のCMのようなポーズも笑
子ども達の集中力には頭が下がり、気づいてみればもう日が傾く時間。
気温も低く、手がかじかむ時間になったので、夕飯の前にお風呂タイム。
いつもは友達同士で入るお風呂も、今回はかわりばんこに入ります。
その分、薪で沸かした暖かいお風呂を独り占め!
ゆっくりと浸かって冷えた体をぽっかぽかにしました!
お風呂を待つ間は、新たに導入した黒板やジェンガ、卓球などを!!
そしてぺこぺこになったお腹に美味しい美味しい夕ごはんタイム!
普段は少し余るくらいにみんなで作る料理ですが、今回はなんとすべて完食!!
高学年キャンプだとたまにあるのですが、冬のキャンプでははじめてかも。笑
一心不乱に(?笑)食べて、ほぼ全員がおかわりして、すっかりからっぽになりました!
夜になってみるみる下がっていく気温。
そんな中でも皆、丁寧にお片付けしてくれました。たのもしい。
歯磨きをしてあったかい湯たんぽを寝袋にしまって、ちょっと夜のゲームタイム。
あったかい部屋でカルタやジェンガを楽しんで、今夜はもうおやすみの時間。
実は、ホールアース自然学校のキャンプでは時計を一切使いません。(時計の持参もNGとしています)
行程管理の一部として、スタッフは準備の連携などのために確認しつつ進めていますが、
子ども達の遊びや生活には時計は一切出てきませんし、聞かれても答えません。
それは日常(特に学校生活)で時間によって細切れになっている、子どもたちの「夢中になる時間」を意識的に大切にするため。
遊びに夢中になり、食事に夢中になり、みんなでのゲームに夢中になり。。
夜は眠り、明朝は何時かわからないけれど目が覚めたら起きる。
そんな3日間。
明日はいよいよみんなの大好きな〇〇〇作りと〇〇すべり、さらには〇〇〇〇パーティが!!
どんな1日になるのか、乞うご期待!
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