今年のわくわく探検隊スペシャルもとうとう3日目！！

今日も朝から「今日は何するの？」「どうすることに決まった？」
などと、気になって仕方のない面々がたくさん。

一方で、この２日間の疲れの色が見えることも事実。
朝ごはんをいつもよりのんびり静かに食べながら、みんなの様子を伺いつつ、今日の予定を確実なものにしていきます。

そして、みんなで多数決を使わずに決めるために頑張った話し合いの結果。

それは、

・（みんなで一緒に）カレー作り＆焼きマシュマロ

・夜に宝探し＆焚き火でのんびり

というプログラムと、のんびりしながら希望者でいろんな遊びをする（フリータイム）時間！

というわけで、朝ごはんの片づけはまずしっかりと。

お絵かきしたり卓球したり、アクティブに水路で生き物を探したり。

みんな思い思いに自分の好きを極めながら、楽しい時間を過ごしていました。

そしていよいよカレー作り。

そもそもこの案のきっかけは、みんなの食堂のところに吊り下げてあった「飯盒」を見つけたことから。

なので、飯盒でごはんをたくグループ３つと、カレールゥを作ってマシュマロ用の火をつけるグループに分かれます。

全員が火を起こすことに関わるので、まずは「火起こし教室」から。

火が起こるために必要な３要素を確認して、マッチと薪数本だけで火付けをするのが、ホールアース流。

みんなでナタや皮手袋の使い方を学んでから、さらに「子育て」に見立てた火起こし術を伝授しました。

各自一生懸命取り組んでいきます。

昨日も雨が降っていたこともあって、少々難易度は高かったものの、集中して取り組むことができたチームは、すべて自力で火を起こすことができました！

カレールゥづくりを担ってくれたチームも、みんなで力を合わせて、約20人分のたくさんの食材を切ってくれました。
（※他調理も同様ですが、調理に使用する資材と手指の消毒を適宜行いながら、調理器具の貸し借りの無い状態で実施しております）

そして、待ちに待ったお昼ごはん！

はじめての子達が多かった、飯盒でのごはん炊きですが、きちんと「表面が"少しやわらかいごはん"になってきた時点で上げることができて、美味しいごはんを炊くことができました！

さらに、みんなのリクエストメニューでもあり、自分達で作ったごはんでもあることから、ごはんもカレーもすっかりぺろりと平らげました！！

しかし！！
カレーが大変なのは実はここから。
カレーには常温で固まる油がたくさん使われているので、食べ終わって時間の少し経ったみんなのお皿は真っ黄色。

普段は１枚で済ませられるウェスを最大３枚/人使って、お皿をきれいにしていきます。

さらにみんなが使った飯盒やお鍋も洗って、すべて整えたご褒美に「焼きマシュマロ」を！！

みんなの家庭でも簡単にできる焼きマシュマロですが、実は美味しい焼き方にはコツがあるので、みんなで焼きマシュマロマスターを目指しました！！

その後は、温泉の前後でのんびりフリータイム。

・・・と言いたいところが「全力で水でっぽう」をしたい子達や「水路で生き物探し（リベンジ）」を始める子も。

みんなとてもいい笑顔で、水路では大ゲンゴロウやドジョウ、コオイムシなどいろんな生き物を見つけることができました！

温泉から戻ってきたら、このキャンプ最後の夕ごはん。

黙食に慣れつつも、食事の前と後では仲良くなったからこそのマシンガントークが炸裂する（笑）

早くいろんなものを気にせずに活動できる日が来るといいね。

そして本日の夜のプログラムは「宝探し」と「焚き火でのんびり」

まず「焚き火でのんびり」は昼に起こした火の熾きから、焚き火を。
肌寒い晩夏（？）の夜を、火を囲みながら簡単なゲームなど。

・・・と思ったら、なんと野生動物のアナグマが敷地内に現われてびっくり！

元々警戒心が薄く、人に危害を加えない（作物への被害はあります）動物ですが、数日にぎやかだったところに、少しだけ静かになった合間を見て出てきた様子。

ちょっと怖いおばけの話をしていた矢先のできごとに、かわいいフォルムの生き物登場で、みんなほっこりしました（笑）

一方「宝探し」チームは近所の体育館へ。

そして、２チームに分かれて大小さまざまなボールを隠すチームと探すチームに分かれて対抗戦を実施。

これが大盛り上がり。

最後には大きい子どもVS子ども達の対抗戦も実施しました。

結果は大きな子ども達が１個だけ多く相手チームのボールを見つけることができ、勝ちはしたものの、工夫を凝らした隠し場所の数々にすべてを見つけることはかなわず。。。

一方、正々堂々闘いましたが、本気で探す大きな子ども達に向けて子ども達からは
「大人げない」「本気すぎる」という最大限のお褒めの言葉もいただいて、大きな子ども達一同にっこりしましたとさ。

そして、最後に全員での締めくくりは、これもみんなのやりたいことにあった「花火」
家でも経験できるプログラムはあまり取り入れないことが多いですが、今回は夏の思い出とみんなが話し合って出てきた「やりたいこと」だからこそ、実際に形にしてみました。

・・・

一生のうちで、今日この日に集った仲間全員が集まることはおそらく二度と無いでしょう。
小さな争いごとも、小さな協力も、そして何より小さな感動を、全部全部みんなの大切な宝物にしてほしい。

大きな子ども達の願いは届いたでしょうか。。

明日はいよいよ最終日。

さてさて、どんな終わりが待っているのか。

みんなはぐっすり夢の中。夢の中でも遊んでいるのかな？

ホールアース自然学校福島校　　わっきー