最終日となりました!
3日目にもなると、皆のやりとりがまるで家族のようで、ほっこりするのと同時に本当にあっという間だなぁと感じるのがキャンプ。
同時に、小さな疑問や発見を少しずつ声にしてくれる子達もいて、私達大きな子どもも、いろいろな気づきをもらう場面も。
3日目の朝は、みんな起こすまでぐっすり。
起きても、割とスローペースな3日目。
2日間使った自分の持ち物を整理整頓し、自分達の部屋のお掃除。
さらに廊下や食堂などなど、みんなできれいにしてくれました。
それが終わったらお待ちかね、みんなで朝ごはん・・・
といく前に、今朝は皆からのリクエストもあって、朝ごはんはみんなで羽釜で炊いてもらいました!!
ホールアース自然学校では「薪」「刃物(ナタ)」「火種(マッチ)」だけを使って、素早く生活の火を手に入れるプロセスを「子育て」に見立てて説明します。
お腹が空いてペコペコだったので、みんな一生懸命!!
雪のチラつく中、火の温かさに集まりながら、無事にお米が炊きあがりました!!
待ちに待った朝ごはん!!
最終日ということもあって、皆で和気あいあい、楽しい朝ごはんタイムでした。
大変だったお片付けも、最終日ともなればお手の物。
そして最終日はみんな大好きフリータイム(※)。
※3日間に子ども達にやり残したことを確認して、自分たちの「やりたい」を実現していく時間を呼びます。
新年1本目の今回は、昨日やり損ねた「オペレーションアイス(アイスづくり)」と、卓球、そしてカードゲームなどにそれぞれ固定されること無く入れ替わりながら思いっきり遊びました!!
美味しいお昼づくりを手伝ってくれる子達も!
いよいよ最後のお昼ごはん。
話に出るのは「もっと泊まりたい」とか「次のキャンプはいつなのか」という話。
約10年、この福島・湖南町で続けてきて、ずっと見てきた景色でありますが、また新しい拠点でこの風景を見ることができて嬉しくもあり、子ども達の期待に応えていきたいと改めて思う新年。
・・・
はじまりがあれば終わりがある。
キャンプの終わりには「終わりの会」を。
体験は、どんなことをしたのかも大切ですが、より重要なことは、ふりかえって、そのときどんなことを感じたのか、自分の中の感情に気づき、その細部を味わうことで心に浸透していくものだと考えています。
ホールアース自然学校でとても大切にしているのが、全員で3日間をふりかえって、ひとりひとり自分の言葉で、楽しかったことや嬉しかったこと、挑戦したことやみんなへのひと言を伝えてもらうこと。
ひとりひとりに「楽しかった・嬉しかったこと」「チャレンジした・できるようになったこと」「チャレンジしたい・やってみたいこと」「みんなへのひとこと」を伝えてもらいます。
皆の誇らしげで、かつ楽しそうな表情が印象的でした!
最後には大きな子ども達からもひとりずつメッセージを伝えて、今日まで遊び・共に過ごしてきた「自然・生き物・仲間」達に感謝を伝えて解散。
これまでのキャンプ人生の中で、こんなにも雪が無いことは初めてでした。
暖冬、地球温暖化と言われますが、こうして関わり続けさせてもらっている子ども達に、どんな未来を手渡していくことができるのか。
私達も常に本気で考えていかなくてはなりません。
普段快適な家の中だったり、便利な環境にいるからこそ、時には不便で工夫やチャレンジが必要で、人間が動物として本来持つであろう本能を揺さぶるような環境に身を置く機会を持ってもらうこと。
そして、どんな環境、未来に向かっていこうとも、自分の強みで人を助けて、相手の得意なことで自分の苦手なことを補ってもらう。
そんな「頼りあえる関係」が、これからの時代を生き抜く、本当の意味での「自立」となっていくのだと私たちは信じています。
たとえ年齢が違っても、そしてもちろん性別や人種、信じるものが違っても、協調し、明るい未来を創っていけるよう、私たちスタッフも子ども達に成長させてもらいつつ、前に進んでいきます。
今頃はきっと安心できる家と環境でぐっすり眠っていることでしょう。
みんなとの再会を心より願って、また会う日まで!!
ホールアース自然学校福島校
わっきー
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