新地町防集団地コミュニティガーデン事業として「浜ウォークと浜の幸交流会」を実施しました!
雁小屋地区での「食とお花の交流フェスタ」、先月末におこなった大戸浜地区での「百歳 体操×お花の寄せ植え講座」に続いて、地区の方々と一緒に、地区の方も地区以外の方も "一緒に参加して、一緒に作って楽しむ"イベントです。
晴天に恵まれ、老若男女たくさんの方々にご参加いただくことができました。
そんなわきあいあいとした様子のわかる出発前の写真撮影!
ウォーキングルートは、今まさに復興の真っ最中である新地港までの道のり。
途中、大戸浜地区にある漁業の神社である「熊野神社」は11月3日が例大祭。
階段を登った先には海辺を見渡せる素晴らしい景色。
この場所から見える景色が刻一刻と変化していく。
また次のウォーキングでどのように変わっているのか。
そして熊野神社に到着すると、大きな旗が立ち、荘厳な雰囲気がある中、みんなでお参りさせていただきました。
とっても嬉しいことに、参加者に子ども達がたくさんいて、途中に簡単なクイズ「鳥居のくぐり方」や「この森にいる"仲間はずれ"は誰?」なんてことも。
子ども達には楽しく、大人のみなさんには少しだけ「へー(なるほどー)」と思ってもらえるお話ができていたら嬉しいですね♪
そこから今度は工事ゾーンへ。
まだまだキレイな道にはなっていませんが、つくり途中の道を抜けて港のほうへ。
すると遠くから影が見えていた新潟の大きな凧が!!
歩いているとそよ風が気持ちがいいくらいの天候だったのですが、たたみ2畳ほどの大きさがある凧は、風を受けてりっぱに大空を駆けていました。
目的地である太平洋側の海の神様であるあんばさま(安婆神社)や金比羅神社ではみんなで塩飴を。
そして、港に泊まる数々の船の上には立派な大漁旗が。
震災で旗も流されてしまって、数こそ少なくなってしまったと一緒に歩いた漁師の奥様方はおっしゃっていましたが、始めてみる私達にはとても立派なものでした。
そのあとは凧揚げの現場を訪問!
なんと予想すらしていなかったのですが、凧揚げの体験をさせてもらえることに。
凧揚げすらあまりなじみが無くなった現代、こんなに大きな凧を揚げる体験はなかなかありません。
みんな思い思いに凧に向き合い、体験を楽しんでいました!
凧揚げをさせていただいたみなさま、本当にありがとうございました。
そこからは一路、お昼ごはんを目指してコミュニティセンターへ!
帰り着いてからはちょっとひと休憩。
新地の名水、いっぱい清水の炭酸水で作るハチミツレモンサイダーなどを楽しみました。
新地や近隣の港で取れた美味しい浜の幸を使ってみんなで食べる料理作り。
ホッキ貝を煮て、その煮汁で炊き上げて作る「ホッキ飯」
秋の鮭をふんだんに入れた「鮭のあったか汁」
浜のお母さん達を中心に作業を進めていくのですが、その手際のいいこと!
あっという間に準備が出来上がって、あとは調理するのみ。
ホッキごはんはガス釜はもちろん、なつかしの羽釜でも炊飯!
「はじめちょろちょろなかぱっぱ~」を合言葉にみなさん真剣に炊いてくださいました。
お汁も、みんなで食べるだけの大鍋で。
ほどなくして美味しいごはんができました!
一緒に歩いたみなさんも、歩ききれずに途中戻ったみなさんも、最初から歩かず準備に勤しんでくださったみなさんも、みんなで美味しくごはんを食べました!
ひさびさに見る顔や、いつも見る顔。
せっかく集まったのだから、のんびりワイワイとにぎやかにお話をされているのが印象的でした。
約半日の短い時間ではありましたが、天候と参加された皆様の大きなお力添えで、笑顔の多い時間を過ごすことができました。
参加いただいたみなさまはもちろん、一緒に企画・立案・準備にご協力くださった皆様、本当に本当にありがとうございました!
ホールアース自然学校 福島校
(NPO法人ホールアース研究所 福島事務所)
スタッフ一同
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