ふくしま遊牧民キャンプ ~小野川湖アドベンチャー2日目!
今日はキャンプ期間中で最も天気のよい1日になりそう。
そして福島校としてはキャンプで初の試み「ビバーク(野宿)」にトライする日でもあります。
でも意外と子ども達は平気そうで、朝は美味しいごはんを。
朝ごはんの後にはお待ちかねフリーチョイスで何をやりたいかヒヤリング。
高学年の子たちだからこそ、一緒に天気予報や雨雲レーダーを見て、今日や明日以降の予想を立てる。
「今日はかなり暖かくなりそうだから、水に入るのが気持ちいいかもねー!」
「午後はビバークに向けての準備と、あっちに行ってからも自由に遊べるよー」と私。
しかし!今回参加者の大半を占める男子勢は「水着ぬれてて冷たいからなー、今日乾かしてから着るー」との回答(笑)
まぁ明日もチャンスはあるから問題なし。少人数だからこそできる「高学年として自分達の選択」を大切にしてもらう。
特に「自分達で自由に遊びたい」との意見が強かったので、その意見を尊重。
結果的に少し広場で遊び(朝露で濡れて逃げ帰ってきた 笑)、物珍しいハンモックで遊ぶまったりとした午前中となった。
そんな中、女子勢は「沢行きたい、滝行きたい!!(歓喜)」とのことで、女子勢(スタッフ含む)はシャワークライミングへ。
見上げれば青い空と夏らしい緑。
進めば清流、小野川の水しぶきと自らが選択するルートに果敢に挑戦する。
途中には飛び込みスポットもあり、最後には落差40mを超える福島有数の名瀑「小野川不動滝」が。
終始「すごーい、やばーい!」と歓喜の嵐(ボランティアスタッフ含む 笑)
天候の力もあいまって、最高の沢行となりました!!
戻ってからはお昼ごはんに向けて羽釜でごはん炊き。
個人的には昔「米炊きと風呂焚きは子どもの仕事」と言われたように、キャンプ中の生活の一部として"火"を扱って欲しいと思っています。
火を扱うことは、人類進化の根源を辿るものでもあります。楽しみながら、身についてもらうようトライ。
試行錯誤あって、無事に美味しいお米が炊き上がりました!!(昨日よりは絶対に上達してぱらっともちっと炊けていました)
午後からはビバークに向けて技術を学ぶ時間。
まずは火と同じく人類進化の一助となった「ロープワーク」
今回はクラブヒッチ(巻き結び)とトートラインヒッチ(自在結び)を。
木と木の間にピンッとロープを張って、シートをかけて屋根を張り、その下で眠るのが今回のビバーク。
自分の今日の寝床がかかる作業ということもあって、みんな真剣です。
技術を学び、試しにやってみて道具も揃えたところで、みんなで一斉に出艇!!
そう、今回のビバークするビーチは陸路では行けず、カヌーやカヤックで行かねばならないところ。
自分の大切な荷物を持って、湖の上に出て、さらに自分の力で沈まないように進んでいかなくてはならない。
真剣に真剣に進んで、無事今日のビバーク地に到着!!
実際に現場で今日の寝床づくり。
それが終われば、明るいうちに自分達しかいない、誰も来ることの無いビーチで思い切り遊びました!!
お腹がすいたら来る前に自分達で握ってきた美味しいおにぎりを食べて、火を囲んで学校や友達、自分達のお互いの話をする。
ときには湖岸に出て、空を眺める・・・・。
そうしていると、なんと空がひらけて星空が見えてきたではないですか!!
これは行くしかない!!
満天の星空の下、ナイトカヌーへ出発。
凪いだ湖面に映る満天の星空。
これぞ360度見渡す限りの星空の世界。
幻想的過ぎて、子ども達ですら声を失うほど。
奇跡的に訪れた晴れ間に、最高のプレゼントをもらいました。
こうして夜は更け、意外とみんなもすんなり野宿へ。
ざわめく森の音を聞きながら眠りに付いたのでした。
さぁて明日はどんな1日になるのか!?
ホールアース自然学校福島校
和田 わっきー
この記事へのコメント (0)