ドキドキ冒険塾2日目を迎えました!
今年のドキドキ冒険塾では、ふた昔前くらいの子ども達の仕事だった、飯炊きを毎日の日課として行います。
自分たちが生きていく中でも、とても大切な「食」。
こだわった調理法を子どもたちとも実践して、美味しいご飯を心掛けているからこそ、
「ご飯を炊く」というシンプルながらも奥深く、さらに現代では触れることの少なくなった、薪を焚く火に継続的に関わってほしいと考えて。
そんなわけで、はじめての朝は「火起こし」のレクチャーから!
ホールアース流の火起こし術は、ナタを使って薪を割り、火種としてはマッチのみで行う「子育て」に見立てた、火起こしです。
火を扱う上では何よりも、正確に怖がることが大切で、続いては起きた火を育て方が大切。
はじめての今朝は、うまく組み上げることができず、聞いてやるのと実際やるのでは大違いということを実感!
次の機会に向けて、みんな真剣に失敗の原因解明に取り組んでいました。
続いては、まだ見ぬ今日からの活動を想像しつつ、なんとなくお昼ごはんづくり(笑)
サンドイッチを作りながら「今日はお出かけかな」「何するんだろう」と、期待も膨らみます。
ならば!と、朝ごはん前にみんなが気になってやまないこれからの予定(案)を発表!!
大きい子ども達(※1)みんなで、夜な夜な一生懸命考えて、できるだけみんなの意見を盛り込んでみた結果、以下のようになりました!(あくまでも予定ですが)
2日目(今日)
・山登り&森たんけん
・猪苗代湖でテント泊
・BBQ
・地域の太鼓練習へ参加
・肝だめし
3日目
・テント片づけ
・猪苗代湖から裏磐梯へ移動!
・釣りの準備
・虫トラップづくり
・秘密基地づくり
・みんなで夜の星空を見る
4日目
・プチフリーチョイスで釣りタイム
・おまつりの話し合い
⇒裏磐梯アドベンチャーと合流
(・リバーウォーク)
(・ナイトハイク)
5日目
⇒裏磐梯アドベンチャーと合流
(・カヌー)
(・カヤック)
(・キャンプファイヤー)
6日目
⇒裏磐梯アドベンチャーと合流
・おまつりの話し合い
・買い出し
7日目
・全力で遊ぶ時間
・おまつりの準備
・自分たちだけのおまつり!!
8日目
・フリーチョイス
・お昼ごはんとして「流し○○○○」をやろう!
そんな8日間を目指してみようと思います。
発表の際には、みんな各々のポイントや、時には全員で「やったー!!」という歓声が上がりました!
ただし、キャンプは皆で協力して楽しい時間にするための生活の連続。
全部が達成できるかどうかは、ここに集った10人次第。みんなで頑張って最高のキャンプにしよう!!
というわけで、今日はなんとこれから「山登り&森たんけん」へ出発です!
朝ごはんもりもり食べて、お片付けも少しだけ慣れた様子(笑)
そしていよいよ、猪苗代湖と磐梯山を一望できるお山へレッツゴー!!
標高こそ高く無いものの、傾斜は割と急な山をみんなで一緒に協力しながら登っていく・・・
のかと思いきや、割とドライなみんな(笑)
登山の得意な先行組はスラスラと先を行き、少し苦手な(思いやりのある?)後行組は互いに声を掛け合って一生懸命登っていく。。。
山頂には草原とナラを主とする森が広がっていて、木陰でお昼ごはんを食べて、みんなで虫取りも楽しみました♪
快晴の今日は、少し霞んで磐梯山はおぼろげでしたが、最高の景色に違いはありませんでした!!
帰りは登山道に落ちている杉の葉拾い。
何人かが「杉の葉はミルク(※2)に使える!」と、よく燃えることを知っていたため、
みんなでこれからの火起こしに必要な杉の葉を拾って持って帰ってきました!
のどが渇いたみんなのために、地域で湧くとっても美味しい湧水の汲めるところに寄って、
とっても冷たいお水を調達して、今度は猪苗代湖へゴー!!
木陰で涼しかったとはいえ、やはり登山で大汗をかいたみんなは、昨日に引き続き猪苗代湖へダイブ!
今日も今日とてとっても気持ちいい猪苗代湖。
さらに今日はタモを持ってきて、みんなで生き物探しも楽しみました。
小さなゲンゴロウの仲間や、エビたち。さらにはドジョウやヤゴなんかもたくさん取れました!
中には温泉(!?)を作る者も(笑)
ひとしきり遊んだら、今日の寝床であるテントの設営。
こちらもみんなで協力して立てていきます。
自分(たち)のことは自分(たち)でやる。
まだまだ、自分たちの好き勝手にしてしまう子たちも多いですが、
ひとつひとつ確認しながら「ああでもない、こうでもない」と言いつつ、頑張ってなんとか完成しました!!
それが終わったら、さらにご飯炊きとBBQのための火起こしへ。
今朝の教訓を生かして、なんとかしっかりと火を起こすことができました!!
美味しい釜炊きごはんと、みんなからのリクエストがあったBBQ。
普段は大人たちが火を起こして、いろんなことをやってくれるけれど、今日はほとんどが自分たちで。
「(トングをもって焼いている人が)いっぺんにひっくり返せるのは2~3枚だよ!」
「レタス(キャベツなんだけど・・・)食べる人ー?」
「煙で目が痛いからゴーグル持ってきて!」
「お皿無い、お皿!はやくはやく、誰か持ってきて!」などなど・・・
いろんな関係性と、いろんなやりとりの見える楽しくも大変な(?)BBQでした!
食べ終わったみんなは希望者で地域の太鼓の練習に参加させてもらいました!
(毎年に1度、今日という日しかない、特別なレクチャータイム!)
地域に長く続く盆踊りの太鼓のリズム。
短い時間ではありましたが、地域の大人たちと子どもたちに教わりながら、
みんな少し緊張しつつも、身体と心に太鼓のリズムを刻んできました!
そしてこれまた希望者で肝だめしタイム(真っ暗だったことと、役割を子どもたちにお願いされたので、すみません写真がありません)
おどかす側とおどかされる側を入れ替えるような形で、夜の森の中で実践。
「わーーー!きゃーーー!」はもちろん、大きな声で叫ぶと怖さが紛れる実験(!?)と称して、
「ゆでたまごーーー!!」と叫んで歩く子も(笑)
みんなが相談して決めて、実践した肝だめし。
みんなの感想はどんなものだったのでしょうか。
明日の朝には聞いてみようかな。
もりだくさんだった2日目。
今ではもうすでに自分たちの立てたテントの中で夢の中。
明日はテントをたたんで、必要な物を買いだして、裏磐梯へ移動します!
裏磐梯ではどんな出来事が待っているのか、乞うご期待。
※1 大きい子どもとは・・・
ホールアースのキャンプでは第一の大人である「保護者の方々」、第二の大人である「学校の先生や学校周りに出会う方々」の次に出会う「第三の大人」という価値観を持って子どもたちに接しています。
我々は「大人」を「大人」として分けるのではなく「大きな子ども」と表現して「子ども」と別の存在ではなく「子どもの延長線上にある存在」として活動します。
大家族のようなキャンプだからこそ、共に生活をつくる存在として、大人子ども関係なく、一緒に日々の成長を支え合う仲間たちです。
※2 (火起こしにおける)ミルクとは・・・
ホールアースの子育てに見立てた火起こしの中で、火の赤ちゃんが最初に食べるとする、おがくず(または火口などともいう)のことを「ミルク」、続いて「離乳食」「みんな(小学生くらいが好きな)メニュー」「大人が好きなメニュー(だいたいみんなビールと答えますw)」と続くうちの、ミルクをさしてみんな言葉を使っています。
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