じょりぃです。2017年度にご縁を頂いて、うるまの島しょ地域で全13回、各島のビジョンを描く「しまみらい会議」をファシリテートさせてもらいました。その時からずっと抱いていた想い。それが、「島の子どもたちが描いている未来像も、生で声を聞いてみたい!」というもの。
今年度、日本財団さんから助成して頂き、なにより彩橋小学校の校長先生や地域・保護者の皆さまの応援と、仲間たちのサポートのおかげで...「こどもしまみらい会議」、ついに実現ーーーっ!
集まってくれたのは、彩橋小4〜6年生の18名。会場に来るなりいきなりかけっこが始まって、おっ、島の子っぽい!って思うのはちょっと偏見も入ってるか^^;
放課後の16時過ぎにスタートってこともあり、ツカミはおやつのもぐもぐタイム。もちろんうるまにこだわって、うるマルシェPB商品の紅芋チップスだったり、あんだかしー×もずくのとろりんスープだったり。ま、お茶には誰も手をつけようとせず、「ジュースは〜!?」の大合唱に急きょヘルプスタッフがコーラを買い出しに行くはめになったのは、大目に見よう(笑)
まずは自分たちの島をいつもと違う視点で眺めてみようと、伊計島と宮城島で先日撮影されたばかりのドローン映像をお披露目、続いて、「島で自分が好きなところをお絵描きしてみよう!」。海や山といった自然の風景が圧倒的に人気だったけど、中にはハーリーや集落・公民館といった、島の暮らしのワンシーンを描く子もいて、ちゃんと受け継がれているなぁと。
そしていよいよメインパートの、「島にこんなんあったらいいなぁ」で、手が挙がるわ挙がるわ。
「思いっきりカラダを動かせる公園!」
「子どもだけの秘密基地!」
「スケボーパークっ!」
なんていう、子どもらしい声もあれば、
「商店で文房具を売って欲しい」
「図書館や塾が欲しい」
「(中学校までしかないので)高校や大学があれば通うのに」
なんていう、学びたい欲求のコメント(笑)も。
そんな声に交じって出てきたのが、
「空き家に人が住んで欲しい」
「老人ホームも」
「(統廃合された)小中学校が復活」
「自然のままのビーチや森が増えたらいい」
逆に言うと、大型スーパーが欲しいとか観光客どんどん来てなんて声は、誰1人として出てこない。それはまさに、大人たちと紡いだ島のビジョンと全く同じ。子どもたちもまた、島のあり方を変えたいんじゃなくて大切に育みたいんだと。これは嬉しいってよりも、"重い"発見でした。
息子が生まれてからずーっと思うことでもあるだけど、将来「うるまで生まれ育ちました」と語るこの子たちが、その時どんな気持ちで「うるま」って言うのか。その責任は、この子たちからうるまを"預かっている"、僕ら大人たちにある。生の声を聴いた僕らがすべきこと。めちゃくちゃたくさんの宿題だなぁ。次年度に向けてまた一歩ずつ!
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