里山のようちえん11月は
「食べ物はどこからくるの?」を知る会です。
【注意】ブログの後半は家畜の屠殺の写真が数枚掲載されております。
苦手な方はご注意ください。
農場長のだんがが頑張って作った小麦を挽いて作った無農薬の自家製小麦粉を使ってうどんを捏ねます。
小麦粉にお塩を少々入れてお水を足して練っていきます。
最初は粉っぽかった生地も次第にまとまってきました。ベトベトに手についていた小麦粉も1つにまとまり大きな生地になっていきます。
ある程度まとまったら、ビニール袋に入れて踏み込みます。普段は食べ物を踏んだりは出来ませんが、うどんはしっかり捏ねるとコシが増して美味しいうどんに仕上がります。
みんなでフミフミ楽しくなってきました。
途中にBGM「天国と地獄」もかかって大盛り上がりでしたね。
お風呂に行っている間に生地を寝かして美味しさアップ。
手を猫の手にして切っていきます。
お父さん、お母さんは後ろでドキドキしながら見ています。
(この我慢が大切です。子どもは少しずつ覚えていきます。親がやってしまうと何も覚えて行きません。ここはグッと我慢です。)
→1人、指を切ってしまいましたが・・・【汗】
切ったうどんはだんごが茹でてくれます。
↑
作業が板についていますね~
さあ夕食です。
子どもたからは「今まで食べたうどんで一番美味しい~」との声も!!
やっぱり、時間を掛けて作った物は美味しいですね。
親も子どもが作ってくれた御飯を食べられるのは本当にうれしいですよね。
最高の夕食でした。
夕食後は星を少し見たりして夜を楽しみました。
パパママカフェも大人数参加して大盛り上がりでした。
翌日はしっかり晴れて素晴らしい朝です。
朝ごはんチームと動物のお世話(飼い付け)チームに分かれて朝飯前の作業です。
ヤギたちは人間が食べきれない野菜くずを食べてくれます。
何気ない動物の世話からも人と家畜の関係を学んでいきます。
美味しい御飯を食べた後はいよいよ
「アヒルの命をいただく」時間です。
ホールアース農場に田植えの時期に来て、田んぼの雑草や昆虫を食べて、栄養をたくさん撒いてくれた彼らがまるまると太ってその生命を人間にバトンタッチする時がやってきました。
今年も年長組が刃を入れてくれます。だんごがみんなの目を見てアヒルの命の事を語ってくれます。みんなも真剣な面持ちになってきました。
そして、逆さに釣って首の頸動脈に刃を入れます。
真っ赤な血液が体から抜けていく、命の炎が少しずつ消えていきます。
みんな真剣に見つめています。
命が途切れると、翼を切り離し、羽をむしり解体作業に入ります。
少しずつ一個の生命から、おいしい食べ物に変わっていきます。変わる瞬間は人それぞれですが、顔つきが少しずつ変わり心の中で昇華させていきます。
大人は難しく考えがちですが、子どもたちはあっさり受け入れていましたね。
子どもたちは後半は和んで遊び始めました。
捌いたお肉はアウトドアクッキングです。
焼き鳥(アヒル)
フタッフ・ド・アヒル
鶏(あひる)チャン→アヒルのもつ焼き
ガラスープ
ほんとに美味しかったですね。新鮮なお肉を食べてみんな笑顔になりました。
この日のお昼はもちろん完食!!大切に命を頂きました。
最後の振り返りでは、子ども達なりに感じたことを話してくれました。
プログラム終了後のアンケートでは、
「あひるさん、かわいそうだったけど。おいしかった。」 など親御さんと話してくれた子もいたようです。
幼少期に残酷でない形で命のことをしっかり知れることは大切なことだと私は考えます。
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