実りの秋です。
「里山のようちえん9月」元気に実施しました。
今月は5月に田植えをした米の収穫やその後、食べるまでにどんな作業があるのかを体験する回です。
当初は初日に稲刈りを考えていたのですが天気がいまいちだったので
「脱穀・精米」を初日に行いました。
稲穂を足踏み脱穀機で稲穂から籾を外します。
タイイミングを合わせて足踏み板を踏むのが難しいこの機械。
苦戦しながらも頑張ってくれました。
脱穀した籾を選別するのは「唐箕」を使って選別します。
この機械にも子ども達は興味津々です。
「いい籾」と「イマイチな籾」、「ゴミ」に選別してくれます。
その籾から籾殻をはずすのが「籾摺り臼」(モミスリウス)
なにかギリシャの哲学者のような名前ですね。
この籾摺り臼であらかた摺って、仕上げで軟式野球ボールとすり鉢で仕上げで摺ってきます。
最後の精米は瓶の中に玄米を入れて棒で搗く「搗精」(精米)作業です。
これは根気のいる作業ですが、頑張れば頑張るほど精米の度合いが上がっていきます。
2日目
朝は動物のお世話を行います。
7月の時には可愛いひよこちゃんでしたが2ヶ月でだいぶ大きくなってきました。
朝飯前の仕事「飼い付け」を終えたら朝食です。
仕事をした後なので子ども達はモリモリ食べてくれます。
ごはんの後はいよいよ稲刈りです。
今回は1月の里山のようちえんで使う「もち米」の収穫です。
きっしーに収穫方法を教えて貰って早速実践です。
はじめはこの広さを刈るのか~と思っていた作業も進むにつれてみんなの顔に笑顔が増えてきました。
※特に大人を中心にいい顔をして作業をしていました。
子ども達は大人の表情をよく見ているんですよね。
刈り終わった稲穂は麻ひもでまとめてハザ掛けをします。
子ども達も手伝ってくれて共同作業です。
日本人は100年位前はどこでもやっていた作業なんでしょうね。
お昼はお楽しみ「新米ごはん」です。
水は少なめで8割の分量で炊き上げました。
↑新米の味はどうだったかな?この笑顔ですね♪
11月はこの田んぼの雑草をだべて肥料を出してくれた「合鴨(アヒル)」を美味しく頂く回です。
すこしドキドキしながら次回を迎えたいと思います。
浅子智昭(あなご)
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