9月の里山のようちえんは
「稲刈りと新米ごはん」がテーマです。
5月の里山のようちえんで植えた稲の収穫です。
4か月間、田んぼでじっくり育った稲が収穫を迎えました。
初日は、集まって自己紹介タイムの後は早速の稲刈り
作業着に着替えて、家族で1本鎌を持って稲刈りです。
一把の稲を持ち「ざくっ」と鎌を入れる。
子ども達のこの独特の感覚を楽しんでいるようでした。
3把位を1束にして、麻ひもでまとめて刈り取って行きます。
腰を屈めながらの作業は大変ですが、これこそ収穫の喜びですね。
ある程度刈り取ったら、稲架(ハザ)がけです。
田んぼに稲を干すための稲架がけ用の足場を組みます。
ぐっと土に刺すような形で立てかけます。
刈り取った稲をあまり密になり過ぎないように良い塩梅で干して行きます。
刈り取ったばかりのお米は水分量が高すぎるのでこのまま精米をするとつぶれてしまいます。天日干しして乾燥させてから脱穀します。今は乾燥機でやってしまう作業も里山のようちえんでは手作業で行います。時間はかかりますが手間は惜しみません。
疲れた頃にクリリンが手作りおはぎを持って来てくれました♪
田んぼには和菓子が合いますね~
みんなが頑張ってくれたので、目標の田んぼ半分の作業を終えることが出来ました。
たくさん汗をかいたので、夕方には温泉に行きました。
(→連休中日だったので少し混んでいてゆっくりできませんでしたね。)
森の家に戻ったらクリリンがおいしい夕飯を作ってくれていました。
仕事をしたのでみんなすごい食欲!!
おかわりをする子がたくさんいました。
夕食後はお月さんを見に行ったのですが生憎の曇り空だったので夜のむしむし探検隊「秋編」を行いました。エンマコーロギを沢山見つける事が出来ました。
翌日は、生憎の空模様でしたが、動物たちの世話をして朝ごはん。
家畜は自分達でご飯を食べる事が出来ません。人間が世話をする生き物です。
そんな意味も知ってほしいですね。(11月にはもっと深く理解できるかな。)
今日の作業は「脱穀・籾摺り・精米」です。
「脱穀」は稲から籾を外す作業
「籾摺り」は籾から、殻を外して玄米にする作業
「精米」は玄米を精製して白米にする作業です。
この工程を経て白米にします。
みんな手仕事で行います。
脱穀は足踏み脱穀機を使い稲から籾を外しました。
その後、唐箕(とうみ)を使ってゴミを飛ばして選別をします。
手箕(てみ)も使って「フーッ」と吹いてゴミも飛ばします。
大変だったのが「籾摺り」
洗濯板の様な物を使って、籾殻を外すんですが、これが大変な作業です。
昔の人はこの作業を閑散期に根気強くやっていたんですね。
(現在では、電動の速度の違うゴムローラーの間をすり抜けさせて行っています。)
「精米」
その籾摺りした玄米を瓶に入れて、棒でつついて精米作業。
これも気の遠くなるような作業です。おしゃべりしながら精米をしました。
→柚子里庵の雰囲気にぴったり合いますね。
お昼はお待ちかねの新米です。
柚子里庵の窯で炊き上げた新米です。お米が一粒一粒立っています。口に入れるとお米の香りが広がります。 う~~ん うまい!
これを味わえるのはいいですね~
子ども達の深い所に響いているんでしょうね。この経験大切にしてほしいですね。
あっという間の2日間でした。
来月は「命をいただく」です。命としっかり向き合って行きましょう。
この記事へのコメント (0)