11月25日、荘厳な富士を覆う見事な雪化粧と、それを支える御空色の下、
今回の学生リーダー養成講座が始まりました。
更新が遅れましたが、活動報告は本年度2回目、テラがお送りいたします。
メンバーが集まり、今回の活動拠点となる柚子里庵にて初日の昼食をとった後、まずはアイスブレイクです。
ここではトーナメント方式で、2つの勝負を行いました。
1つ目は『指フェンシング』。手を握り合い親指を立て、その親指で先に相手の体に触れた方の勝利となります。
続いては『ガンマン』というゲーム。背中合わせで座り、相手に見えないように自分の指を0~10の任意の本数立
てます。そして、「せーのっ!」の掛け声で向かい合い、両者の立てた指の合計本数を先に言った方の勝利です。
勝者は順に、ホールアース随一の屈強漢だいちゃんと、頭脳派のいーくん。パワー勝負と算術勝負、結果は最初から分かっていた気がしなくもないですが、負け惜しみはナシです。
お2人さんにはおめでとう、どら焼きのプレゼントだよ。
その後本校に向かい、9月から続けている回廊造りを行いました。作業にあたって、
古い道を取り払わなければならないのですが、この作業がなかなかの曲者。
今回もこれだけの板を外し、やっとこの工程の終わりが見えてきたところで、時間となり作業終了です。
あと少しのところで切り上げてしまった悔しさが、次回のモチベーションとなるのでしょうか。
きっとそうでしょう。
柚子里庵に戻ってからは夕食づくりです。食当のいーくん主導で、炊き込みご飯とポトフ、
里芋の素揚げが囲炉裏を囲んだ食卓...ではなく食床に並べられました。
食当曰く、今回のこだわりはずばり「ポトフ」。見て下さい、この野菜たちのゴロゴロ具合...!
(ポトフじゃなくてもはや"ボトフ"や‼とかいうギャグを思いついたのですが、
面白くないのでここでこそっと供養しておきます。)
食後は焚火のお風呂に入り、囲炉裏を囲んで茶飲み会。それぞれの地元の話や将来の話など、色々なお話をしました。
そんなこんなで夜が更けて、あぁだこうだで明日が来て...。
2日目の朝はラジオ体操から始まり、朝食は塩ニンニクうどん、ほうれん草のお浸し、
水菜のマヨポン和えときんぴらごぼうです。この日の活動が間伐ということもあり、
スタミナもつけられ準備万端です。
ここで、出発の前に少しだけお勉強。日本の人工林について、KP(紙芝居プロジェクト)と映像でその歴史と現状を
学びました。
勉強が終わればいざ、出発です。
今回間伐作業を行う田貫湖横の人工林に到着後、準備体操をして林へGO!木が狭い間隔で植えられているので、
林の中は薄暗く、とても寒い場所でした。
間伐する木は曲がっていたり、成長が遅かったりするものを選びます。
一本目、これはだいちゃんが自身の木こり道具を用い、見本として伐採してくれました。
まず、受け口(木を倒す方向に入れる広い切り口)と追い口(受け口の反対側から入れる切り口)をチェーンソーで
入れます。そして、矢という道具を木に打ち込み、徐々に追い口を広げていきます。
このとき林に響き渡る優しい打撃音が、とても幻想的で、印象深いものでした。
二本目からは2班に分かれ、チェーンソーでなく手ノコを使って伐採していきました。
ふと上を見上げると、伐採した木があったところだけ林の天井に穴が開き、青空がのぞいていました。
この日の朝、だいちゃんが言っていた「木こりとは、森に光を入れる仕事だ。」という言葉通りの光景で、
とても感動的でした。
その後伐採した木を3m長にカットし、トラックに積み込んでいきます。
もちろん林の中にトラックは入ってこられないので、丸太を外まで運び出さなければなりません。
およそ80㎏あるという丸太を、肩に担いでえっちらおっちら。滅茶苦茶重い疲れたもうヤダ...。
そうこうしているうちに、自分たちで切り出した丸太+他の誰かが残していった丸太を全てトラックに積み終え、
待ってました、お昼ご飯です。
丸太に切れ目を入れて作るヒノキ(火の木)製スウェーデントーチを囲み、おにぎりを頬張りました。
丸太を本校まで運び、本日最後の力仕事、積み下ろしです。先ほどの作業で疲れた体にムチを打ち、
資材置き場まで運んでいきます。
ここで活躍を見せたのがブッシュ。小柄ながらなんと、一人で丸太を担いでいました。素晴らしい!
全て運び終えて作業終了。皆さん沢山お疲れさん。
最後は柚子里庵に戻り、この2日間の振り返りと3月のイベントへ向けた話し合いを行い、今回の学L終了です。
参加者4名という少人数ながらも大変な作業をしっかりとこなし、とても充実した2日間となりました。
また来月、気温は下がっていく一方ですが、元気に顔を合わせましょう!
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