今月のテーマは、「湧水を求めて ～富士山の自然を満喫～」

　

森の家に足を踏み入れると、目に見えるホワイトボードに「おかえり」という文字と、

今回行くところであろう、洞窟らしき絵が書いてあった。

　

さりげない「おかえり」攻撃。うんうん、家族以外に言われる、おかえりもいいね。

さてさて、今回は２１期生全員の９名と、２０期生の２名が集結！

スタッフ陣は、皆大好きつっち～と、スペシャル講師のたんたん！

簡単な自己紹介をしてから、いざ陣馬の滝へ出発！

　

岩から勢いよく流れ落ちる滝。

観光で訪れている人もいたり、見るだけも綺麗。

そして近くに住む人が水を汲みに来るくらい、きれいな水。

　

たくさん持って帰れるように、汲んだ水を運べるように台車で来ていた人もいました。

パイプから出てくる水を手ですくって飲むと、美味しい。

　

滝の上に行くよ~と、脇道から登ることに。

たんたん先頭に、木をまたいだり、落ちないよう進んでいくと、滝の上に出た。

そこから川をたどって、川のはじまりを目指す。

 

 　

今回は水に濡れてもいい靴で来たのでジャボジャボと水の中を通り進んでいく。

川を歩くだけでも楽しいけど、途中から、たんたんが、好きなところから行っていいよ！って

言ってくれて余計楽しくなった！

　

水の勢いに負けないように登ったり~

泳いだり~

 シカの骨発見したり~

桑の実食べたり~

　

はっかの葉の匂いを嗅いだり~

らじばんだり~(古いか？！笑)

　

そんなこんだで段々水の量が少なくなって、水が湧き出すところを発見！

おおお！ゴウゴウと出ているわけではないけど、湧いているようだ！

　

事前情報で水が冷たくて大変やでぇ～って聞いていたけど、

今日はお天気よく太陽の力で助かりました！

そのあと、みんなで滝ではしゃぎました！きゃ～。

滝行して、ポージングしたり、飛び込んだり！

 

　

駐車場近くで、軽くみんなで一杯やって、ワサビ田寄って帰りました。

ちなみにワサビの葉と茎はちょっと苦かったぁ~。

　

夕食は、中華丼、じゃがいもの味噌汁、サラダなどなど。

いつも献立表があって、材料の分量とメニュー名だけ決まってて、あとの作り方は皆におまかせ。

でも美味しいものができる。だんだん調理器具の場所とか、なんとなく段取りわかってきた！

慣れてきたかな？

ちなみにホールアース自然学校の四季コース、とにかく食事がおいしい。

使う野菜が無農薬だからか、旬のものを食べているからだろうか。

野菜づくりに愛がこもっているからか。はたまたシェフがいいのか(自分たちのことだけど)。

みんなで食べるから、かな。いや、全部かも。

　

そして、私は日常生活でスーパーで買うものが大体いつも決まってましたが、

ここに来て、料理のレパートリーも増えたと思う。うん、間違いない。

　

夜は、メンバーが持ってきてくれたカードゲーム（はげたかのえじき）に熱中。。。

単純なルールの中に心理戦が組み込まれ、みんなしてどハマりする。。。

（このゲームで負けた私が今回のブログ担当になった訳です・・・）

　

みんなで危うく徹夜しそうになりましたが、つっち～が「もう寝るでぇ～」って

言ってくれてなんとか翌日を迎えることができました。

　

さて、二日目。

昨日のわさび園の新鮮なわさび丼と味噌汁、美味しい卵焼きという朝食でスタートする。

贅沢な一日の始まりである。

　

今日は青木ヶ原の樹海の洞窟探検！

ヘルメットをかぶりいざゆかん！

これで危険が減るメット？！

　

このあたりは噴火での溶岩が流れて、そのあと再生した森。

　

歩いていくと、溶岩が流れていない場所もあって、そこは木の間隔が広く、

差し込む光も多く、根もはってなくて、はっきりわかるくらい雰囲気がよかった。

　

そして、目的の洞窟に到着。ライトも装着し、洞窟へ。

人ひとりがようやく屈んで通れるような細い場所をしゃがみながらライトを進んでいく。

　

奥まで進んで、全員のライトを消してみる。

そしたら、字の通り目の前が真っ黒になった。目を閉じても開いても真っ黒。

 

　

で、そしたらたんたんが、今からライトを消して、洞窟から出ようと言い出した。

えぇー！ライトあっても結構洞窟内部は大変なのにライトなしって危なくない？

大丈夫かぁ？ってその時は思った。

　

しかしもうスタッフ陣はやる気満々で(笑)

とても嫌だという雰囲気でもなく(笑)、ほぼ強制的に(笑)

暗闇が見えるスコープがあるから本当に危ないときは声をかけると言われながら(笑)

皆で縦一列になって協力しながら出る事になった。

　

皆で繋がりながら、声かけながら、手探りながら行ったらなんと、全員で脱出できた。

　

最後に、暗闇に差し込む、日の光がありがたかった。

そしてみんなで出れた一体感と達成感があった。

　

お昼をはさんで午後は、もう一つの洞窟へ行った。

一つ目と比べると大きくて、階段を下りていくと、温度が急に下がるのが

分かるくらい冷気がある洞窟だった。

 

 　

中の歩く場所も凍っていて、つららもできていた。

くだり坂が2回あって、天然氷のすべり台をやった。

必殺技おしり滑りが炸裂した。

這いつくばって奥まで行って、写真を撮って

行きはよいよい帰りは怖いで、たんたんに助けられながら、おしりで滑った道を登って戻った。

　

気温が低くて、さむい洞窟から出たら、あったかかった！

 

　

ホールアースに車で帰り、ふりかえりシートを書いて、感想を言い合った。

わりとこの時間が好きだったりする。

そうして家に戻る帰り道、運転しながら

"本当に真っ暗っていう状況って人生で経験ないなぁ"と、思い返してみた。

月明りも明るいし、建物の光、特に都会は自動販売機やらコンビニやら人工物が

多くて、夜でも明るかったりする。

真っ暗の世界を経験できただけでも、非日常だけど、

「目の前が真っ暗になった」という状況に陥った時に文字通り、「手探り」をしながら、

ゆっくり進みながら光を探せばなんとか出口は見つかるんだなぁ。と。

 

それも一人じゃなくて、皆で声をかけながら協力してやったことだからできたことで。

物理的か精神的に、もし本当に、目の前が真っ暗になった時に多少なりとも生かせるかも

しれないなぁこの経験。

 

すげぇぞホールアース自然学校！と妙に納得しながら、ひとり思ったのでした。

では、では、みなさんまた来月。

また楽しみにしてます。

 

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文：21期生はなちゃん（喜多）

→きれいな大阪弁のトレランガール！！