「静寂の銀世界~冬を感じる~」
雪が少ないこの冬ですが、2月の四季コースは、富士山で雪遊び。
雪を求めて森の中へ入っていく。
うっすらとしか雪がない山道を、カラフルなソリを片手に大人が集団で登っていきます。
目的地の火口に着いて、いよいよソリ遊びです。
火口で遊ぶって、ちょっとワクワク。
急な斜面、ところどころに顔を出す溶岩、真ん中の池に張った氷。
スリル満点のソリ遊びに、自分はびびってしまいました。
でもやってみると、真ん中の氷をソリでシューって滑り抜けるのは、すごく気持ちがいい。
2人乗りで勢いがつかず、氷の上で止まってしまったときはもうヒヤヒヤでした。
最後は講師が池にはまってしまいました。
冷たそう。雪山での濡れは大敵、だそうです。
夕食は、きりたんぽ鍋とチーズフォンデュ。
暖まります。きりたんぽも、いい感じ。
2月生まれのメンバーのお祝い、抱負を聞くのもいい時間。
そしてどういう流れだったか、「だるまさんが転んだ」と「はないちもんめ」をやることに。
影絵みたいで面白い。結構盛り上がりました。
翌朝テントから出ると。
なんと大きな富士山が目の前にどーん!
青い空と、白い富士山。雪をまとった木々。とっても静か。
呼吸が深ーくなる。新鮮な空気が体に広がる、最高の朝でした。
2日目は更に上に登ります。溶岩の黒と、雪の白がきれい。
ただやっぱり疲れる。
いつもはお母さんみたいな仲間が、「お腹すいたー」と何度も。
人を素直にしてくれる、大きな大きな富士山です。
しばらく歩くと、富士山の斜面が一面に広がります。
ものすごい景色の中で、身も心も解放され、富士山を遊び尽くします。
怖いもの知らずで急な斜面を滑る降りる人。
なだらかな斜面をのんびり滑る人。
雪合戦が始まったり。ソリに寝転んでリラックスしたり。
その間もひたすらソリで滑っている人もいたり。
それぞれのペースで好きなことを思いっきりやります。
最後はみんなで本気の雪合戦をして下山。
下山ももちろんソリ!
決まった道なんてないので、気の向くままに開拓していきます。
一歩一歩足を置くのはいいと思っていたけれど、
低い目線で木と木の間を滑り抜けるのは、とっても爽快で気持ちがいい。
いいところ見つけたっていう満足感も。
「最高に美しく、自由で、クリエイティブ」
はじめにきいた雪山の魅力。
のびのびと、それぞれのペースで、仲間とともに思いっきり楽しんだ、
美しい雪の富士山でした!
(文:21期生 ちかぼー)
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